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原題:Looking forward to 2018: Vertical “Stack Wars” are upon us.

 

2018年へ向けてのブログ最終章

 

注意:VirtualGeekはあくまでぼく個人ブログであり会社のオフィシャルブログではないということを理解してほしい。

まれにコンテンツを削除するけれどそれはお客様に迷惑がかかるような場合のみ。

とりあえずそういうことで・・・・

 

第一弾:HCIの概要と“build” and “buy”(組み立てながら揃えていく。。) の新しいコンセプトについて。

 

第二弾:HCIが何たるものかという僕の私見、そしてHead-Fake(見せかけ)であるということ。インフラですらないということ。

(プライベートなas a Service(*aaS)のほうがずっとそれに近く柔軟性があるということも含め) 

 

今回の第三弾は短くてわかりやすくするつもりだ。もしかしたら物議をかもすかもしれない。“lock in”(全部お仕着せ) の人が穴倉からつまみ出される可能性が出てくるから・・・つまり僕らは垂直的階層戦争“Stack Wars”に突入しているってことについて話したい。この戦争は従来型のエコシステムの崩壊と再構築のきっかけになる。

 

僕の最初のポストが実際のきっかけだと思っている。さながら“assassination of Duke Ferdinand”(注:第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件のこと)のようなもんだ、(といってもHCIそのものについてではなくそそれが持つ意味あいにおいて)

VG1.jpg

お客様は“build” and “buy”での選択を新しいスタックにおける希望として評価している。注目すべきは多くの人が“build and buy”の認識をはき違えているいるってことだ。“buy”で機器選択をするというより、説明責任を誰かに負わせるための“build” and “buy”にしたいんじゃないかとね。

これは今に始まったことではない。Public Cloud やSaaSというのは選択の可能性、を提供するものとしてこの数年光り輝いている、しかしその下に内包される階層に関しては選択の余地がない。そういった意味では真の選択の自由、が使う人にあるわけじゃない。

 

選択され、構築される機器のバリエーションの広がりは“break a stack”(階層の破壊=既存環境を壊して作る。。の意味)よりも素晴らしくなければならないし素晴らしいはず。こういう古い物の上に新しく構築するってのは何とも気持ちがいいもんさ。大変な労力と知力が必要ではあるけれど。

 

そう、ここがまず2018年の進むべき道。新しく作り直すということは最初は痛みを伴うものだけど、2017年を見てきただろう、Software Defined Network が再構築され,また伸びてきたその動きを。これがHyper Converged Infrastructure 界 でも起こると僕はみている。

 

確かに最初のポイントである『breaking a stack』(既存階層の破壊)は致命的だ。

二つ目のポイントはその論理的なステップ。人々はサーバも、ストレージも、ネットワーク、もしくはCI/HCIも同じような観点からほしいとは思っていない。人々はプラットフォームそのものを消費 したいだけで、構築したいわけではない。つまり、IaaS/PaaS/CaaS/DaaS(*注1)プラットフォームそのものを望んでいる。

 

ちょっといいすき?

そりゃアプリケーションや環境によってはプラットフォームそのものを挿げ替えられるってわけじゃない、今までのようにserverやnetwork、storageが必要な物もある。それでもなお、僕の主張はこうだ。お客様は新しい形の選択肢の一つとしてクラウド上にもプラットフォームを望んでいる。

 

この2つ目のポイントでは、結局consolidator(サービスを提供する側)は独善的にすべてを選択構築しなければ意味がない。

もちろんIaaS/PaaS/CaaS/DaaSのレベルまで含め。そうじゃないとゲームには参加できない。それこそ単純化を求めるマーケットの要求に答えられないってことになる。

 

そう、これこそが核心だ。この流れの中で沢山のプレーヤー達がどうふるまうのか。そしてこれこそ僕が恐れ、興奮しているところ。武者震いってやつだ。Dell Techとして僕らはIaaS/PaaS/CaaS/DaaSスタック、もちろんAI(人工知能)/ML(機械学習)を抱えたIoTに沿う材料きちんと用意している。

しかしこれらを総合的に提供するという点においてはまだ開発途中だと言わざるを得ない。これこそ2018の挑戦であり、僕らの力なら確実に、そして迅速にできる、というかできなきゃいけない。

 

この投稿が火種になるわけ。。。

 

なぜならお客様というのは選択の余地がなくなることを嫌うからだ。世の中の流れとしてインフラの商品化、とインフラ内部にある商品達(ハードウェアともいう)、という二つの流れがあるとしても、結局それらは IaaS/PaaS/CaaS/DaaS プラットフォームとしての商品へ集約されることに他ならない。

ハードウェアとソフトウェアの違いにおいてプラットフォームのそれは次元が違う。プラットフォームというのは機能であり、サービスであり経済活動そのものにつながるからだ。

 

人々は『プラットフォーム』を選択するようになる。ということは絶滅危惧種になるのは・・・

 

*オープンシステムの評価や情報を取得する人達

*きょうびのITエコシステムで大半のオープンシステム構築をする人達

*単一のシステムしか持たないSierとか・・・・

 

一気に事が進むとは思わない。地球温暖化と同じように、少しずつ世の中が変っていく。その中で淘汰されるものがあるということ。

悪いことばかりじゃない、流れというものをどんどん良いものにできるのが人間というものだから。“vertical stack wars”(垂直階層戦争)をもっとポジティブにとらえるべきだよ。

IT業界での商品(コモディティ)概念の変革はそれまでのIT業界における経済的体系そのものにおける入れ替え、という新しいエコシステムの創造

につながるものだと思っている。

 

僕らの行く道はクリア(少なくとも僕はね)だ。3つの基本はこれだ。

 

①IaaS/PaaS/CaaS/DaaS layerまでを構築できる強い基盤を持つこと。

a.アプリケーションとの透過的な関係は変わらない、いわゆるガラス板としての役割を持つこと。

b.サーバハードウェアは従来の(そしてこれからも)重要商品(コモディティ)での一つであるということ。いわば土台。

c.ストレージハードウェアそしてdata protection (またはそこに内包されるSDS) もDataのある場所、として重要さは変わらない、ということ。

d.ネットワークハードウェアは商品(コモディティ)としてとらえるということ。

e.compute/storage/networking/security softwareは抽象化すること。

f.融合的で単純明快なIaaS, PaaS, CaaS モデル を作ること。

g.IaaS/PaaS/CaaS/DaaSだけでなく関連するアプリケーションをも含むすべてのフィールドに適応できる専門的な知識を持つこと。

 

②オープンであること。

Dellが持つエコシステム、VMwareが持つエコシステム、そして Pivotalのエコシステムは少しづつ共有はしている。

実際僕らは“stack sub-component”(階層を作り上げている要素) のオープンエコシステムでは最強といってもいい。しかしそれだけでいいのかどうか?勝つためにはもっとお互いにかかわりあう必要があるのではないだろうか。

 

③同時に独自性を持つこと

単純明快に僕らの持つ強みに関しては力をかける、ってこと。

Dell Technologies の提供するオンプレプラットフォームをより快適に柔軟に提供するために最大の努力を惜しまない、そしてそれらを

IaaS, PaaS, CaaS , DaaSレイヤー、もちろんハイブリッドとして融合できるようにすること。HCIでももちろんhyper-scale public cloudsも含めて。

 

①②は大丈夫そうだよね。でも③ができないとこれからは立ち行かない。大変そうだけどこれが面白い!

 

オープンエコシステムはサポートしてもStack(階層)のサポートはしない、なんて言わないようにしないといけない。この垂直階層戦争“vertical stack wars”の中では①と②だけでは十分じゃない、これから少なくとも10年生き残りたいというのであれば③が不可欠だ。

 

お金やリソースのある人はこの変革の流れの中で方向性を決めかねている、その理由は

1:僕の勘違い。(よくあることさ)

2:潮時を見極めている。

3:何が起きているかわかってはいるけれどトレンドが不明。

 

Ciscoの例を挙げよう・・・・

ライセンス契約で彼らは生きているし、それはうまくいっている。しかもHCIビジネスにもそれを取り入れている。僕らはCIでもパートナーだ。

でも彼らはIaaS/PaaS/CaaS layer レベルでのプラットフォームパートナーではない。サービスプロバイダとしてビジネスをするならばネットワークハードウェアとOpen SDNってのは切っても切れない。お客様の要求は思ったよりも長いShoppingリストになってるだろうから。プラットフォームとネットワークをつなぐものが必要になってくる。

 

RedHatの例。

彼らはIaaS/PaaS/CaaSスタックでは平行的にその力を発揮している。オープンソース狂信者たちはRedHatのそのやり方を熱狂的に扱う。

確かにオープンソースは永遠ではあるけれどそれを狂信的に扱ってしまう人がいるってことはちょっと困りものだ。もちろんRedHatは僕ら

Dell EMCのオープンエコシステム戦略では大切なパートナーではあるけれど、Dell Technologiesが進もうとしているvertically integrated stack strategy(垂直的融合階層戦略)での役割は小さい。

 

Nutanixの例。

彼らは当初の立ち位置である“open HCI”からvertical stackへとその立ち位置を変えようとしている。“cloud stack”という形で。

これはいわゆる上から下まで階層に入れ込むということに他ならない。 その中でAHV(Acropolis Hypervisor)がどんどん伸びていくのも素晴らしいだろう!しかし彼らもRedHat同様にDell Technologiesのvertically integrated stack(垂直的融合階層戦略)のメインにはならない。

 

オープンエコシステム、また製品競争の中でまだ道が見つけられない者、もしくは戦おうとしている者、いろいろいるけれど僕はそういうすべての

競合に敬意を持っている。中には宝の持ち腐れ、的な者もいればそうでない者もいるけれど。

 

そんな中で僕らは本当に面白い時代に生きている。考えてみてくれよ、君も。

 

2018年、わくわくしてこないか!

 

 

*注1 

IaaS:Infrastructure as a Service

PaaS:Platform as a Service

CaaS:Computing as a Service

DaaS:Desktop as a Service

今回はオープンソースから少し離れましてIsilonSD Edgeをご紹介します。

先に他の情報をお伝えしようと思ったのですが、昨今のSoftware Definedの流れでIsilonSD Edgeに関するご相談が非常に多く、特に昨年はIsilonSD Edgeを採用いただくケースが増えました。また、商用環境でも大規模にご採用頂いた事例も出てきたのと、先日新しいバージョンがリリースされたため、このタイミングでご紹介しようと思います。

SDEdge_Logo.jpg

 

IsilonSD Edge

IsilonSD EdgeはSoftware Defined Storage型のIsilonです。vSphere上で動作しますので様々なハードウェア上でIsilon(OneFS)を動かすことができvSphereのvSANやVMFSデータストア上に展開ができるのが特徴です。なお、昨年末にはPowerEdge VRTXとIsilonSD Edgeのパッケージ化ソリューションも発表いたしました。https://japan.emc.com/about/news/press/japan/2017/20171225-1.htm

 

IsilonSD Edgeは、IsilonのデータレイクのビジョンであるEdge to Core to CloudのEdge部分を担う形となり、ユースケースとしては企業の拠点向けファイルサーバやIoTデータのエッジとして設置しデータセンタにあるCoreに対してデータのレプリケーションやアーカイブを行うことが可能です。もちろん、SD Edgeから直接クラウドストレージへアーカイブも出来ますので小さなフットプリントで大容量のハイブリッドクラウド型のファイルサーバ構築することもできます。また、複数のサービス基盤でIsilonをご利用頂いている場合は、OneFSも複数のバージョンで運用されていることが多くテストや開発用に複数OneFSを準備する必要があります。また、新しいOneFSがリリースされた場合に新機能のテストを行う必要がありますが、これらの問題もIsilonSD EdgeであればIsilonクラスタの作成やアップデートまたは削除を簡単に行えますのでサンドボックスとしてご利用頂くのにも最適です。

OneFS_everywhere.png

                                       OneFS everywhere!(私が勝手に呼んでます…)

 

 

 

IsilonSD Edgeには、有償版と無償版がありますので、先ずは無償版で気軽に試して頂くことも可能です。本番環境やサービス基盤などでご利用される場合はサポートの観点から有償版でのご提供となります。

IsilonSD Edgeには"IsilonSD Edge"と"IsilonSD Edge Flex"の2つ動作モードがあります。リリース当初はIsilonSD Edgeの動作モードだけでしたが、昨年4月のManagement Server 1.0.2およびOneFS 8.1リリースのタイミングで新たな動作モードとしてIsilonSD Edge Flexをサポートしました。IsilonSD EdgeとIsilonSD Edge Flexの違いは下記となります。

・IsilonSD Edge…物理アプライアンスのIsilon同様、Isilonでデータ保護を行う方式。

・IsilonSD Edge Flex…vSANや共有ストレージのVMFSなど、柔軟な構成が可能。データ保護は共有ストレージのRAIDに依存。

 

IsilonSD EdgeとIsilonSD Edge Flexの違い、ならびに無償版との比較は下記となります。

IsilonSD EdgeIsilonSD Edge Flex無償版
OneFSバージョンOneFS 8.1以降OneFS 8.1以降OneFS 8.0以降
システム要件

3 ~ 6 ESXホスト

データドライブ(4 or 6 or 12から選択)

ブートドライブ 1 SSD

ジャーナル用ドライブ 1 SSD

1 ~ 6 ESXホスト

単一データストア、 vSAN対応

1 ~ 6 ESXホスト

単一データストア、 vSAN対応

使用可能なオプション機能全ての機能全ての機能CloudPools、SmartLockを除く全ての機能
VM数3 - 6 VM(1ESXホストあたり1VM)3 - 6 VM3 - 6 VM
最大物理容量36 TB36 TB36 TB
ライセンス費用有償有償無償
サポート

EMCサポート、ESRS対応

EMCサポート、ESRS対応

データ保護に関しては各ストレージに依存

コミュニティサポート

 

 

なお、今回ご紹介するのはIsilonSD Edge Flexとなります。IsilonSD Edgeに関しましては過去の記事を参照ください。

https://news.mynavi.jp/article/emcsds-7/

https://news.mynavi.jp/article/emcsds-8/

 

IsilonSD Edgeで使用可能なオプション機能については、無償版でもCloudPools、SmartLockを除いて全ての機能がお使い頂けます。詳細につきましては下記となります。

機能有償版無償版
NFS、SMB、HTTP、FTP、HDFS、SwiftYesYes
CloudPoolsYesNo
InsightIQYesYes
SyncIQYesYes
SmartLockYesNo
SmartConnect AdvancedYesYes
SmartPoolsYesYes
SmartDedupeYesYes
SmartQuotaYesYes
SnapShotIQYesYes
Two-way NDMP backupNoNo
Three-way NDMP backupYesYes

 

ちなみに、以前からIsilonSD Edgeをご存知のかた向けの情報ですが、IsilonSD Management Server 1.0.3より主に以下の点がアップデートされました。

・IsilonSD Edge Flexで6ノード構成をサポート

・IsilonSD Management ServerのGUIが独立

・4TBの仮想ディスクのサポート


IsilonSD Management Server 1.0.3からはIsilonSD Edge Flexで6ノードまで構成可能です。また、IsilonSD Management Server 1.0.2まではvCenter Serverのプラグインとして完全に統合されておりクラスタの作成や管理はvSphere Web Client経由でのみ実行できましたが、1.0.3からはGUIが独立し管理性が向上しました。(従来どおりvCenter ServerのプラグインとしてvSphere Web Clientから管理することもできます。)


今回はIsilonSD Edge Flexでインストールをしていきますが、最低1台のESXサーバとvCenter Serverをご用意ください。vSphereはEssentials Kitでも構いませんが、ハージョンは6.0以降をご利用ください。

1台で構築する際に必要なリソースとしては、IsilonSD Management ServerおよびOneFSのノード台数分の仮想マシンを処理するリソースが必要ですのでIsilon 3ノード構成であれば最低8vCPU、24GBメモリ以上必要な計算となります。(計算にあたっては下記の必要リソースをもとに算出ください。)なお、ドライブは必要な容量に応じてご用意ください。

 

IsilonSD Management Serverに必要なリソース

コンポーネント要件
vCPU2 vCPU
RAM4 GB
ドライブ容量50 GB

 

OneFSの仮想マシンに必要なりソース(1ノードあたり)

コンポーネント要件
vCPU仮想マシンあたり最小 2 vCPU、最大 16 vCPU
RAM仮想マシンあたり最小 6 GB、最大 256 GB
ドライブタイプSATA、SAS、SSD

 

その他、事前に必要な準備としてはIsilonのフロントエンドネットワークとバックエンドネットワークとして、それぞれのvSwitchを予め構成しておいてください。

 

 

IsilonSD Edgeのセットアップ

セットアップにあたりIsilonSD Edgeの作成や管理を行うためのIsilonSD Management ServerとIsilonSD Edge用のOneFSのイメージファイルが必要になりますので右のリンクからダウンロードします。IsilonSD Edge Download

ダウンロードしたEMC_IsilonSD_Edge.zipを展開します。zipファイルの中には9個ファイルがありますが、この中で今回使用するのは、IsilonSD Management ServerのOVA(EMC_IsilonSD_Edge_ms_1.0.3.ova)とIsilonSD Edge用のOneFSのOVA(EMC_IsilonSD_EDGE_OneFS_VM_8.1.0.2.ova)の2つとなります。その他のドキュメント類やInsightIQのOVAは必要に応じてご利用ください。

 

 

IsilonSD Management Serverのインストール

1. vCenter Web ClientからIsilonSD Management ServerのOVAをインポートします。

インポート後、IsilonSD Management Serverの仮想マシンの電源を入れます。起動するとウィザードが起動しますので、rootユーザ、administratorユーザのパスワードおよびネットワーク設定を入力していきます。

boot_ms.JPG.jpg

 

2. https://<IsilonSD Management ServerのIPアドレス>:9443/にアクセスします。

ユーザ名はadmin、パスワードはsunshineでログインします。ログイン後にパスワードを変更する旨、表示されますのでパスワードを変更します。

ms_login.png

3. vCenter Serverを登録します。

「vCenters」のタブを選択してManaged Virtual Infrastructure画面のところにある「+(プラス)」をクリックすると以下の画面が表示されますので登録するvCenter ServerのFQDNおよびvCenter Serverのユーザ名、パスワードを入力します。Custom NameはIsilonSD Management Server上での表示名ですので任意の名前で結構です。

reg_vc.png

 

以下の状態になればvCenter Serverの登録は完了です。もし、Pluginの表示がUnregister Pluginと表示されていない場合はクリックしてvCenter Serverの管理ユーザ名およびパスワードを入力してください。

reg_vc_after.png

4. 続いて「Licenses」のタブを見ていきます。

予め無償のライセンスが登録されていますので、無償版としてお使い頂く際には特にライセンスの登録は必要ありません。

licenses.png

5. 次に、使用するOneFSのイメージを登録していきます。ダウンロードした際に含まれているEMC_IsilonSD_EDGE_OneFS_VM_8.1.0.2.ovaをドラックアンドドロップしてUploadをクリックします。

reg_image.png

 

OneFSのイメージは複数登録することもできますので、必要に応じて他のイメージの登録を行います。今回、ダウンロードしたイメージとは別のバージョンを使いたい場合は、DellEMCのサポートサイトからIsilonSD Edge用のイメージをダウンロードしてください。

また、使用するOneFSイメージは、Isilonクラスタの作成時に選択できますが良く使うバージョンのイメージを予めデフォルトとして登録しておくことができます。

manage_image.png

これで、IsilonSD Management Serverの設定は終了です。

 

 

Isilonクラスタの作成

いよいよIsilonクラスタを作成していきます。Isilonクラスタの作成にあたりクラスタ名や、各ノードに必要なフロントおよびバックエンドネットワークのIPアドレス、SmartConnectのZone名やIPアドレスなど、物理アプライアンスでセットアップする際に入力する内容と同じものがクラスタ作成時に聞かれますので事前に準備しておきます。

 

1. IsilonSD Management Serverの「IsilonSD Clusters」タブから「+」をクリックします。

cluster_mgmt.png

 

 

2. ライセンスを選択して必要な情報を入力していきます。

create_before.png

Number of ESXi Hostsでは、何台のESXiホストを使用するかを選択します。ESXiホストの台数によって選択可能なIsilonのノード数が異なりますので下記を参考にしてください。簡単にお伝えするとIsilonSD Edge Flexで複数台のESXiを使用する際には同数のIsilonノード(仮想マシン)を配置する構成のみサポートとなります。

ESXiホストの台数選択可能なIsilonのノード数

Single Host(1台)

最小 3、最大 6

Multiple Hosts(最小2台、最大6台)

ESXiホストが2台の場合、4 or 6

ESXiホストが3台の場合、3 or 6

ESXiホストが4台の場合、4

ESXiホストが5台の場合、5

ESXiホストが6台の場合、6

 

上記、ESXiの台数の選択によって、Number of OneFS Virtual Nodesで選択できるノード数が変化しますので選択します。

Number of DatastoresではIsilonのノードをどのように配置するかを決めます。

・One per ESXi Host…全ノードを1つのデータストアに配置します。

・One per OneFS Virtual Node…ノード毎にデータストアをわけて配置します。

・One per Virtual Data Disk…ノードの1ドライブに対して1つのデータストアを割り当てます。

 

私のほうではPowerEdge R740xdという、そこそこスペックの良いマシンを用意できたので、1台のESXiホストに6台のIsilonノードを1つのVMFSに配置するように入力しました。また、クラスタの容量は1.5TBとし、各Isilonノードのメモリは16GBにしました。

create_cluster.png

全ての項目を入力後Nextをクリックして次に進みますが、IsilonSD EdgeFlexで設定した際はReminderが表示されますので内容を確認してCloseをクリックします。

 

3. 使用するESXiホストを選択します。

Number of ESXi Hostsで指定した台数分のESXiホストを選択してNextをクリックします。

create_step1.png

 

4. クラスタで使用するExternal Network Port Group(フロントエンドネットワーク)と、Internal Network Port Group(バックエンドネットワーク)のvSwitchを選択します。

create_step2.png

 

5. クラスタの名前、rootおよびadminのパスワード等を入力します。

create_step3.png

 

6. フロントエンドネットワークおよびバックエンドネットワーク、SmartConnectの情報を入力します。

create_step4.png

 

 

7. 最後に確認画面が表示されますので、入力した項目に間違いが無いかを確認しCreateをクリックします。

その後、この画面のままCreateボタンがProsessingに変わりバックエンドIsilonクラスタが作成されます。マシンのスペックにもよりますが10分程度で完了します。

create_after.png

 

Success: Create IsilonSD Clusterと表示されたら完成です。

 

8. 作成が終了したら「IsilonSD Clusters」タブがある画面の左側のペインにクラスタ名が表示されますのでクリックするとクラスタのサマリを確認することができます。

manage_summary.png

 

9. 「OneFS Virtual Nodes」では、ノードやドライブのSmartfailを行うことができます。

manage_onefsvm.png

 

10. vSphere Web Clientから確認すると下記のように仮想マシンがノード分存在し起動しているのがわかります。

vCenter_Dashboard.png

 

 

Isilonクラスタへのログイン

IsilonSD Edgeで作成したIsilonクラスタは物理アプライアンス同様、OneFS web administration interface(Web UI)から各種設定や管理が行えます。

 

https://<OneFSのexternal IPアドレス>:8080にアクセスします。

Isilon_login.png

いつもの見慣れた画面とは少し違い、動作モードがIsilonSD Edge Flexとなりますので上記画面のとおり黄枠で注意表示がされます。

 

Isilon_Dashboard.png


ライセンスについては、既に有効になっている状態ですので直ぐに各種機能をお使い頂くことができます。

license.png

 

 



参考情報

 

IsilonSD Edge Data Sheet http://www.emc.com/collateral/data-sheet/h14759-ds-isilonsd-edge.pdf

IsilonSD Edge download https://japan.emc.com/products-solutions/trial-software-download/isilonsd-edge.htm

SDSで支店・支社にエンタープライズNASを導入 - 前編 https://news.mynavi.jp/article/emcsds-7/

SDSで支店・支社にエンタープライズNASを導入 - 後編 https://news.mynavi.jp/article/emcsds-8/

 

 

バックナンバー

IsilonianTech 第1回 Isilonとオープンソース ~REX-Ray編~

IsilonianTech 第2回 Isilonとオープンソース ~OpenStack Manila編~

IsilonianTech 第3回 Isilonとオープンソース ~Isilon Data Insights Connector~

IsilonianTech 第4回 Software Defined Storage ~IsilonSD Edge~

IsilonianTech 第5回 Isilonとオープンソース ~Isilon-POSH~

IsilonianTech 第6回 Isilonとオープンソース ~Elastic Stack編~

IsilonianTech 第7回 Isilonとデータアナリティクス ~Cloudera編~

IsilonianTech 第8回 Elastic Cloud Storage (ECS) ~ECS Community Edition~

IsilonianTech 第9回 ISILON + ECS = UNLIMITED ~Isilon CloudPools~

 

 

安井 謙治

EMCジャパン株式会社

アイシロン事業本部 SE部

2018年1月31日(水)にAzure Stackのセミナーを開催します。

 

今回は三井情報開発株式会社とPivotalジャパンの共催で実施し、各社のAzure Stackの取り組みやソリューションについて紹介する予定です。


将来のITを設計したり企業の戦略にどう活用できるのかなど、Azure Stackの適用領域や活用方法がわかるセッションで構成しています。参加費用は無料!是非とのご参加ください!! 


申し込みはこちらからどうぞ!

 

 

 

開催概要

日 時

2018/1/31(水) 14:30-17:00 (14:00受付開始)

会 場

御茶ノ水ソラシティ sola city Hall [EAST]

主 催

DELL EMC (EMCジャパン株式会社)

共 催

Pivotalジャパン株式会社 / 三井情報株式会社

対 象

-Azureへの移行やハイブリッドクラウド化を検討されているお客様

-既にAzureを使用している中で課題を抱えているお客様

*競合企業の方のご登録につきましては、原則参加はお断りさせていただきます。

費 用

無料(事前登録制)

定 員

100

 

告知サイト→ 【東京開催】『デジタル変革を加速する! Azure Stackでつくるハイブリッドクラウド』~統一されたハイブリッドクラウド運用で効率性とアプリ開発・展開のスピードを最大化する~|EventRegist(イベントレジスト)

 

 

アジェンダ

14:30-15:10

『デジタル変革を促進するAzureハイブリッドクラウド

~Azure Stackによるハイブリッドクラウドの融合がスピードと運用を変える』


EMCジャパン株式会社  クラウドプラットフォームスペシャリスト

吉田 尚壮

15:20-16:00

『Azureハイブリッドクラウドの本当の価値を引き出すPaaSの活用

~Cloud Foundry on Azure & Azure Stackがもたらすメリット』

 

Pivotalジャパン株式会社

16:10-16:50

『デジタルトランスフォーメーションを支える、ハイブリッドクラウドシナリオのご紹介』


三井情報株式会社

デジタルトランスフォーメーションセンター R&D部 研究開発室 

室長 青木 賢太郎

16:50-17:00

Q&A

こんにちはKUROです。

 

貧乏暇無しで、Blog Postは本当に久しぶりです。

 

飽きもせず、Brocade(Broadcom)ネタです。

 

FOSでシェルスクリプトを書いて、情報を取得されているかたもいらっしゃると思います。

例えば、

i=0

while [ ${i} -le 47 ]

do

echo "/***   Port ${i}   ***/"

portstatsshow -i {i} | grep ^er_[rt]x_c3_timeout

i=$( ${i}+1 )

done

みたいな感じで。

 

調べてみると、FOS 741dから、securityその他の理由より、if、for、while、echo等のコマンドが実行出来ないように変更されていることがわかりました。リリースノートにはこの記述は見当たりませんでした。

実際に上記のシェルを実行すると以下のエラーとなってしまいました。

6510:FID128:admin> i=0

6510:FID128:admin> while [ ${i} -le 47 ]

> do

> echo "/***   Port ${i}   ***/"

> portstatsshow -i ${i} | grep ^er_[rt]x_c3_timeout

> i=$(( ${i}+1 ))

> done

rbash: while/until: restricted

6510:FID128:admin>

 

ちょっと残念ですが、これも流れなんですね。。。

Dellクライアント ソリューションズ グループ担当プレジデント

サム バード(Sam Burd

 

 

テクノロジーの進化のスピードに陰りは見られません。多くの企業や組織が後れを取らないように努力している今日、ビジネスの現場では大きな変化が起こり始め、プロフェッショナルたちはそのインパクトを感じつつあります。オートメーション(自動化)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などは、現実に起こっていることです。科学、テクノロジー、エンジニアリング、コミュニケーションが急速に発達したことで、テクノロジーは新たな産業革命や「第二の機械時代」と呼ばれる時代になりました。この変化は、あらゆる分野の仕事、また家庭における役割に大きな影響を与えるでしょう。高度なツールとスキルが増加したことによって、いまだ答えが出ていない多くの問題が先送りにされていますが、明らかにビジネスの未来にインパクトを与える大きな変化が5つあります。

 

1) ロボットに昼休みは必要ない
数十年にわたり、ロボットは人がしたくない、またはすべきではない生産活動を行ってきています。反復的な作業、また特別な認知能力や感情的知性を必要としない仕事を人からインテリジェントなマシンに替えることで、企業は労務費を最大90%削減することが可能です。さらに、ロボットには昼休みが必要ないという、もう1つのメリットがあります。PwC社は、英国の仕事の3分の1以上が2030年初めまでに自動化される「高いリスク」があり、米国では今後15年間で現在の仕事の38%がロボットに取って代わられる恐れがあるとしています。人間から仕事を奪うインテリジェント マシンの増加に対する恐れがある一方で、AI(人工知能)やマシン ラーニング(機械学習)、オートメーションによってリソース間の調整能力が向上し、オンデマンド ラーニングによって製造業をはじめとするさまざまな業種の作業構造がリセットされるでしょう。AIを搭載したマシンは基本的な判断能力が高く、経験から学習し、学習した内容を他のAIプログラムと共有します。このためユーザーの信頼性は高くなり、プロセスや日常業務を合理化して向上させながら、相互に利益をもたらす関係を確立することが可能になります。人とは違いロボットには感情的知性がないので、高度なアルゴリズムとともに人はこれまでと変わることなく重要なパートナーとなります。

 

2) 非正規労働の未来
この10年間、米国での雇用の伸びにおいて、契約社員やフリーランス、ライドシェアのドライバー、その他のさまざまな労働形態、いわゆる「ギグ エコノミー(非正規労働市場)」が占める割合は非常に大きくなっています。このように非正規雇用がより広がっていく一方で、仕事の内容は変化するでしょう。例えば自動運転車の場合、有名ないくつかのライドシェア企業は、無人自動車(ロボットカー)の開発に巨額の投資を行っています。このようなテクノロジーの初期的な兆候は認められるものの、しばらくの間は目立ったインパクトは見られないかもしれません。しかし、自動運転車が「非正規雇用」のドライバーに取って代わる時代が来る可能性は非常に高く、これが他のさまざまな専門職の将来に対して持つ意味を人は受け入れなければならないでしょう。ただし、ギグ エコノミーの変化は新たな機会ももたらします。20173月に行ったワークショップにおいてIFTFInstitute for the Future、未来研究所は、現在の人口の85%が2030年に就いている仕事は、まだ出現していないと予測しています。

 

3) 仕事をリアルタイムに可視化
企業は、トレーニングやコラボレーションをはじめとするさまざまな対象の強化にVRARを活用したいと考えています。ARのラーニング リソースへオンデマンドでアクセスできる環境によって、仕事場でのトレーニングに対する期待と実践は大きく変わり、情報への容易なアクセスがリアルタイムの意思決定を支援するでしょう。VRに対応したシミュレーションは、代替的な体験や場所でユーザーを没頭させ、共感を生み出すとともに物理世界と仮想世界が融合した環境の実現を促進するでしょう。例えば、デルは、Nike社、Meta社とパートナーシップを組みVRAR、音声コントロール、デジタル キャンバス、ハプティック技術(触覚技術)を活用することで、デザイナーがそれぞれのビジョンをより自然な方法で創り出せる環境を提供しています。また、コンテンツの作成側では複数のOEM企業が、VRARの本来の価値を最大限に活用するために、ゲーム、エンターテインメント、ビジネスとサービス&サポートにおけるコンテンツの消費にむけたイノベーションに多額の投資を行っています。

 

4) 夢を実現するクラウド
パブリック、プライベート、ハイブリッドなどタイプは異なっても、企業や組織はクラウドに大きな信頼を寄せて利用しており、これからも右肩上がりで推移していくと考えられます。インドの酪農企業Chitale Dairy社は、先日「Cow to cloud(牛からクラウドまで)」というイニシアチブを立ち上げました。このイニシアチブでは、AIとIoTを利用してタグ付けとデータ収集を行い、牛の飼料の変更やワクチン注射など、世話が必要なさまざまな場面で酪農家にアラートを発信します。クラウドは、Chitale Dairy社のようなエンタープライズ企業だけではなく、最終的に顧客にとっても、効率性と収益性の両方でメリットをもたらす最もアジャイルな手段です。企業はクラウドを使いこなすことができるように従業員を教育する必要がありますが、この努力は、タスクの簡素化、時間の節約、事業の戦略分野への集中などを実現して収益を最大化するなど、大きなメリットにつながります。

 

5) バイアスを排除する
人とマシンの協調関係によって、人は感情やバイアス(偏見、先入観)などに干渉されることなく、また最終的には既成概念を排除して情報にアクセスし、これらの情報に基づいて行動できるようになるでしょう。マシン ラーニングによって、採用希望者を評価し、最適な能力を明確化するだけでなく、新しい知識の吸収能力や新しいスキルの学習能力すら明らかにする、採用担当者の能力が高まるでしょう。既存の従業員と採用希望者のどちらも本人の能力のみによって評価され、評価プロセスにおけるバイアスが排除されることで、採用プロセスと日常業務の両方の質が飛躍的に向上するでしょう。

 

このように、今目の前にあるさまざまな変化を常に把握しておくことで、企業も、そこで働く従業員も、今後15年や、さらにその先を見据えて準備を整えることができます。課題やハードルは高くなるかもしれませんが、人はマシンとの協調関係を最大化することによって生じる、未来のテクノロジーのインパクトに基づいて行動しなければなりません。

 

本記事は下記ブログの抄訳版です。
https://www.business.com/articles/five-ways-jobs-will-be-reimagined-in-2030/

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フレデリック・デュサール(Frederic Dussart

シニア バイスプレジデント、 Dell EMCコンサルティング責任者、APJ & EMEA担当

2017年11月20日

 

今からわずか12年ほど先の2030年を真剣に考えたとき、その変化は目まぐるしいものになるかもしれません。急速に進化・統合しているテクノロジーが、個人と組織へどうインパクトを与えるのかという興味深い内容をまとめたレポートが「Realizing 2030: The Next Era of Human-Machine Partnership(人とマシンの協調関係が切り拓く人類の未来)」です。

 

このレポートが呼び起こす印象的なイメージの1つ、それは人間が「デジタル リソース コンダクター」(デジタル資源の指揮者・調整者)として機能するようになるということです。目を閉じると、私たち一人ひとりが指揮棒を手に、3D仮想現実(VR)の便利なサービスのホログラムを振って「数多くの日常的な活動を調整、管理、自動化」している姿が目に浮かびます。

 

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米カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置くDAQRI社は、ユーザーの作業環境に情報や作業指示を出力するAR(拡張現実)デバイスを提供しています。これらのデバイスによって、ユーザーは安全かつ効果的にタスクを実行することが可能になります。

 

人間が「受動的に動かされる」のではなく「能動的に動く」未来を好ましいと考えている私は、このイメージを気に入っています。また、私たちは賢く考えて行動することによって、単に未来に向けて態勢を整えるだけではなく、私たちが求める未来を創り出すことができると信じています。

デジタル時代において現状を維持しながら適切に対応していく

 

あるAPJ(アジア太平洋/日本)地域の大手のお客様から最近聞いた話ですが、誰もがデジタル トランスフォーメーションの脅威、すなわち激化する競争や破壊的なテクノロジーとビジネスモデル、絶え間ない急速な変化などを理解している一方で、どうすれば「デジタル時代において、現状を維持しながら適切に対応」していくことができるのかをわかっていないとこぼしていました。

 

Realizing 2030」にあるように、世界中の企業から4,000人の上級意思決定者を対象に実施したデルのDigital Transformation Index(デジタル トランスフォーメーション インデックス)では、回答者の45%が、今後35年で自社が時代遅れになるという懸念を持っていることが明らかになっています。また、全体の半数近くが、わずか3年後ですら自らの業界がどのような姿になっているかわからないと回答し、今後の成功のためには、より「デジタル化」することが必要であると考えている回答者は、全体の73%に上ります。

 

「デジタルの時代において、現状を維持しながら適切に対応していくにはどうすればよいのか」 ―― これは、これらのリーダーたちが述べている課題を非常にうまく表現した言葉だと思います。後日、同じくAPJの大手通信企業のアプリケーション開発チームとミーティングをしているときに、再びこの言葉が頭に浮かんできました。同社のアプリケーション開発チームは、差別化を実現する「未来のクラウド ネイティブなアプリケーション環境」の構築に集中して取り組んでおり、クラウド ネイティブ アーキテクチャおよび12-Factor App12要素アプリケーション)メソドロジーを適用してアプリケーションのモダナイズ(最新鋭化)を進めるとともに、Pivotal Cloud FoundrySpringを活用するマイクロサービス アーキテクチャおよびAWSを基盤に他のマイクロサービス テクノロジーを採用することで、アジャイルな新しいクラウド ネイティブ アプリケーション開発を進めています。

 

 

Go Native: ネイティブ化する

 

この通信企業のアプリケーション開発チームが、自社のデジタルの未来を創り出すためにどのような歩みを進めていたのかを考えたとき、「デジタル時代において現状を維持しながら適切に対応」するための非常に優れたアドバイス、それは「ネイティブ化する」ことだと思います。

 

従来、「ネイティブ化する(go native)」ということは、自分が現在いる国や地域の習慣とライフスタイルを採り入れることを意味します。ここで私が提案しているのは、現在の立ち位置を認識した上で、「デジタル ネイティブ化」および「クラウド ネイティブ化」するということです。

 

 

デジタル ネイティブ

 

すべての業界を通じて、顧客層におけるデジタル ネイティブ世代(とそれ以降の世代)が占める割合は急速に増えています。

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Dell Precisionワークステーションで稼働中のOculus VR
仮想現実VRによる没入的な学習エクスペリエンスを学生に提供

 

これは、デジタル ネイティブ以前の世代である私たちでさえも、デジタルの世界を理解し、デジタルの世界で育ってきた世代のように考えるようにしなければならないということを意味します。

デジタル ネイティブについてわかっていること、それは、すでにこの世代の人々は、オンラインの世界で自らのライフスタイルを「指揮」することを大変心地いいと感じているということです。実際、あらゆる企業が販売している製品とサービスの50%が、今後3年間でデジタルによって強化されると考えられています。

 

デジタル ネイティブについてわかっているもう1つのこと、それは、この世代の人々は、非常に簡単に、ブランド ロイヤルティや購買行動を変えるということです。デジタル ネイティブ世代の顧客を獲得して維持するためには、価値、スピード、利便さ、革新性を、一度だけではなく繰り返し、一貫して提供していく必要があります。

 

 

クラウド ネイティブ

 

これが、私からのもう1つのアドバイス、「クラウド ネイティブ化すること」につながります。しかも、これは可能な限り迅速に実現しなければなりません。

 

クラウド ネイティブ アプリケーションおよびアジャイル環境がなければ、十分なスピードや十分なコスト効率をもって革新を進め、現状を維持しながら今日のデジタル市場に適応していくことはできません。

 

簡単にいえば、デジタル イノベーションこそが新しい価値創出であり、クラウドがこの価値を提供する手段であるということです。例えば、当社のお客様であるEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域のある大手高級車メーカーは、現在「自動車メーカー」という言い方をせずに、「自動車テクノロジー企業」という表現をしています。また、他にも複数のお客様が、市場における自社の位置付けを「デジタル テクノロジー企業」へと見直し、変革しようとしています。

 

Realizing 2030」には次のように記載されています。「クラウド ネイティブ アプリの進んでいるイノベーション、また優れた俊敏性、回復性、クラウド間の移植性を実現するために一定の速い間隔で構築・展開される傾向によって、クラウド ネイティブはますます浸透していくでしょう。スタートアップ企業はクラウド ネイティブ アプローチを採用し始めており、既存の業界に破壊的イノベーションをもたらしつつあります。2030年までに、さまざまなクラウド テクノロジーが埋め込まれるようになるでしょう」

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1 Cow to cloud牛からクラウドまで イニシアチブによってインドの酪農場で牛の健康と生活環境を改善しているChitale Dairy

 

この好例が Chitale Dairy社の事例です。同社は「Cow to cloud(牛からクラウドまで)」イニシアチブによって、インドの酪農家の経済状況の改善を実現しています。

  私は、今後3年間、クラウド ネイティブ アプリケーションが、IT支出の75%を占める促進要因になると予測しています。デジタルの世界において、顧客が求める世界クラスのエクスペリエンスを提供できるようになるためには、最適なクラウド インフラストラクチャ能力、最適かつオープンなネイティブ クラウド ソフトウェア プラットフォーム環境、最適かつ俊敏なDevOps プロセスが不可欠です。

 

 

 

 

本記事は下記ブログの抄訳版です。
https://infocus.emc.com/frederic_dussart/want-to-stay-fit-and-relevant-in-the-digital-age-go-cloud-native/

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