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2014年5月19日 23:00

VNX Unity OE Upgrade手配について

EMCのプレミアムサポート・Pro Support Mission Critical Option・Pro Support Plusを契約頂いておりますと、リモート(ESRS/Webex/Modem)を経由で最新版及びお客様指定のバージョンへのアップグレード作業をEMCのアップグレード担当エンジニアにて実施する事が可能です。

【注意】エンハンスサポート(ProSupport NBD含む)につきましては、バージョンアップグレード作業は、お客様での作業となります(ご要望に応じて有償での作業も可能です)。エンハンスサポート契約内容は製品の保証、保守、サービス内容(製品案内)ページより、カスタマー サービス オプションエンハンスサポートオプション』を選択後、『ソフトウェア リリースのインストール作業』項目をご参照ください。

 

アップグレードを依頼される場合は、下記の情報をカスタマーサービス担当者までお伝え頂き、作業日の段取りを行ってください。

VNX/Unityのアップグレードの流れを想定しております。

【お客様にて準備いただく・伝える内容】

項目 備考
お客様 会社名  
Party ID お客様番号
対象製品Family VNX/Unity
対象製品S/N  
作業希望日時 10営業日前までに通知ください平日・休日・夜間問わず対応可能です
リモート作業方法 ESRS/Webex/Modem ※選択してください
作業開始・完了連絡先 ※メールでの連絡になります。 電話での連絡をご希望の場合、時間帯により英語での対応となりますのでご了承願います。
緊急連絡先 作業実施中に緊急連絡が必要となった場合の連絡先(電話) ※緊急時は日本の担当者からご連絡いたします。
現行バージョン  
ターゲットバージョン 指定がなければリリースされている最新版の適応となります
その他  

 

【作業までの流れ】

  1. お客様から上記情報をカスタマーサービス担当者に連絡
  2. 作業日時の確定 ※SR番号が発行されます
  3. 事前作業
    VNX File OEのアップグレードについては、事前にPre-check Scriptを実行して、機器の正常性を確認します。
    事前チェックスクリプトの実施方法はVNX Unified Upgrade事前チェックツール利用手順をご参考ください。
リモート接続タイプ 事前準備実施方法
ESRS 全てリモートにて担当者にて事前チェック・アップグレードファイルの転送準備を行います。
Modem

アップグレードファイル準備(担当者より郵送させていただく事も可能です)。

 ※郵送する場合は郵送先住所を合わせてご連絡ください。

事前のPrecheck Log採取

 ※Pre-check実施 Log採取につきましては、リモートで実施可能ですがファイルサイズが大きい為、採取したLogにつきましては、FTPやSRにUploadをお客様にお願いする事になります。 必要に応じて担当者より別途ご案内させていただきます。

Webex 作業日の5営業日前程度(お客様ご都合に合わせて)にWebex経由で事前作業を実施致しますので、事前作業の実施希望日時を合わせてご連絡ください。

 

  1. 作業実施
    • 作業担当者よりメールにて作業開始連絡が送信されます。
    • Webexでの実施の場合、作業実施の30分程度前より、WebexのSession参加の依頼メールが送られます
    • お客様から作業担当者へコンタクトを取られたい場合は、お客様番号と発行されたSR番号をカスタマーサポートセンターまでご連絡ください。
    • 作業担当者より作業完了次第、メールにて作業完了連絡が送信されます。

 

【よくあるご質問】

 

質問 回答
作業時間はどのくらいですか?

予定時間としては

VNX(Block)/FlareCode が約3時間

VNX(File)/NAS(Dart) Code が約3時間 

Unityは2時間 ※Drive Firmwareのアップグレードが含まれる場合は3時間

としておりますが、構成や環境により前後する場合がございます。

事前作業はどのくらいの時間ですか? ファイルの転送速度にもよりますが、約2時間程度です
アップグレードに際してサービス停止は必要ですか?

バージョンや、構成にもよります。VNX (File or Unified)の例ですとFile OE Upgrade時にData Mover(File Server)のFailover / Faiback もしくはRebootが行われます。

ファイルサーバへ約1分~2分程度のアクセス不可時間が発生。
※通常運用中にData Moverの障害が発生してFail Overされるのと同様の時間です。

※Patchの適応が必要な場合はアクセス不可時間は2度発生します。

※In Familyの場合はFailover /Failbackで実施可能。 

※Data Moverの搭載数により回数・所要時間は異なります。

 

Control Stationにて行われているReplication Job等は作業の間停止となり、作業後から再開となります。Replicator v2ではFile OEアップグレード時にReplicatorセッションを停止する必要はありません。

 

Block OE及びUnity OEのアップグレードの際には、SP(Storage Processor)が片側ずつ数回Rebootしますので、Path冗長構成(マルチパス)の無いサーバはアクセス不可となります。Path冗長構成の場合は、PathのFailover&Failbackが発生する為、若干のパフォーマンス影響が出る場合がございます。したがって、比較的I/Oの少ない時間帯での実施を推奨しております。

作業当日の作業の流れを教えてください

◆VNX Uified◆

例:0:00スタートした場合の大枠の流れ

0:00  直前ステータス確認
0:30 File OE(ファイルサーバ側)アップグレード開始
  2:00-2:30 Data Mover Reboot or Failover & Failback (実質1分~2分程度))
  ※このタイミングはご指定可能です。

  ※このタイミング以後はファイルサーバへのアクセスは可能です。

    ※パッチの適応が必要な場合は、別途同様にData Mover Failover & Failback(実質1~2分程度)が発生します。

3:00 Block OE(ストレージ側)アップグレード開始 (片Path稼働時間)
  3:00-5:00までの間SP(Storage Processor)が交互にリブートします。
  ※開始のタイミングはご指定可能です。指定がなければFile OE Upgrade完了後そのまま実施致します。
5:00  ステータスチェック
5:30 Log取得
6:00 作業完了

 

◆Unity◆

例:0:00スタートした場合の大枠の流れ

0:00  直前ステータス確認

0:15 アップグレード開始

0:30-1:45までの間SP(Storage Processor)が交互にリブートします。

1:45  ステータスチェック

2:00 作業完了

 

【大よその作業時間一覧】

内容 大よその時間
FILE OE Upgrade 3時間
BLOCK OE Upgrade 3-4時間
Unified OE Upgrade 6-8時間
Drive Firmware with Vault Drives 6時間
Drive Firmware without Vault Drives 2時間
Unity OE Upgrade 2時間

BlockOE Release33 Patch074以後 LCCのFRUMON(ストレージ内部コントローラー用のファームウェア)のアップグレードが含まれる為、作業時間が長くなる場合があります。(上記時間はVNX例)

Unity 所要時間についてはOEのみ2時間、Firmwareを含めて3時間

(参考:UnityのドライブFWアップデートについて

*2020年1月 Ayas 追記

Unityのアップグレードサマリー

Unity3.jpg

Data MoverのFailover/ Failback or Rebootのタイミングで電話連絡が欲しいのですが?

現時点では多くのアップグレード部門のエンジニアは英語圏になります。英語連絡であれば都度連絡を差し上げる事は可能です。 ※日本の日中時間帯には日本語対応エンジニアのアサインも可能です。

現行のバージョン及び作業後のバージョンの確認方法は?

VNXの場合

Unisphereから下記の様に確認が可能です。 作業前後で変更されている事をご確認ください。

Version.gif

Unityの場合

Unisphereから下記の様に確認が可能です。 作業前後で変更されている事をご確認ください

unity1.jpg

Unity2.jpg

ESRS Device Client経由でもリモートで対応可能ですか?

ESRS Device Clientの場合(Control StationをESRS Serverとして利用している場合)は、アップグレード作業はできません。したがって、Webex等別経路でControl Stationにloginできる端末をご用意いただく必要がございます。

※Block OnlyのDevice client on SPはESRS経由で可能です 2018/10現在要確認 

Upgrade用のファイルはどうしたらよいですか?

ESRSの場合は、事前にEMCのエンジニアが対象コードのファイルを転送しておきますので、お客様側での準備は不要です。

WEBEXやMODEMでの実施の場合は、事前にファイルのダウンロードリンクをご案内しますので、作業日前までに準備をお願いします。

Webexで行う作業とESRSで行う作業で何か違いがあるのでしょうか?

ESRS GW Client経由で実施する場合は、お客様で事前の準備や作業当日に何か実施して頂く必要はなく、全てEMCにてリモートより完結が可能です※Policy Managerを利用でApprovalが必要な場合は除く。

Webexの場合は、お客様にて機器に接続が可能な端末を用意いただき、Internetに接続しEMC Remote Engineerからのセッションリクエストを許可して頂く必要がございます。また、作業当日以外にも事前確認の為の作業調整やファイルのダウンロード等をお願いする必要がございます。

 

【Webexでの作業の場合】

Webex作業をする際に、下記のツールを使用する場合がございますので、事前にデスクトップにご用意をいただく様お願いします。ダウンロードはこちらで:ftp://ftp.emc.com/pub/rcm/Tools/JP/ 

  • SSHツール(Putty/Terra
  • Winscp
  • Navicli
  • Unisphere Client
  • Unisphere Service Manager(USM)
  • Java(現行バージョンが7.xxでない場合)
現在リリースされている最新バージョンは?

https://support.emc.com/docu39695_Target-Revisions-and-Adoption-Rates.pdf?language=en_US 及び

https://emcservice--c.na55.visual.force.com/apex/KB_How_To?id=kA5j00000008VAT 

  をご参考ください
Upgradeした場合の接続性・他ソフトウェア等の依存性の問題がありますか? https://elabnavigator.emc.com/eln/elnhome のE-Lab Navigator を参考にご利用されている環境の依存性をご確認ください
自分でアップグレードを実施したい。もしくは作業手順を事前に頂きたいのですが?

プレミアムサポート契約ではない場合、下記より手順書を作成して、自身でUpgradeをする事も可能です。

VNXの手順:VNXシリーズ 手順書

Unityの手順:https://support.emc.com/docu69896_Dell-EMC-Unity-Family-Upgrading-Unity-Software.pdf?language=en_US

 

アップグレード用ファイルは https://support.emc.com/downloads からダウンロード可能ですが、support.emc.comのアカウント登録が必要になります。アカウント作成はhttps://community.emc.com/docs/DOC-25233を参考ください。

Unifiedモデル/Fileモデルで、FileコンポーネントのOEとブロックコンポーネントのOEの片方だけをアップグレードできますか?

7.1.55.3と5.32.000.5.011の組み合わせ以降は出来なくなっています。

 

VNXシリーズのMY DOCUMENTSサイト(https://mydocuments.emc.com/requestMyDoc.jsp)で「VNXソフトウェアの更新」ドキュメントを作成すると「VNX OEの更新」セクションに

 

  1. VNX OEのインストール
  2. VNX OE for Fileのインストール
  3. VNX OE for Blockまたはイネーブラーのインストール

 

の3つが出てきますが、同じセクションの「注意」に書かれているように「emc261310で互換性のあるFileソフトウェアとBlockソフトウェアの組み合わせ」で実施する必要があります。

2や3を選択してFileのみ、Blockのみをアップグレードしようとしても、emc261310に紐づいて作成されているhttps://servicepartners.emc.com/restricted/primus/emc261310.pdfを見るとわかるように7.1.55.3と5.32.000.5.011の組み合わせ以降はFileとBlockのOEが1対1に対応してしまっているために、片方のみをアップグレードしてしまうと互換性がなくなってしまいます。

Unifiedモデル/Fileモデルで、FileコンポーネントのOEとブロックコンポーネントのOE両方をアップグレードする際に、どちらのコンポーネントから先にアップグレードを行うのが推奨なのでしょうか?

Fileコンポーネントが先で、Blockコンポーネントが後です。

 

前述(前の回答)の「1. VNX OEのインストール」に以下の記載があります。

「VNX for File ソフトウェアを最初にインストールし、次にVNX for Block ソフトウェアをインストールします。この方法は、新しいFile ソフトウェアおよびBlockソフトウェアのアップグレードでのデフォルトであり、推奨されるインストール方法です。」

アップグレード後に不具合があった場合にダウングレード(ロールバック)の対応は可能でしょうか? 工場出荷時に戻す事(Dataも構成も消えます)は可能ですが、作業前のバージョンに戻すという対応は行っておりません。アップグレード後に万が一不具合が発生した場合には、リモートサポート部隊にて解決対応をさせて頂きます。

Community Manager

 • 

4.9K メッセージ

2015年4月1日 01:00

VNXのアップグレードに関して時々聞かれる質問があるのでFAQっぽく追記しておきます

【質問】

Unifiedモデル/Fileモデルで、FileコンポーネントのOEとブロックコンポーネントのOEの片方だけをアップグレードできますか?

【回答】

最近(7.1.55.3と5.32.000.5.011の組み合わせ以降)は出来なくなっています。

VNXシリーズのMY DOCUMENTSサイト(https://mydocuments.emc.com/requestMyDoc.jsp)で「VNXソフトウェアの更新」ドキュメントを作成すると「VNX OEの更新」セクションに

  1. VNX OEのインストール
  2. VNX OE for Fileのインストール
  3. VNX OE for Blockまたはイネーブラーのインストール

の3つが出てきますが、同じセクションの「注意」に書かれているように「emc261310で互換性のあるFileソフトウェアとBlockソフトウェアの組み合わせ」で実施する必要があります。

2や3を選択してFileのみ、Blockのみをアップグレードしようとしても、emc261310に紐づいて作成されているhttps://servicepartners.emc.com/restricted/primus/emc261310.pdfを見るとわかるように7.1.55.3と5.32.000.5.011の組み合わせ以降はFileとBlockのOEが1対1に対応してしまっているために、片方のみをアップグレードしてしまうと互換性がなくなってしまいます。

【質問】

Unifiedモデル/Fileモデルで、FileコンポーネントのOEとブロックコンポーネントのOE両方をアップグレードする際に、どちらのコンポーネントから先にアップグレードを行うのが推奨なのでしょうか?

【回答】

Fileコンポーネントが先で、Blockコンポーネントが後です。

前述(前の回答)の「1. VNX OEのインストール」に以下の記載があります。

「VNX for File ソフトウェアを最初にインストールし、次にVNX for Block ソフトウェアをインストールします。この方法は、新しいFile ソフトウェアおよびBlockソフトウェアのアップグレードでのデフォルトであり、推奨されるインストール方法です。」

166 メッセージ

2018年6月22日 01:00

https://community.emc.com/docs/DOC-57676

EMC製品アップグレード作業標準サポート対応のコンテンツがありますので、ご参考まで

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