こんにちは。吉田です。

 

今回は、PCで簡単に「ScaleIO」を試す方法を紹介します。

操作の流れはYouTubeに公開していますので、まずはそちら(↓)をご覧ください。




準備するもの

 

みなさんがお使いのPC(Windows or Mac)に、下記三つのソフトウエアをダウンロード&インストールします。VirtualBoxは仮想マシンを展開できるソフトウエアです。gitは、 ソースコード管理ソフトウエアで有名なOSS。Vagrantは、HashiCorp社が提供している仮想環境構築を支援するOSSです。尚、PCの空き 容量は「最低5GB」必要ですのでご注意ください。

 

 

  • VirtualBox (ダウンロードはこちら
  • git (ダウンロードはこちら
  • Vagrant (ダウンロードはこちら

 



操作手順

 

上記ソフトウエアの準備ができたら「EMC {code}」(EMC {code} | Community Onramp for Developer Enablement) にブラウザでアクセスします。「EMC {code}」はEMCのOSSを公開しているコミュニティサイトで、OSSのソースコードだけではなく、他のOSSと組み合わせてお試しできるサンプル コードも公開しています。この中から「vargant-scaleio」のアイコンをクリックしてサンプルコードのリポジトリへ移動します。

 

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そこで、リポジトリのURLをコピーしておきます。


scio02.jpg



次に、PCに戻ってターミナル(Windowsであればコマンドプロンプトなど)を開き、サンプルコードをCloneするディレクトリ(ワークスペース)へ 移動します(ここでは、Windows版Gitにオプションで付属している「Git Bash」を使います)。その後、"git clone"コマンドを実行します。リポジトリがコピーされたら、ディレクトリを移して"vagrant up"コマンドを実行します。

 

$ git clone <リポジトリURL>

$ cd vagrant-scaleio

$ vagrant up

 

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すると、CentOSのBoxイメージがPCにコピーされ、VirtualBoxにCentOS6.5ベースの仮想マシンが三つ作られると同時に、 ScaleIOが自動的にインストールされます。その過程でScaleIOのインストールファイルもPCにダウンロードされます。ネットワークの速度によ りますが、早ければ7、8分程度で処理が完了します。ネットワークが遅い場合は、20分以上かかってしまう場合もありますが、途中で失敗した場合は VirtualBox上の仮想マシンを削除して、"vagrant up"コマンドからやり直しができます。

 

scio20.jpg

 

 

 

ScaleIOを試す!

 

VirtualBox 上に三つの仮想マシンが立ち上がったら、"vagrant ssh"コマンドで仮想マシン(CentOS)へログインします。仮想マシンホスト名はそれぞれ「mdm1」、「mdm2」および「tb」です。ここでは ScaleIOのプライマリ管理ノードである「mdm1」へログインします。

 

$ vagrant ssh mdm1

 

 

CentOSにログインできたら、ScaleIOのコマンドを実行できるようにするため、下記コマンドでScaleIOの管理コンポーネントの認証を行います。下記コマンドでログインしたのち、いくつかのコマンドを試してみましょう。

 

$ scli --login --username admin --password Scaleio123

 

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はじめに、下記コマンドでScaleIOのクライアントノードとサーバーノードを確認してみましょう。クライアントとサーバーはそれぞれ三つ定義されています。つまり、この環境では三つの仮想マシンがそれぞれクライアントとサーバーとして動くということになります。


$ scli --query_all_sdc

$ scli --query_all_sds


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次に、下記コマンドでボリュームを一つ作成してみましょう。この環境では、予め"pdomain"という名前のプロテクションドメインが定義されています。 プロテクションドメインとはScaleIOノードをグループ化する仕組みです。同じく"pool1"という名前のプールも定義されているので、このプール を使って8GBのボリューム(ボリューム名は"vol2")を作成してみます。


$ scli --add_volume --protection_domain_name pdomain --storage_pool_name pool1 --size_gb 8 --volume_name vol2


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下記コマンドでボリュームが作成されたことを確認します。


$ scli --query_all_volume


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ボリュームが作成されたら、それをクライアントに見せる処理(マッピング)を行います。ScaleIOでは、下記コマンドでボリュームを特定のクライアントだけに見せる処理を行います。


$ scli --map_volume_to_sdc --volume_name vol2 --sdc_ip 192.168.50.12



ボリュームが公開されたクライアント側から見てみると、/devにデバイスが一つ増えていることが確認できます。この後は通常の操作と同じくデバイスをマウントして使用できます。



<マッピング前>

scio09-1.jpg


<マッピング後>

scio09-2.jpg




ちなみに、サンプルリポジトリをcloneしたディレクトリには、ScaleIOのインストールファイルがダウンロードされています。その中に、ScaleIOのGUIが含まれていますので、それをインストールすればGUIも試すことができます。


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同じディレクトリに、ユーザーガイドやリリースノードもありますので、そちらもご覧いただきながら他のコマンドも是非お試しください。