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こんにちは、仮想化技術およびクラウドソリューション担当の平原です。さて、前回の続きです。Reservationに複数のNetwork Profileが紐付く場合の管理はどうなるでしょうか?この図では、リソースプールであるReservation上の3つのVM Networkにそれぞれ異なるNetwork Profileが対応しています。ただ、このままでは、このReservationから仮想マシンをプロビジョニングする時にどのNetwork Profileを参照すべきか判断が付きかねます。適用すべきNetwork ProfileとBlueprintをどのように紐付ければ良いのでしょうか?


reseravation2.png


再度、vRealize Automationの設定相関図をご覧ください。実は前回と微妙に違っています。青い四角のBlueprintに着目すると、Build Profileという項目が増えていないでしょうか?このBuild ProfileとReservationのNetwork Pathを紐付けることで、どのNetwork Profileを適用すれば良いのかが明示的に指定できます。


vra_settings2.png


こちらの図はBuild ProfileがどのようにReservationのNetwork Profileに紐付いているかを表したものです。


build_profile.png


Build Profile "Network-AppSvcs_ITaaS-Applications"の設定を開いてみると、Propertiesの欄に"VirtualMachine.Network0.Name"と"VM Network 2"の対応が記述されています。これは、仮想マシンの最初のネットワークデバイスにネットワーク名”VM Network 2"を指定するという意味になります。これで、Reservationからリソースを払い出すと同時にNetwork Profile "ITaaS-Applications"が適用されるようになります。


では、このBuild ProfileをBlueprintのどこに設定すればいいのでしょうか?Blueprint設定画面のPropertiesタブを参照すると、Build Profilesという欄に先ほど作成したBuild Profileが見えているはずです。このBuild Profileにチェックを入れればOKです。このBlueprintをマスター扱いにして、Blueprint複製~Build Profile設定編集を繰り返せば、利用者が望むネットワークに割り当て可能なサービスカタログを簡単に作成出来るという訳です。


blueprint2.png


ただ、このお客様はVLANの数が1,000を超え、ネットワークセグメントがかなり細分化されているらしいので、そもそもネットワーク体系をどう整理するのかなどの議論も必要でしょうし、このままではこのネットワークプロファイルでの手法を適用するのも運用管理上は大変かもしれません。ということで、VMware NSXの導入と合わせての検討も進められることになりそうです。(このあたりはEnterprise Hybrid Cloudでのマイクロセグメンテーションのユースケースなどで後日説明出来ればと思います)


次回はさらにこの議論から発展して、vRealize Automationが自動的に払い出したIPアドレス管理情報をお客様側でどのように管理するのかを説明いたします。


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