ESRS Missing Gateway、Missing Device、File Count問題のトラブルシューティング
更新済み
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476519 : Customer How to Troubleshoot ESRS Missing Gateways, Missing Devices and File Count Issues https://support.emc.com/kb/476519
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(以下、参考訳)
『ESRS Missing Gateway、Missing Device、File Count問題のトラブルシューティング』
※スクリーンショット入りの添付ドキュメントESRS_missing_slides_rev_1.00.pdfもご参照ください
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本ドキュメントは下記問題のトラブルシューティングのヘルプです。
- ESRS Missing Gateway ESRS VE 3.xx (Gateway疎通不可状態)
- ESRS Missing Gateway ESRS 2.xx (Gateway疎通不可状態)
- ESRS Missing Device Clients (DC疎通不可状態)
- ESRS Missing Devices (デバイス疎通不可状態)
- High File Count / Old File ESRS VE 3.xx (Callhomeファイル残留状態)
- High File Count / Old File ESRS version 2.xx (Callhomeファイル残留状態)
A) ESRS Missing Gateway ESRS VE 3.xx (Gateway疎通不可状態)
(1) ESRS/VE仮想マシンをリブートし、ESRS/VE WebUIにログインします。
Connectivity StatusがNot connected からConnectedに復旧していないか確認します。
Connectedに復旧している場合は更なるアクションは不要です。
(2) Not connectedのままの場合は、ESRS/VE WebUIのDashboard - Service Statusにて各サービスがグリーン(正常)であることを確認します。
レッド(異常)の場合、以下のコマンドをVMに直接ログインして実行して復旧する場合があります。
service stop
service start
(3) WebUIのConfiguration - Network CheckにてRun Testを実行して、基本ネットワーク要件を確認できます。
ESRS EnterpriseサーバおよびGlobal Accessサーバへの接続性をチェックしています。
(4) VMのYASTネットワーク設定にて正しい情報が設定されているか確認します。
(5) お客様環境にてPolicy Managerが有効になっている場合、ESRS/VE WebUIのConfiguration - Policy Managerにて
Enable Remote Policy Managerをアンチェックして、一時的にPolicy Managerを無効化します。
DashboardにてページをリフレッシュしてConnectivity StatusがConnectedに復旧していないか確認します。
これで復旧している場合はPolicy Managerに問題があることになります。
(6) 接続性の問題を解決できない場合はEMCサポートにもご相談頂けますが、まずお客様のネットワーク管理者にプロキシやファイアウォール含めネットワークで何らかの変更が無かったかご確認ください。
ESRSのネットワーク要件につきましてはhttps://support.emc.com/kb/13285 およびInstallation and operations guide https://support.emc.com/products/37716_EMC-Secure-Remote-Services-Virtual-Edition/Documentation/ に記載されています。現在ご使用のバージョンのInstallation and operations guideをご覧いただく必要があります。EMCサポートにもご相談頂けます。
B) ESRS Missing Gateway ESRS 2.xx (Gateway疎通不可状態)
(1) サーバをリブートしESRS Gatewayがオンラインに復旧しているかどうか確認します。
注: ご使用のバージョンが2.26より低い場合、Microsoft UpdateによりESRS Certificateがコラプトする既知問題があります。該当する場合は、
\emc\esrs\gateway\deviceuuids.datおよびdeviceUUIDs.dat.backupを削除しGatewayサーバをリブートします。
15分後に、Configuration Toolよりオンラインに復旧しているかどうか確認します。
(2) お客様環境にてPolicy Managerが有効になっている場合、Configuration Toolにて一時的にPolicy Managerを無効化しオンラインに復旧していないか確認します。
これで復旧している場合はPolicy Managerに問題があることになります。
(3) 接続性の問題を解決できない場合はEMCサポートにもご相談頂けますが、まずお客様のネットワーク管理者にプロキシやファイアウォール含めネットワークで何らかの変更が無かったかご確認ください。
ESRSのネットワーク要件につきましてはhttps://support.emc.com/kb/13285 およびOperations guide https://support.emc.com/docu55297_EMC_Secure_Remote_Services_Release_3.08_Installation_and_Operations_Guide.pdf?language=en_US&language=en_US に記載されています。
C) ESRS Missing Device Clients (DC疎通不可状態)
製品モデルによってデバイス上のESRSクライアントを利用してEMCへESRS接続することが可能となっています。
これらのシステムでは、Control StationやService Processor等の製品コンポーネント上にESRS 2.xソフトウェアがインストールされます。
VNX, VNXe, XtremIO, VMAX等の製品にこのオプション(Device Client)が存在し、ESRS専用のホストやVMが無い場合に使用されます。
(1) Device Clientの構成を確認します。Device Client構成はプロダクトの管理ツールに統合されていますので、ESRS Device Clientの構成方法等につきましてはOnline Helpやプロダクトドキュメントをご参考にしてください。
(2) お客様環境にてPolicy Managerが有効になっている場合、Configuration Toolにて一時的にPolicy Managerを無効化しオンラインに復旧していないか確認します。
これで復旧している場合はPolicy Managerに問題があることになります。
(3) 接続性の問題を解決できない場合はEMCサポートにもご相談頂けますが、まずお客様のネットワーク管理者にプロキシやファイアウォール含めネットワークで何らかの変更が無かったかご確認ください。対象製品のドキュメントをご参照の上、Device Client使用上の要件をご確認ください。
D) ESRS Missing Devices (デバイス疎通不可状態)
ESRS Missing DevicesにつきましてはKB: https://support.emc.com/kb/205618 をご参照ください。
E) High File Count / Old File ESRS VE 3.xx (Callhomeファイル残留状態)
ESRS/VE仮想マシンをリブートし、ESRS/VE WebUIにログインします。滞留ファイルが転送されているか確認します。
転送用ディレクトリから全てのファイルを一時ディレクトリに移動し、少しずつ元のディレクトリに戻して特定のファイルが問題を起こしているか切り分けます。
対象のディレクトリは以下のとおりです。
/opt/esrsve/gateway/work/connecthomeupload
/opt/esrsve/gateway/work/dmb
/opt/esrsve/gateway/work/ftproot/localuser/ONALERT/incoming
/opt/esrsve/gateway/work/httpsroot/incoming
/opt/esrsve/gateway/work/mailroot/drop
それでも転送されない場合、お客様のネットワーク管理者に何らかの変更が無かったか確認します。またEMCサポートにもご相談頂けます。
重要: 対象のESRS/VEがIsilon、RecoverPoint、XtremIOデバイスを管理している場合でかつ高頻度でCallhomeファイルを受信している場合は、以下のKBもご参照ください。https://support.emc.com/kb/206907
F) High File Count / Old File ESRS version 2.xx (Callhomeファイル残留状態)
Gatewayサーバをハード・リブートします。10-15分程待ってからファイルがクリアされているか確認します。
・Start - Programs - Administrative Tools - ServicesのServices mmcを開きます。
・Gateway Serviceを選択します。
・EMC SRSGateway Serviceを停止します。2分程度待つとWatchdog serviceがGateway Serviceをリスタートします。(必要に応じてmmcをリフレッシュします)
・以下のディレクトリをチェックし、ディレクトリ内容が空になっているかファイル数によっては減少していることを確認します。
install_drive:\emc\esrs\gateway\work\ftproot\localuser\onalert\incoming\
install drive:\emc\esrs\gateway\work\mailroot\drop\
ファイル送信が完了すれば問題は解決されています。解決しない場合は以下のステップを続行します。
・EMC SRS Watchdog Serviceを停止してから、EMC SRSGateway Service、FTP Publishing Service、Simple Mail Transport Protocol SMTP Serviceを停止します。
・2分程度待ってからEMC SRS Watchdog Serviceを再起動します。2分程度待つとEMC SRS Watchdog Serviceにより他の3個のサービスが再起動されます。
・以下のディレクトリをチェックし、ディレクトリ内容が空になっているかファイル数によっては減少していることを確認します。
install_drive:\emc\esrs\gateway\work\ftproot\localuser\onalert\incoming\
install drive:\emc\esrs\gateway\work\mailroot\drop\
上記のいずれでも改善しない場合、Configuration ToolにてGWがEnterpriseサーバに対してコネクティビティを持っているか、
またPolicy Managerが有効化されている場合、接続されているか確認します。
・もう一度リブートします。
・リブート後にファイルが転送されて空になっているか確認します。
・転送されない場合、残留ファイルを全て一時フォルダに移動させます。このファイルを10個ずつ元のフォルダに格納していき、転送されるかどうか様子を見ます。
それでも転送されない場合、お客様のネットワーク管理者に何らかの変更が無かったか確認します。またEMCサポートにもご相談頂けます。