未解決
この投稿は5年以上前のものです
Community Manager
•
4.9K メッセージ
0
3883
VNXの導入手順_ドラフト
※【注意】ドラフト版です。まだ完成してません。
VNXの導入方法を説明したドキュメントは多々存在していますが、導入全体の流れをつかむことが出来ないと、何からスタートをしてよいのか、膨大な量のドキュメントのどこから手をつけてよいのかのイメージがわきにくいと思います。
このドキュメントではVNX導入の全体的な流れ、及びそれぞれの流れ(フェーズ)の中で必要な情報リソースの場所を提示することにより、可能な限りそのイメージを簡単に持てるようになることを目的としています。
概念図_3
上記概念図_1、_2、_3は全て基本的に同じものです。
概念図_1と_2は3つのコンポーネントに分けることができ、一番上はホスト、真ん中はネットワーク、そして一番下がストレージです。
一番上のホストコンポーネントにはVNX_File、VNX_Unifiedで利用されるデータムーバーも入ります。これはストレージやネットワークからみるとホストもデータムーバも大きな違いはないためです。参考:データムーバーって一体何をしているの?【Ranboシリーズ】
真ん中のネットワークコンポーネントでは、SANではゾーニング、iSCSIではイニシエーターの設定等を行いホストとストレージの間の通信経路を確保します
そして一番下のストレージコンポーネントがVNXのメインパートで、LUNの作成やマスキング(ストレージグループ作成)等を行います
また、概念図_3は3つのコンポーネントからネットワークを抜かしたデータムーバ(ホスト)とストレージについて記述されており、比較的レイヤの高い(レイヤ3以上)部分のVNX_Fileの動作に注目しています。そのために構成図_3の右側に書かれているSP-AとSP-BはIPネットワークを利用した管理通信用のマネージメントポートである点にご注意ください(ホストとのデータやりとりを行うデータポートではありません)。
この3つの概念図が同じものを意味していることが分かると、少しイメージがわきはじめるのではないでしょうか。
そして、以下はVNX導入の流れを書いています。VNX BlockからFileまで一般的な作業内容のフローを読み取ることが出来ます。
VNX導入の流れ
(Block区分)
(以下File区分)
ホスト、ネットワーク、ストレージそれぞれのコンポーネントにおける作業内容と参考資料について以下に記載します。
ホストコンポーネント
項番 | 作業内容 | 参考資料 | 備考 | 実例/ディスカッション スレッド |
---|---|---|---|---|
H-0 | ホストOSごとの設定確認や注意点の確認 | 以下それぞれのホストOSごとにガイド(英語)が準備されています
|
内容が多く英語であるために最初は困難だとは思いますが、(できれば)最初に一通り目を通しておくことをお勧めします | |
H-10 | PowerPathのインストール | PowerPath Installation and Administration Guide 以下それぞれのホストOSごとにPowerPathのインストール方法が記載されています
|
マルチパスソフトウェアとしてPowerPathを利用しない場合は不要です |
ネットワークコンポーネント
項番 | 作業内容 | 参考資料 | 備考 | 実例/ディスカッション スレッド |
---|---|---|---|---|
N-0 | ファイバーチャネル接続の構成 | 以下それぞれのホストOSごとにガイド(英語)が準備されています
|
最も重要なことはZoningを行うことです。Zoningを行わないとホストとストレージ間の通信はできません。 Host Connectivity Guideでは利用するホストOSにより情報が記載されているセクションが異なります。例えばWindowsでは、「Chapter 2 Fibre Channel Attached Environments」セクション、ESX(i)では「Connectivity」セクション、Linuxでは「Chapter 2 Fibre Channel Connectivity」セクションなどを参考にしてください。 EMCではベストプラクティスとしてシングルイニシエータ、シングルターゲットを推奨しています Best practices for single initiator zoning (one initiator, one target)[英語] |
Zoningの説明 - エキスパートに聞こう!ストレージの原則と技術 |
N-10 | iSCSI接続の構成 | 以下それぞれのホストOSごとにガイド(英語)が準備されています
|
Host Connectivity Guideでは利用するホストOSにより情報が記載されているセクションが異なります。例えばWindowsでは、iSCSIが「Chapter 3 iSCSI Attach Environments」セクション、ESX(i)では 「Connectivity」セクション、Linuxでは「Chapter 4 iSCSI Connectivity」と「Chapter 5 Narive Linux iSCSI Attach」セクションなどを参考にしてください。 iSCSI接続に関しては多くの推奨設定を含む情報が以下ナレッジベースに記載されています。 CLARiiON and VNX: Facts, limitations, and recommended settings when using iSCSI.[英語] 推奨設定の中でも重要なのは、以下2点です。 ・マネージメントポートとデータポートを同じサブネットに入れない ・ホストの複数NICや、ストレージの同じSPの複数ポートを同じサブネットに入れない Problems with iSCSI hosts when SCSI ports share the same subnet[英語] 全てのIPネットワーク機器が対応していれば「ジャンボフレームの利用」や、WindowsとESX(i)ホストの場合「DELAYED ACKの無効可」も考慮に入れてください。 ESX(i):Why is ESX performance slow when using iSCSI?[英語] Windows:Recommended TCP/IP settings for Microsoft iSCSI configurations to fix slow performance[英語] |
iSCSIイニシエータをCLARiXアレイに接続するベスト プラクティス VX5300 VSphere 5 iSCSIに対するフェイルオーバー・モードとイニシエータ・タイプのベスト・プラクティス |
compus
151 メッセージ
1
2014年2月20日 23:00
こんにちは。
手順書を作成するにあたり、あまり関係ないかもしれませんが。。。
VNXの初期セットアップ時に重要なツールとなってくるのが「VNX Installation Assistant」!!
このVIA実行時にfailしてしまった際のリカバリ方法のKBを日本語訳して手順書に追記したら如何でしょうか。
セットアップ時のErrorはつきものですし、リカバリの手順も日本語化されていると非常に心強いです。
初期セットアップが完了しないと、それ以降のセットアップが全くできません。
このKB参照されたことある方、意外に多いのではないでしょうか!?
<ナレッジ>
・Article Number:000014317 Version:2「How to reset the VNX for File/Unified system back to a state where the VNX Installation Assistant can be rerun(emc261639)」
・Article Number:000172726 Version:2 「VIA fails on Rockies right after IP addresses were entered」
Uehara Y.
Community Manager
Community Manager
•
4.9K メッセージ
0
2014年5月1日 19:00
compusさん
ずっと気になっていたこの提案について(やっと)「日本語化するぞ!」と意気込んでいたのですが、教えて頂いたナレッジは両方ともアクセス権限が高く、フォーラムでは情報公開できない内容であることに今気がつきました。。そのために今回は申し訳ないのですが日本語への翻訳は見送らせていただきます。
また何かご提案がありましたら是非お教えください!(ご提案ありがとうございました)