こんにちは。EMCジャパン株式会社に新卒入社したSE2年目の野崎です。

 

私は入社して1年間、たくさんのEMC製品を学んできました。お客様、パートナー様と

EMC製品についてお話しする機会も頂きました。

そんな中で、「EMCって製品がありすぎてイマイチよくわからない…」「EMCの製品ってなんか複雑だよね」

といった声を多く耳にします。


本ブログをご覧の皆様もそう思われているかもしれません。正直、私も同じ思いです。

しかし、学んでくるにつれてEMCの製品が「複雑」なのには理由があるということがわかってきました。

このブログでは、皆様にEMC製品が良いものだと納得して頂けるよう、

「なぜ、EMC製品はこうなったのか」という視点で製品をご紹介していこうと思います。

 

 

今回はData Domainです。

 

「データの増加」に伴い、「データへの依存度」の高まりが著しいというのは

皆様も日々感じられていることではないでしょうか。

実際に、予期せぬシステムの停止やデータロスによる経済的な損失はなんと、

平均2億円近くに上るという調査結果も出ています。(出典:EMC Data Protection Index2016)


損失8日本).PNG.png

     図1:予期せぬシステムの停止やデータロスによる経済的な損失

 

 

この結果を考えると、データ保護は欠かすことのできないものと言えますが、

データ保護に関する課題には、実は2つの壁があります。

   

第1の壁:これまでのデータ保護 課題

第2の壁:これからのデータ保護 課題


2つの壁.PNG.png

     図2:データ保護 2つの壁

 

 

 

データ保護 第1の壁 ~これまで~


これまでのデータ保護というと、基本的にはバックアップのことを指します。

つまり、第1の壁は「バックアップ」に関する課題ということになります。

 

     その①. バックアップコストが増大

          バックアップ容量の増加に伴って、保存先であるテープやストレージに

          かかるコストが上がります。大きなバックアップシステムは、

          設置スペースや消費電力、運用コストといったトータルコストも高くなります。

 

     その②. バックアップが終わらない

          データの増加に伴い、決められたバックアップウィンドウでバックアップを

          取りきることができないという問題が発生します。

          「バックアップが終わらない」と一口に言っても、原因は複数考えられ、対処は簡単ではありません。

          例えば、ネットワーク帯域の問題であったり、アプリケーションサーバへの負荷、

          バックアップシステム設備の不足などが挙げられます。

 

     その③. データ復旧に自信がない

          そもそも、バックアップしたデータをリストアできるかの自信がないという場合も多くみられます。

          「データ復旧に対する自信」についてIT部門の意思決定者100名に対してアンケートを

          行った結果によると、96%がデータ復旧に対して不安があると回答しています。

          (出典:EMC Data Protection Index2016)


          DR(災害対策)テストは一般的に行われるのに対し、

          データ復旧の検証はシステム導入時に実施する場合があるくらいで、

          あまり訓練されていないことがほとんどです。

          ータ復旧のためのバックアップが、バックアップすることが目的化し、

          「とりあえず」コピーをとっているというケースも少なくありません。


          リストアへの自信(日本).PNG.png

               図3:確実なリストアへの不安

      


第1の壁を乗り越えるData Domain


Data Domainはこれまでのデータ保護の課題である、第1の壁を解決します

 

     ①.業界トップの重複排除率でバックアップデータを最小化!

          Data Domainは、重複排除によってバックアップデータ量を大幅に削減することができます。

          99.7%という業界で最も高い重複排除率を誇ります。

     ユニークなデータを一度だけ保存し、その後はポインタ情報のみの小さなデータにすることで、

     物理ストレージ容量を抑えることができます。    


重複排除.PNG.png

          図4:重複排除でデータを最小化

 

     Data Domain同士でレプリケーションすることで重複排除かつ圧縮によって小さくなったデータのみを

     ネットワークで転送するため、必要な帯域幅を最大99%削減できます。

 

 

     ②.効率的な重複排除でバックアップ時間を最短に!

     Data Domainは、Data Domain Boost(以降、DD Boost)と組み合わせることで

     バックアップにかかる時間を短縮することが可能です。

     DD BoostもしくはDD Boost for Enterprise Application(以降、DDBEA)は、

     重複排除プロセスの一部をバックアップサーバ、もしくはアプリケーションクライアントで実施します。

     重複排除して小さくしたデータを転送するため、必要なネットワーク帯域幅を大幅に削減できる上、

     バックアップを最大50%高速化できます。


DD Boost.PNG.png

          図5:DD Boostで重複排除データを転送

 

     ③.自信を持って確実なリストアが可能!

     Data Domainは、確実なリストアを保証するための、

     データの整合性をチェックする仕組みが実装されています。

       例えば、テープにバックアップを取った場合には、実際にリストアしてみないと、

          データが壊れていないか、というデータ保護の有効性はわかりません。

     Data Domainはディスクへの書き込み後に読み取りができるかの検証を内部的に行うことにより、

     問題があった場合には自動的に書き込みデータの修復が行われるため、データ整合性が保たれます。


データの整合性.PNG.png

          図6:データの整合性を保証する仕組み

 

実際に、Data Domainはデータ保護に関する課題を解決できるバックアップストレージとして、

長年に渡り世界で圧倒的1位のマーケットシェアを誇っています。

(出典:IDC Worldwide Quarterly Purpose Build Backup Appliance Tracker - Q1 2016)


圧倒的なマーケットシェア.PNG.png

     図7:Data Domain 圧倒的なマーケットシェア




データ保護 第2の壁 ~これから~


第1の壁を乗り越えても、これから乗り越えなければならない別の課題が出てきます。

 

     その➊. サイバー攻撃への対策

          サイバー攻撃からデータを保護することを考える時、これまでのデータ保護とは異なることが求められます。

          これまでのデータ保護を考えると基本的にはより現在に近いデータが求められることがほとんどでした。

          最近よく話題になるランサムウェアでは、バックアップのデータまで侵食を受けることもありますし、

          データが改ざんされてしまうこともあります。

          潜伏期間があるものもあり、攻撃にすぐに気が付けるとは限りません。

          サイバー攻撃からデータを守るためには、過去のデータの世代数を

          今までよりも多く持つことが必要になります。

 

     その➋. コピーデータの管理

          コピーデータとは、マスターデータからコピーして使われるデータのことで、

          保護目的のスナップショット、レプリケーション、バックアップや、

          テストや開発用、さらに近年では統計や分析用にデータウェアハウスへコピーされるデータを含みます。

          世界のデータセンターにあるデータの内、60%がコピーデータであるということは

          以前、XtremIOをご紹介した時にも触れましたが、(http://emc.im/6184Bc4CO

          なんと82%の企業が1個のマスタに対して10個以上のコピーを持つという調査結果も出てきています。

          今後は効率的にコピーデータを管理することを考える必要が出てきます。

          (出典:IDC 2016『コピーデータの管理』)


     10のコピー.PNG.png

               図8:膨大なコピーデータ

 

     その➌. クラウドとの連携

          クラウドの利用が一般化してくる中、有効に使うことができればコストを抑えたり、

          オンプレミスのリソースを減らし運用管理を楽にすることができます。

          特に、実際に使うデータとして取り出す機会は少ないが保管は必要なアーカイブデータには最適です。

          ただ、現行のシステムとクラウドをどう連携させるのか、

          データ転送の際のセキュリティに関してなど考慮すべき課題があります。

 

 

第2の壁を乗り越えるData Domain


Data Domainはこれからのデータ保護の課題である、第2の壁を解決します

 

     ➊.重複排除に多くの世代数を効率的に保管!

     上記でご紹介したように、Data Domainは高い重複排除率を提供しますので、

     効率的に多くの世代数を持つことができます。

     一般的な重複排除の削減効果が97%と言われている中、

     Data Domainは、業界で最も効率の高い99.7%を誇ります。

     わずか2.7%の違いに思えますが、元データが増加すればするほど、

     世代数が増えれば増えるほど、その差は大きくなります。

     たとえば元データが214TBの時その差は6TBになります。

     30日間の保護期間とすると、一般的なものでは192.6TB、

     Data Domainでは19.26TBと10倍もの差が生じます。

 

 

     ➋.コピーデータを賢く管理!

     データが爆発的に増え、さらに膨大な量のコピーデータを

     扱わなければならなくなってきている今、データ保護のために

     個別にバックアップ(コピー)をとるのではなく、

     「コピーデータを全てまとめて管理しよう」という考え方が出てきています。

     これは「コピーデータマネージメント」と呼ばれています。

      “とりあえずとっておく”バックアップから、

     ”活用できる“コピーデータマネージメントへの移行です。

    

     これまでのデータ保護では、バックアップサーバやエージェントを使ってバックアップ担当者が管理する

     というのが一般的でしたが、これからのデータ保護ではアプリケーションやストレージの担当者などが

     自ら管理する、セルフサービスなデータ保護へと変化していきます。

  

     これまでのデータ保護(主にバックアップ)とこれからのデータ保護(コピーデータマネージメント)

     をつなぐ保護ストレージとして、Data Domainは活躍します。


これからこれまで.PNG.png

             図9:「これまで」と「これから」の両方で使えるData Domain


     ➌.クラウドへの階層化もばっちり!

     Data Domainは、重複排除データをネイティブでクラウドに階層化できる

     唯一の保護ストレージとなります。

     クラウド ゲートウェイや仮想アプライアンスを別途用意する必要なく、

     一般的なパブリッククラウドAWS、Azureなどにデータの転送が可能です。

     クラウドへの読み書きの際にはネットワークを経由したデータの転送が必要になりますが、

     DD Cloud Tierでは、重複排除を活用し一意のデータのみを送受信することで

     必要とされるストレージと帯域幅が最小限にし、

     パブリック クラウドに使用されるコストを可能な限り低く抑えることができます.


クラウド連携.PNG.png

          図10:DD Cloud Tier


     また、クラウドのデータ、特にパブリック クラウド内のデータのセキュリティは、大きな懸念事項です。

     DD Cloud Tierでは、DD Encryptionを使ってクラウド上に格納したデータを暗号化することが可能です。

     更にDD Retention Lockを使うことで、クラウド上のデータに対してリテンションをかけ、

     改ざんを防ぐことができます。




Data Domainはデータ保護に関するこれまでの課題(第1の壁)と、これからの課題(第2の壁)、両方とも

解決することができます。また、Avamarや他のソフトウェア製品と組み合わせることで、どんな要件にも

応えられる、データ保護の万能ストレージです。

ぜひData Domainをご検討いただければと思います。



【サイバー攻撃に対するデータ保護に関心がある方は、こちらの特集記事も合わせてご覧ください】

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