DDVEアップグレード手順
更新済み
■概要
DDVE (Data Domain Virtual Edition) のDDOSアップグレードはサポートされていませんので、ユーザ様自身にて実施いただく必要があります。
手順としてはハードウェアモデルでのDDOSアップグレード(EMCによるサポートあり)と変わりはなく、とても簡単に行えます。
現時点でDDVEはversion 2.0、3.0、3.1があり、DDOSとは以下のように対応しています。
DDVE 2.0 ⇒ DDOS 5.7 ※5.7.32.0、5.7.32.2のみDDVE対応
DDVE 3.0 ⇒ DDOS 6.0
DDVE 3.1 ⇒ DDOS 6.1
例えばDDVE 2.0 (5.7.32.0もしくは5.7.32.2)からDDVE 3.0にアップグレードしたい場合は、DDOS 6.0のRPMを使用することで自動的に3.0にアップすることができます。
■事前確認
ソフトウェアモジュール(RPMファイル)の入手やお使いのバックアップソフトウェア等との互換性等、その他詳しい考慮点は別のページにまとめられておりますのでこちらも参考にしてください。
Data Domain DDOSをアップグレードする際の考慮点
https://community.emc.com/thread/190322
Data Domain DDOSソフトウェア・モジュールのダウンロード方法について
https://community.emc.com/thread/225305
Data Domain Compatibility Guide 確認方法 (DDOS/DDBoost/バックアップソフト互換性ガイド)
https://community.emc.com/thread/225675
Data Domain DDOS rpmファイルのMD5ハッシュ値確認方法
https://community.emc.com/thread/225557
Data Domain DDOS アップグレード 作業見積もり時間 (precheck)
https://community.emc.com/thread/225555
■アップグレード実施例(GUI)
System Managerの、MAINTENANCE > System画面にて行います。
中段、一番左の「Upload Upgrade Package」より、事前に入手したRPMファイルをアップロードします。
アップロードされました。次に「Upgrade Precheck (プリチェック)」でアップグレードが行える状態かどうかの確認を始めます。
※アップグレード自体を開始しますと最初にプリチェックが実施されますので、プリチェックのみの実施は必ずしも行う必要はございません。
プリチェックが完了し、アップグレードを行っても問題無い場合は、以下のような画面が表示されます。
何かエラーが出た場合は、サポートまでお問い合わせください。
アップグレードを開始します。対象RPMファイルを選択の上、「Perform System Upgrade」をクリックします。
以下の画面で「OK」をクリックすると開始されます。
実行中…途中で再起動が入ります。
そのうちに、右下に「Log In」ボタンが現れます。
再起動後に、再度ログインする必要があります。
※5.7と6.0では、GUIに違いがあります。
ログイン画面が白くなり、アップグレードされたことがわかります。
(5.7では青い模様が入ってます)
再ログイン後、DDOS、DDVE version共にアップグレードされたことを確認できました!
Avamar連携の環境でAVEもアップグレードを行う場合は、以下のページもご覧ください。
Avamar Virtual Edition (AVE)はユーザでもアップグレード可能との事ですが、どのようにアップグレードするのでしょう?
DDVEでも、DDOSアップグレード手順はDDVEのガイドではなく、DDOS毎のAdministration Guide、Command Referenceに記載されていますのでご留意ください。