ESRS/VEへの仮想NIC追加方法
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ESRS/VEを導入すると仮想NICが1個設定されていますが、管理デバイス用ネットワークとESRSインフラサーバ向けネットワークといったように仮想NICが複数必要となるケースが考えられます。その場合は以下のように仮想NICを追加することが可能です。
なお、必ずデフォルトのNIC(eth0)をストレージ装置(Management LAN)側に接続し、2個目のNICはESRSインフラサーバ(インターネット)側に接続するようにしてください。
(1)ESRS V3のInstallation and Operations Guideに従ってVMを構成します。
仮想NICが1個の状態でインストールと構成が完了し、ネットワークが正しく機能していることを確認します。
(2)「shutdown -h now」コマンドでVMをシャットダウンし、VMが電源オフ状態になっていることを確認します。
(3)vSphere ClientにてVMを右クリックし"Edit Settings"をクリックします。
(4)HardwareタブにてAddボタンをクリックします。
(5)Ethernet Adapterデバイスを選択しNextをクリックします。
(6)Adapter TypeとしてE1000を選択し、適切なネットワークのNetwork labelを選択します。
Connect at power onがチェックされていることを確認し、Nextをクリックします。
(7)設定が正しいことを確認しFinishをクリックします。
(8)Edit Settings画面に戻り、"New NIC(adding)"と表示されます。OKをクリックして画面を閉じます。
(9)VMをPower ONして、コンソールを表示させます。
rootにてログインします。
(10)YAST Configuration Toolを起動し、 [Network Devices]-[Network Settings]を選択します。
(11)未構成のインタフェースを選択、[Edit]を押下(Alt-I)し、[Network Card Setup]-[Address]画面に移動します。
(12)[IP Address] に移動(Alt-I)し、IPアドレスを入力します。
[Subnet Mask]に移動(Alt-S)し、サブネットマスクを入力します。
[Hostname]はブランクのままにしておきます。
[Next]を押下(Alt-N)し、次の画面に移動します。
(13)"No hostname has been specified..."のプロンプトが表示されます。デフォルトのYを押下します。
(14)"Warning: The firewall is active..."のプロンプトが表示されます。デフォルトのYを押下します。
(15)再度"No hostname has been specified..."のプロンプトが表示されます。デフォルトのYを押下します。
(16)[Network Card Setup]-[General]画面に移動します。
デフォルト設定のまま[Next]を押下(Alt-N)し、次の画面に移動します。
(17)構成変更がセーブされます。
(18)YASTが終了しプロンプトに戻ります。
ifconfigコマンドを実行し、追加されたEthernet Adapterを確認します。
NIC 2枚構成とした後、2個目のNICにスタティックルートを追加する必要があります。
スタティックルート追加手順は、英語になりますが https://support.emc.com/kb/304076 の「Setup the static routes」の節をご参照ください。
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