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227 Posts

2019118

Vice President, Global OEM and IoT Marketing, Dell EMC

イーサンウッド(Ethan Wood

 

原文:https://blog.dellemc.com/en-us/customers-say-oem-partnerships-are-driving-huge-value-digital-economy/

 

子どもは、常に「なぜ?どうして?」という質問を投げかけてきます。親として、しつけに対する「なぜ?」という理由以上の疑問へ常に的確に答えることは厳しい場合もありますが、正直なところ子どもたちにとって「なぜ?」を知ることは、世界を知る上での助けになります。「なぜ?」を明確に理解することは子どもの発達にとって大切ですが、私たちがビジネス上の意思決定と戦略を常に明確に把握しておくことも、これと同じくらい大切なことです。この製品(またはサービス)をあらためて提供開始した理由は?機能はわかっているけれども、どうしてこの新しいソリューションを提案する必要があるのか?事業計画を進める前に、十分な数の「なぜ?」を自問自答したか?などの質問が挙げられます。

 

いつまでも「どうして?」の疑問を持つということ

私自身3人の子を持つ親として、また少年の心を持っている大人として、「なぜ?」と問い続けています。そんな私が、マーケターとして昨年からずっと好奇心を煽られている大きな疑問があります。それは、「なぜOEM市場は、特にこの数年間、継続して急成長しているのか?」また、「なぜDell EMCOEMパートナーの売上がこれほどまでに急成長しているのか?」ということです。この点について、「それは素晴らしいマーケティングの効果である」と私が言いたいのと同じくらい、また「すべては優秀なセールスパーソンの力である」と営業部門が言いたいのと同じくらい、OEM関係に対する市場ニーズの高まりの背景にはさまざまな理由があることを、私たちは知っています。ここで私が言うOEMとは、外部から購入したテクノロジーを自社ソリューションに統合したり組み込んだりして、顧客へのマーケティングと再販を行っている企業を指します。

 

より多くのパートナーシップへのニーズが急速に高まっている市場に、Dell EMC OEMとしてサービスを提供することはもちろん大変嬉しいことですが、世界経済の改善やEMCとの統合、Dell Technologiesの誕生といった外部の貢献要因を分析したところ、お客様に多くのテクノロジーを提供することと同じくらい重要な成長要因が他にもあることがわかりました。なぜOEMパートナーシップが急増しているのか?これまでの20年間を振り返ってみて、なぜ今なのか?

 

好奇心はあらゆる知識の源泉

自社のビジネス上の課題や成功について疑問があるときは、常に顧客に尋ねることです ―― 「なぜ?」なのかを。

 

実際、当社のOEMビジネスの推進力となっているのもお客様からのフィードバックです ―― こちらをご覧ください。このため、私たちが何かを疑問に感じたときは、自然とお客様にその答えを見出そうとします。これを踏まえて当社がFuturum Research社に委託した調査が、「The OEM Partnership Survey」(OEMパートナーシップ調査)です。OEM型のビジネスモデルを展開している世界各国の企業からの1,000人を超える役職者からの声を集めたこの調査では、イノベーションを促進しながら迅速な市場展開を可能にし、競争価値を高める上で、OEMおよび外部とのパートナーシップがどのような力を発揮するのかを検証しています。

 

本日公開されたこの調査レポートは、非常に魅力的な読み物になっています。OEM市場におけるDell EMC自体の豊富な経験が検証・反映されているだけでなく、新鮮な知見も提供するこのレポートは、興味深いデータが満載の本当の意味で宝箱のような存在です。本日は、このレポートで明らかになった多くの事実の中からいくつかの重要なポイントと、これらのデータを実際にどのように活かせば良いのか、お客様のユースケースを紹介したいと思います。

 

パートナーシップがイノベーションの促進と売上アップを実現

大多数の回答者は、例えば売上アップやカスタマー エクスペリエンスの向上といった自社の重要な事業目標を達成する上で、OEMパートナーシップは「非常に重要」または「不可欠」であると答えています。例えば、イノベーションにおけるハードルを越える上で現在のOEMパートナーシップが役立っているとした回答者は88%以上、またOEMが製品/サービスイニシアチブをスピードアップしてくれたとした回答者は83%近くに上ります。結果として、全体の3分の2OEMパートナーシップのおかげでさまざまなアイデアを製品やサービスに変えて市場展開できるようになったと答えています。

 

市場展開に要する期間はかつてないほど重要

ユースケースの好例の1つとして、インドを拠点にするゲノムIT企業Bionivid社があります。同社は、Dell EMC OEMとのコラボレーションによって、開発コストを少なくとも半減させることができたと報告しています。ハードウェア プラットフォームの構築費用を避けることで、同社は最適な機会を最適なタイミングで手にし、他社に対する競争優位性を高めることができました。

同様に、米オハイオ州に本社を置き、防衛・航空宇宙、ATE(自動試験装置)およびCOTSCustom-of-the-shelf)市場向けの標準/カスタム電子ハードウェアシステムを提供しているTracewell Systems社は、Dell EMC OEMとのパートナーシップによって事業目標を実現しました。このパートナーシップを基盤にした統合、製造、グローバル サプライチェーン機能によって、同社は迅速なスケールアップおよび短時間での市場展開が可能になりました。

 

適切なテクノロジーを見つけることが何よりも重要

この調査において、回答者は適切なテクノロジーを見つけることが成功と失敗を分けるすべてであると考えており、81%OEMのおかげでAI(人工知能)やマルチクラウド、IoTといった新しいテクノロジーを実装できたと答えています。

事例紹介 - デジタル トランスフォーメーション

ここであるお客様の導入事例を通じて、特に新しいテクノロジーを導入する上で、パートナーシップが果たす大きな役割を説明したいと思います。Olivetti社は、1908年創立のイタリアの企業で、現在は Telecom Italia GroupIoT専門企業として、中小メーカー向けに製造機械と工場をスマート化するとともに製造業務の効果・効率アップを実現するIoTベースのプラグアンドプレイ ソリューションを提供しています。これを実現するため、同社はDell EMC OEM Solutions およびDell EMCIoTパートナーで Intel IoT Allianceのメンバー企業でもあるAlleantia社と協業しています。パートナーシップ関係を基盤に、3社共同で製造工程のデジタル トランスフォーメーションを推進し、インダストリー4.0 環境を実現するターンキー ソリューションを開発しました。

 

時は金なり

本調査の結果を踏まえ、私はテクノロジーそのものよりも時間の方がより価値が高い要素になっていると考えています。誤解のないように言っておくと、人類の進歩と発展における最大の促進要因はおそらく技術革新ということで間違いないでしょう。しかし、ほとんどの人には、どれほど頭が良くて高い能力を持っている人であっても、もはやカスタムメイドのスペシャリスト テクノロジーを構築する時間がありません。世界にはさまざまなテクノロジーがあふれており、すべてのエキスパートになることは不可能です。このような世界で成功するためには、自社のビジネスモデルを実現する上で最も理に適った形のコラボレーション環境を確立しなければなりません。

 

すべての業種において、企業がそれぞれのアイデアを現実化して市場へ展開するためにテクノロジーへの依存度がますます高くなっている中、どの企業も業務や製品/サービスの新しいイノベーションを促進しなければならないというプレッシャーを感じています。時間、経験、ノウハウが限られている中、適切なテクノロジーパートナーシップを結んだり深めたりすることは、企業にとって必須条件です。OEMパートナーが必要なテクノロジーを提供し、自社のソリューションを短時間で効率的に市場へ展開することをサポートしてくれるのに、わざわざ貴重な時間と資源を使って自社でテクノロジーを開発することに意味があるでしょうか?

 

OEM市場の成長はますます加速

多くの企業で時間的な制約が厳しくなる一方で利用できるテクノロジーは増えていく中、これに対応するパートナーシップ構築へのニーズはますます高まるでしょう。結果として、エコシステムとOEM関係の世界は、劇的に広がっていくと考えられます。

 

事実、今回の調査レポートにおける最もエキサイティングな予測の1つ、それは今後10年を通じてOEMパートナーシップには年平均成長率(CAGR2025%で増加するポテンシャルがあるということです。今回の調査回答者群の75%以上が今後1年から1年半でOEMパートナーシップの利用が増えるだろうと回答しており、25%以上がOEMパートナーシップの利用が劇的に増加するだろうと予測しています。

 

エキスパート vs. ルネサンス的(万能型)教養人

ここで1つ質問です。皆さんは、エキスパート(専門家)ですか?それともアダプター(変化への適応者)ですか?通常、社会では経験とノウハウに高い価値が置かれますが、私はもうエキスパートであることは最も重視すべき価値ではないと考えています。かわりに、変化への適応能力こそが今日のダイナミックな世界で最も重要な価値です。いま企業が多くの方法で取り組んでいるさまざまな課題は、現在の若年層が将来直面することになります。今の子どもたちは、それぞれの研究分野で専門性を獲得しながらも、長い人生の中でそのキャリアを何度も変えていく必要に迫られることになるでしょう。企業も同じアジリティを身に付ける必要がありますが、これを実現する手段の1つがパートナーシップです。

 

勝つか負けるか - 決めるのは自分!

私が皆さんに伝えたいキーポイント、それは今日の世界で生き残り、成功を収めるためには、多才・多用途性を備えた、ルネサンス的(万能型)教養人になる必要があるということです。ただし、注意点があります ―― ルネサンス的教養人であるかどうかに関係なく、私たちは未来を先取りしたツールを活用して、常に競争相手の一歩先を進み続けなければなりません。

 

今回の調査結果から、適切なパートナーシップを結ぶことが勝利と敗北の大きな差を生み出すことは明らかです。調査では、平均以上のレベルのOEMパートナーシップを確立した企業には、2025年までに売上アップとコスト削減を3545%の成長率で促進する機会があるという予測も示されています。

 

その一方で、新しいテクノロジーと顧客の進化を背景に、現在の競争状態に鑑みて今ビジネスを行っている企業の最大50%2025年までに消えるだろうという予測も出ています。ここで最も重要な問いかけは ―― 皆さんは自分の会社が7年後にどこにいると思いますか?それは「なぜ」ですか?

 

OEM市場について、皆さんはどのような見解を持っていますか? 意義ある知見があれば、ぜひ教えてください。皆さんのコメントや問い合わせをお待ちしています。

 

OEMパートナーシップ調査についてもっと知りたいならこちらに説明があります。調査結果ならこちら

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Dell EMC OEM について: www.dellemc.com/oem

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Dell EMC, APJC & EMEA,

シニア バイス プレジデント & ジェネラル マネージャー コンサルティング リード

フレデリック ドゥサール(Frederic Dussart)

原文:https://infocus.dellemc.com/frederic_dussart/learning-from-experience-why-and-how-to-make-it-transformation-faster-and-easier/


ITトランスフォーメーションは、限られたプログラムやプロジェクトではなく、絶え間ない旅路です。

International Data GroupIDG)社は、「CIOs Reveal IT Transformation Priorities and Successes」のレポートの中で、「ビジネス トランスフォーメーションの進化発展を推進するエンジンとして、ITトランスフォーメーションは今後も継続的に続いていくでしょう」と述べています。

 

企業が競争力を維持していくためには、常に「次のレベル」のITアジリティとコンピテンスが求められることから、この旅路はこれからも続いていきます。例えば、今日のIT部門は自社が5GIoTAI(人工知能)、マシンラーニング(機械学習)といった最新テクノロジーのメリットをフルに活用できるようにするために進化しなければなりません。

 

トランスフォーメーションの変革

なぜなら、ITトランスフォーメーションは永遠に終わることのない旅路で、IT部門はすぐに入手できる成果だけでなく、トランスフォーメーションのプロセス自体の質を高める部分に目を向けなければならないからです。

 

何千ものITトランスフォーメーション プロジェクトにおける経験 ―― またDell EMC VMware10年近くにわたる数百のITトランスフォーメーション ワークショップで収集した匿名化顧客データに対するIDG社の分析 ―― から、ITトランスフォーメーションの成功にとって最大の障害は技術的な要素ではなく、プロセスおよび人に由来することが分かりました。例えば…

 

ワークショップ参加者の96%が、次の必要性を認識しています。
1. 自社のテクノロジーとプロジェクトにフォーカスしたITチーム
2.ビジネスに最適な、高品質のサービスの開発と提供にフォーカスしたエンド ツー エンドのサービスが提供できる組織へと進化させる必要性。
ただし、77%が、社内の各チームは依然として横の連携がないサイロ状態にあると述べています。

 

CIO(最高情報責任者)と話をすると、自分たちが直面している最大の課題は自社の変化のペースを加速させることであるといつも耳にします。特に大企業の場合、「いつもこのやり方でやってきた」というメンタリティ、また柔軟性に欠けるポリシーやドメインのサイロなどが蔓延している状況が、期待する結果を手にする上で欠かせないオペレーションのトランスフォーメーションの足を引っ張っています。これらの課題に直接取り組まなければ企業はどんどん後れをとり、技術的負債だけでなく将来の変化をいっそう困難にする「俊敏性の負債」のようなものが蓄積していくことになるでしょう。

 

苦労の末に学んだこと

企業が変化を加速させるとともに、変化を吸収する能力を高めることを可能にする、実証済みの方法があるという、明るい話もあります。ここでは、私が数千のITトランスフォーメーション プロジェクトでお客様と取り組んできた経験と、Dell EMC自体のITトランスフォーメーションの経験から学んだ知見をご紹介します。これらの知見は、データセンターのモダナイズ(最新鋭化)からアプリケーション ポートフォリオの最適化ITサービスの提供DevOpsを含め、すべてのタイプのITトランスフォーメーションにあてはまります。

 

  • レッスン1ITトランスフォーメーションは常に多次元的であるということまた、複数の領域と作業チーム間で同期を取りながらすべてを同時に推進しなければならないということ。
  • レッスン2: すべての作業チーム、プロジェクト、プログラムには、ビジョン、モチベーション、スキル、また組織的な規範を超えて広げることができる権限を持った「変化の仲介者」が必要であるということ。

 

これらのレッスンを実際に適用することは簡単ではありませんが、いずれも必要不可欠なものです。どちらのレッスンについても、成功するかどうかはすべての人、プロセス、テクノロジーのピースを識別、理解して、管理統制する「メタ」能力にかかっています。

 

同期の取れた変化

複数の領域と作業チームを通じて変化を同時に推進することは基本です。これは、逐次的な変化では変化のペースへ追いつくには遅すぎるという理由だけでなく、変化というものは時計の歯車のように本来相互依存の関係にあり、結果を出すためにはすべての同期が取れていなければならないからです。例えば、新しいハードウェアやソフトウェアを導入しても、ITの運用モデルが変わらない限りユーザーのサービス エクスペリエンスは改善しないでしょう。また、アプリケーションを古いプラットフォーム上で動かしても、会社が価値を見出すことはないでしょう。

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もちろん言うは易し行うは難しで、実際には複数の異なるワークストリーム全体を通じた変化へのニーズとそのインパクトに対する総体的な理解、詳細で反復的なプランニングと複数のチームによる同意、また同期を維持しながら前進させていくための強力なガバナンスが必要です。

 

旧来のメンタリティからの脱却

長い間連携のないサイロ環境の中で、スピード感に欠ける「トップダウン」式のプロジェクト管理を行ってきた企業の場合、既存の領域間で変化を同期して推進するスキルを社内で見つけることは難しい場合があります。既存のリーダーが、現在物事が回っている方法を「知りすぎて」いるために変化を効果的に実行できないということも珍しくありません。このような理由から、あらゆるタイプのITトランスフォーメーションを通じて、プログラム レベルだけでなく作業チーム レベルにおいても、前述した変化の仲介者を特定してエンパワメントすることが最も重要な成功要因の1つであることが実証されています。変化の仲介者は社外から迎え入れることも、社内のチームから選出することもできます。ここで最も重要なことは、企業に必要な変化をフルスケールで推進するための確固とした姿勢、心構え、能力と、経営陣からの支援です。

 

見過ごされ、過小評価されていること

多くのIT部門では、ITトランスフォーメーションの成功における総体的で同期の取れたアプローチと俊敏な変化のリーダーシップの重要性が相変わらず見過ごされ、過小評価されています。このような例は挙げればきりがありませんが、その一例を紹介しましょう。

 

少し前の話ですが、私たちは、豪州のある大手小売企業の大規模なITトランスフォーメーション イニシアチブを始めました。その際、イニシアチブの支持者である役員が、PMO(プログラム マネジメント オフィス)の必要性に疑問を呈してきました。この役員にとって、「必要なものは技術的な知識と経験のみ」というわけです。幸運なことに、私たちは堅牢なPMOがトランスフォーメーションとは切っても切れない関係にあり、求める成果を手にするためには欠かせないということを示すことができました。

 

それから半年が経過して多くのプロジェクト マイルストーンを達成した今、PMOの価値に対するこの役員の考え方は180度変わりました。プログラムを順調に進め、さまざまな期待に応えていくだけでなく、このPMOは社内各チームのコンピテンスを高めました。これによって技術分野の作業チームを社内で手配することが可能になりました。現在、同社はDell EMC主導のPMOを今の状態で長期にわたって維持し、これからも全作業チームにわたり変化を推進、同期、管理統制していきたいと考えています。

 

Dell EMCも絶え間ないトランスフォーメーションを推進

これまでに協業してきたIT部門と同じように、Dell EMC Consultingは、これからもDell EMC自体の終わりのないトランスフォーメーションの旅路を歩んでいきます。ビジネスの優位性を確保するため、新規のテクノロジーを活用する能力を高める手段を企業が求める中で、私たちはプログラム管理、豊富なコンサルティング経験とノウハウ、繰り返し適用できるメソドロジーとツールのすべてを提供する統一ポイントに投資することで、デル テクノロジーズ(Dell、Dell EMC、Pivotal、RSA、Secureworks、Virtustream, VMware)および広範なパートナー エコシステムが提供するさまざまなテクノロジーとサービスのさらなる統合と提供環境の簡素化を進めて参ります。

当資料は、デル テクノロジーズが、2019年のIT業界に影響を与える大きなトレンド、変化、課題に対する予測をまとめたブログの抄訳版です。

https://www.delltechnologies.com/en-us/perspectives/2019predictions/

 

デル テクノロジーズ バイスチェアマン プロダクト&オペレーション 

ジェフ クラーク(Jeff Clarke)

 

 

2019: データ主導デジタル エコシステムの年

 

今年もやってきました ―― 地球が太陽を一周し、2018年も終わりに近づいた今、2019年に目を向けて、何が待ち受けているのかを考えてみましょう。2030年へと続く、次のイノベーションの10年が近づいています ―― デル テクノロジーズは、2030年には人とマシンの協調関係は次の時代を迎えると予測しており、その時代には、人間はスマートな生活、インテリジェントな仕事、摩擦のない経済が実現していると予測しています。

 

デル テクノロジーズが昨年行った大胆な予測は、早いペースで花を開かせているものもあれば、そうでないものもあります。AI(人工知能)およびマシンラーニング(機械学習)テクノロジーの発展のためには、まだなすべきことが多くあります。また自律システムは、企業や組織がこれをサポートするデジタル環境を構築している中で引き続き具体化しつつあります。

2019年には、何が待ち受けているのでしょうか。データ主導のデジタル エコシステムへと進んでいく中、2019年に対するデル テクノロジーズの重要な予測は次の通りです。

 

 

1. ライフスタイルおよびビジネスシーンの両方で、かつてないほどの没入体験が実現

バーチャル アシスタント(VA)は、スマートホーム テクノロジー、「モノ」やコネクテッドカーといったコンシューマー テクノロジーの分野で引き続き広がりを見せ、ユーザーの好みを学習し、それまでのユーザーの行動に基づいてコンテンツや情報を先回りして提供するでしょう。住宅環境において、このマシン インテリジェンスはVR(仮想現実)およびAR(拡張現実)と統合し、例えば家族のための簡単な食事を手早く準備することをサポートするバーチャルシェフなど、夢のような体験を提供するでしょう。また、今以上にインテリジェントな健康管理デバイスが心拍の変動(HRV)や睡眠パターンなどの多くの情報を取り込み、医療従事者と手軽に共有するなど、個人の健康状態に関するコネクテッド環境がさらに進むでしょう。

 

没入的インテリジェンスは、ビジネスシーンにも広がるでしょう。日々仕事で使っているパソコンやその他のデバイスは、これまでと同じようにユーザーの行動習慣から学習して、適切なアプリケーションやサービスを適切なタイミングで先回り的に立ち上げて提供します。自然言語処理(NLP)と音声テクノロジーの進化によって、ユーザーはマシンとより生産的な対話を行えるようになる一方で、オートメーションとロボティクスによって、よりスピーディーで円滑なコラボレーションが可能になり、より多くのことを行えるようになるでしょう。また、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)アプリケーションが、オンサイトとオフサイトの両方で没入体験を提供し、ユーザーはいつでもどこでも必要なデータへアクセスできるようになるでしょう。

 

 

2. 「データの金鉱」により、テクノロジー投資における次の「ゴールドラッシュ」が加速

企業は長年にわたりビッグデータを貯めこんでいます。事実、このようなデータの量は2020年までに44兆GB(ギガバイト)、44ZB(ゼタバイト)に達すると予測されています。これは膨大な量です。デジタル トランスフォーメーションが具体化することで、最終的にこれらのデータも活用されるようになるでしょう。

 

企業が新しいイノベーションと効率的なビジネス プロセスを手にするとともに、これらのデータからより多くの価値を引き出す中で、テクノロジー分野ではさらなる投資が生み出されるでしょう。事実上あらゆる場所から知見を得られるデータ管理とフェデレーテッド アナリティクス、より安全かつスマートに卓越した成果を出せるデータ コンプライアンス ソリューションなど、AIを現実化するための新たなスタートアップ企業が出現するでしょう。

 

 

3. 5Gが最先端のライフスタイルを提供

来年中に、データのスピードとアクセス性について従来の環境を根本から刷新することが期待されている次世代ネットワークとともに、最初の5Gデバイスが市場に出回る予定です。低レイテンシの高帯域幅ネットワークは、より多くのモノ、自動車、システムがオンライン化されるとともに、すべてのデータが生み出されるエッジにおけるAI、マシンラーニング、コンピュートの負荷が高まることを意味します。

 

まもなく街には多くのマイクロハブ(データセンター)が出現し、これらのマイクロハブがもたらす新しい「スマート」環境も、街角で起こっていることについてリアルタイムの知見を提供するでしょう。都市や市街地のコネクテッド環境はかつてないほど進み、2030年にはスマートシティおよびデジタル インフラストラクチャーが大きな成功を収めるでしょう。このような環境によって、現場で生成されたデータと情報をクラウドとの間でやり取りをする必要なしに、リアルタイムで迅速に処理および分析を行い、必要なユーザーと手軽に共有できるようになるため、医療分野や製造業といった業界も従来の環境が根本から変革されるでしょう。

 

 

4. データ予測 ではさらに多くのクラウドが必要に

昨年、デル テクノロジーズはメガクラウドの出現を予測しました。メガクラウドは、IT戦略でパブリック クラウドとプライベート クラウドの両方が求められる中、多様なクラウドで構成されたパワフルな運用モデルの1つです。今のところ、この情勢は依然として変わっていません。異なるタイプのすべてのデータを効果的に管理しなければならない必要性を企業が実感する中で、パブリック クラウド対プライベート クラウドの議論は、徐々に沈静化していくでしょう。最近IDC社が実施した調査において、データをオンプレミスのプライベート クラウドに戻していると回答した企業は、全体の80%に上りました。パブリック クラウドの増加が予測されているものの、このトレンドはこれからも続いていくでしょう。

 

マルチクラウド環境によって、企業は、求めるときに求める場所でデータを管理、伝送、処理できるようになり、オートメーション、AI、マシンラーニングの処理がレベルアップします。実際、データの分散化が進む中で、自律走行車の環境やスマート ファクトリー、クラウド ネイティブ アプリケーション、保護されているオンプレミス データセンターなどのエッジにおいて、多くの新しいコンプライアンス規格とプライバシー規格、また当然ですが私たちが日々使っているさまざまなアプリケーションとサービスをサポートするパブリック クラウドに対応するため、これまで以上に多くのクラウドが登場するでしょう。

 

 

5. ミレニアル世代に続きZ世代が社会に進出

来年、ミレニアル世代の次の世代であるZ世代(1996年以降生まれの世代)が、社会に出てくることで、ミレニアル世代は自分たちの居場所を作らざるを得なくなります。Z世代が加わることでビジネスの世界では5世代が活躍することになり、多様性に拍車がかかるでしょう。Z世代の社会進出によって、ライフスタイルとテクノロジーのエクスペリエンスの幅が大きく広がります。Z世代の98%は、教育の一環としてテクノロジーを使いこなし、その多くはソフトウェア コーディングの基本をすでに理解しており、自分たちが働く環境の中で最高のテクノロジーだけを活用することを期待するでしょう。

 

Z世代によって就労環境の技術革新の新たな進化が促進されるとともに、彼らより前の世代のテクノロジー リテラシーおよび新しいスキルをオンサイトで学習する環境についても新たな機会が創出されるでしょう。AR(拡張現実)とVR(仮想現実)はますます一般的になり、高齢世代におけるスキル ギャップを埋める一方で、Z世代には彼らが欲するスピードと生産性を提供するでしょう。

 

 

6. 弱い結びつき、廃棄物ゼロ化へ: サプライチェーンはより強く、よりスマートで、よりグリーンに

持続可能なビジネスが多くのメリットをもたらすという確信を背景に、企業はデル テクノロジーズが率先して行っているリサイクルやクローズド ループ型のプロセスなどの新たなイノベーションを通じて、それぞれのビジネス モデルから廃棄物を減量・排除する手段を促進させるでしょう。このような動きを支援するため、デル テクノロジーズは海洋プラスチックを再生パッケージに、ディーゼル発電機の排ガスからの煤塵をボックス印刷用のインクに再生するといったブループリントを共有しています。

 

新しいテクノロジーを精査して活用することで、サプライチェーンのトレーサビリティ(追跡可能性)が高度化し、最適な流れを実現できる機会を高い精度で明らかにすることが可能になるでしょう。ブロックチェーンも重要な役割を果たすと考えられ、ソーシングにおける信頼と安全を確保すると同時に、一連のプロセスにおける商品とサービスに関する情報とデータのセキュリティーを確保します。

 

5G、AI、マシンラーニング、クラウド、ブロックチェーンなどのイノベーションがフルスロットルで準備を整えている今は、テクノロジーにとって、かつてないほどすばらしい時代と言えます。2020年、私たちは44ZBの膨大なデータを有効活用していることでしょう。また、以前であれば想像すらできなかったような新たな方法でデータのパワーを最大限に引き出し、日々の生活と仕事のトランスフォーメーションを実現しているでしょう。皆さん、シートベルトをしっかりと締めてください ―― 私たちは「データの時代」へフルスピードで突入しているところです。2019年は、すばらしい年になるでしょう。

取材・構成・文

ITジャーナリスト

大西高弘

 

2018年10月に開催された「Dell Technologies Forum 2018 Tokyo」では、データ保護ソリューションに関する併設セミナー「Dell EMC Data Protection 最新ソリューションセミナー」が開かれた。同セミナーでは、関電システムソリューションズ株式会社による導入事例講演、Dell EMCが考える次世代型のデータ保護戦略に加え、新しいサービス、そして、最新のコンバージドインフラ製品などが紹介された。またヴイエムウェア社との共同セッションにて、まもなく日本に上陸する「VMware CloudTM on AWS」及び同サービスに対応したDell EMCのデータ保護サービスについても紹介された。そこで、同セミナーの各セッションの概要を解説する。

 

●「Dell EMC データ保護ソリューション 最新の戦略とは」

 

n1.jpgDell EMC

データ プロテクション部門

APJプリセールス 統括ディレクター

Yeong Chee Wai(ヤン・チー・ワイ)

 

かつて全世界で生成されるデータの量は「2020年までに44ゼタバイト」と言われていました。しかし最新の調査によると「2025年までに163ゼタバイト」になるとされています。増加の一途をたどるデータ量への対応もさることながら、組織はデータに対する考え方も大きく変えることを求められています。

 

現在のビジネスでは、まずスピード感のある対応が求められています。データの活用においても、安全に効率的に運用管理すると同時に、素早く事業部門が利用できるようにインフラを整えなくてはなりません。つまりデータ保護はビジネス成果の優劣にも大きく影響するようになっているのです。

 

データのオーナーシップは、IT部門から業務部門へと移りつつあります。業務部門は、新しいデータ活用インフラの構築に数週間、数カ月かかるという状況を決して容認しません。したがって、当然データ管理はクラウドを活用することが必然となっています。そうしなければ、急速化するビジネスサイクルに対応できないのです。

 

このような変化に対し、Dell EMCでは、以前から準備を進めてきました。そして、パブリッククラウドやプライベートクラウドを活用し、数時間でデータ保護インフラを構築できるサービスを提供できるようになりました。このインフラは、サイバー攻撃に対して強い防御力を持ち、万が一破壊的な被害を受けても、簡単にビジネスを復旧できるものです。このことで、Dell EMCのソリューションを利用する組織は、データを守るだけでなく、社会的な信用など、金銭だけでは表せない価値を維持できるようになります。

 

また、Dell EMCの最新のデータ保護ソリューションは、低コストで、要求されるキャパシティを50%減らし、ネットワークの帯域を95%削減します。もちろん、管理の負荷も大幅に削減しています。さらにVMwareとの技術的な連携を密にし、仮想環境でのバックアップ環境を統合しています。

 

 

●「クラウドの賢い使い方はデータ保護にあり 今から使えるクラウドソリューション データ保護ソリューション」

 

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Dell EMC

データ プロテクション部門

APJクラウドデータ保護ソリューション 統括

Jerry Vochteloo

 

現在、多くのユーザーが、「データセンターでやっている管理をクラウドでやり たい」「オンプレミスのサービスをクラウドに移行して自動化したい」といった 希望を持っています。また、「災害対策を目的としたデータ保護をクラウドに  よって安価に簡単に実現したい」というものもあります。

 

これらのニーズをまとめると、データ保護において、クラウドライクなコストと ケーパビリティをどう実現するのか、ということになるでしょう。

 

ユーザーの中には「もうデータセンターは持ちたくない」「少なくとも、これ以上はデータセンターを増やしたくない」という人が多く存在しています。では、それをどのように実現するのか。例えば、パブリッククラウドの利用がすぐに思いつきそうですが、もし、オンプレミスのクラウド環境でこれが可能だったらどうでしょう。

 

Dell EMCでは、オブジェクトベースのストレージをオンプレミスで提供しています。このギガバイト単価は1カ月あたり1.3セントです。つまり、一般的なパブリッククラウドサービスよりも安いのです。また、Dell EMCでは新しいコンバージド型のアプライアンスも提供しています。この製品はDell EMC Data Domainも格納しており、クラウドへ階層可能な192テラバイトを含む最大288テラバイトまで重複排除したデータを格納できます。このように、クラウドだけでなく、さまざまな製品、サービスを活用することで、さらに低コストに、長期保存を義務付けられているデータを保護することができます。

 

クラウドの活用で注意しなくてはならないのが、クラウドからデータを引っ張ってくるにはコストが高くつく、ということです。これは、クラウド上に設置しているサーバーの利用料金が高くなるからです。そこで当社では、クライアントからクラウド上のサーバーを介さず直接ストレージ格納する方法をお客様に紹介しています。この仕組みは、エージェントを仮想マシン上に載せ、そのエージェントが直接、S3などクラウドオブジェクトストアに書き込むという仕組みを採用しています。

 

また、スナップショットのライフサイクルを管理することも重要です。パブリッククラウドでは、スナップショットを何百、何千も作成するとそれだけでコスト負担が大きくなります。そしてこうしたパブリッククラウドのサービスでは、スナップショットを削除することができません。そこで、当社では「Dell EMC Cloud Snapshot Manager」というものを提供し、スナップショットの自動作成、削除を可能にしています。

 

このようにデータ保護用にクラウドを活用する場合も、ちょっとした工夫で、より効率的に、低コストで運用することが可能になります。

 

 

●「Azureでも利用できる、Avamarバックアップ」

 

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 関電システムソリューションズ株式会社

 ITサービス事業本部

 ITサービス基盤技術部

 ITサービス企画グループ

 テクニカルプロフェッショナル

 西川浩史氏

 

 

 

 

 

 

当社では、2018年8月からMicrosoft Azure、Dell EMC Avamar Virtual Edition、Data Domainを活用した「バックアップサービス」を展開しています。このサービスには、Dell EMC Avamar Virtual EditionとData Domainを活用しています。サービスを開発したきっかけは、ランサムウェアの脅威にはエンドポイントでのバックアップが不可欠だと考えたからです。

 

n9.jpgサービスの開発で、留意した点は、バックアップ時間とネットワーク負荷の削減でした。また、ユーザー自身でデバイスのリストアが完了できることも条件でした。AvamarとData Domainについては、以前から知っていましたが、今回のサービス開発でも試験を繰り返す中で、優秀な結果を出してくれ、そのままサービスインとなりました。重複排除率も、初回のバックアップ時は50%程度でしたが、データが増加するにつれ、99%まで実現されています。

 

AvamarやData Domainのライセンスはクライアントの数に依存するのではなく、バックアップデータ量に応じたライセンス体系となっています。そもそも重複排除機能でバックアップデータ量の増加自体を抑制することができるので、この点もお客様には大きなメリットとなるでしょう。

 

現在展開しているサービスは、お申込みをいただいてからヒアリング、設定の作業も含めて3週間程度で利用開始できます。もし、オンプレミスで同様のバックアップ体制を構築しようとすれば、半年(26週間)程度はかかると思います。データ保護を素早く、確実に実行したいお客様からすれば、半年という期間はかなりの重荷となるはずです。仮想アプライアンスを活用したサービスで「バックアップ問題」を解決してもらえるよう、今後も、多くのお客様に利用していただきたいと考えています。

 

(参考情報)

■ウイルス対策だけでは守れない、ランサムウェア等の脅威からデータを守るクラウドバックアップサービスを構築 AVAMARとDATA DOMAINで実現

 

■KS Solクラウドソリューション

 

■CIERTO/Hybrid Cloud with Microsoft Azure

 

●【実演デモ】最新コンバージドインフラ「DP4400」は本当に「シンプル」なのか?

 

n4.jpg Dell EMC EMCジャパン株式会社

 DPS事業本部

 SE部 シニアシステムエンジニア

 小川達彦

 

 Dell EMCでは、この7月にコンバージドインフラ「DP4400」をリリースしました。こ の製品は、Dell EMC PowerEdgeサーバーをベースにバックアップ管理サーバーや重複 排除機能を持ったストレージ、システム管理ツールなど、必要なものはすべてそろえ ている製品で、クラウドとの接続も簡単に行えます。そのため、導入してから短時間 で、クラウド上にDRサイトを構築して、利用することもできます。データの格納能力は最大で96テラバイト。このデータは重複排除された後のデータですから、実際にはその数十倍ものデータを格納できます。また、クラウドストレージ上には最大192テラバイトまでの重複排除済データを保管できます。

 

この製品のキーワードは「シンプル」。例えばハードウェアの増強は必要ありません。すでに必要なハードウェアは全て筐体内に用意されており、増強したい場合は増設ライセンスのみを購入いただき、ライセンスキーの追加のみで、すぐ拡張できるという仕組みです。

 

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設定もシンプルです。必要な情報さえ把握していただければ、ウィザードに従って入力していただけるので専門知識はいりません。入力のエラーチェック機能もあるので、混乱してしまうこともないのです。

 

「DP4400」の管理画面は驚くほどシンプルです。必要なことはこの画面ですぐに確認できます。また、構成の管理、アプリケーション追加もアプリケーションコンフィグレーションマネージャー(ACM)を利用して簡単に設定、確認を行うことができます。そのため、導入は数時間で済ませることができ、すぐに利用を開始できます。

(司会を担当していた女性社員がいきなりの実演でも成功)

シンプルなのは初期設定に限らず、その後の運用管理も非常に簡単です。IDPAシステムマネージャーを使えば、Data Domainなど格納されている複数のコン

ポーネントを、単一インターフェイスから統合的に管理できるので、            

新たなツールを加えることはかなり少ないはずです。ぜひ一度、まずは最初の設定作業などを体験いただいて、そのシンプルさを実感していただきたいと思います。

 

参考情報

Dell EMC、データ保護コンバージドアプライアンスのエントリーモデル「Dell EMC IDPA DP4400」を発表 シンプルで強力、かつ保護コストの最小化を実現する新製品

 

■コンバージド化されたデータ保護の導入作業とは?:DP4400の導入作業紹介

 

●「まもなく日本上陸『VMware Cloud on AWS』と、Dell EMCデータ保護ソリューションの“Better Together”とは?」

 

 

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ヴイエムウェア株式会社

パートナーSE本部 パートナーSE部

シニアシステムエンジニア

下村京也氏

 

Dell EMC EMCジャパン株式会社

DPS事業本部

シニアビジネスデベロップメント
マネージャー

西頼大樹

 

 

(下村)VMwareとAWSは、2017年に「VMware Cloud on AWS」の提供を発表しました。このサービスは、日本でのサービスはもうすぐですが、簡単に説明すると、AWSのインフラの上にVMwareのさまざまなテクノロジーを乗せたものです。しかもAWSの仮想化基盤の上にVMwareの仮想マシンを入れるのではなく、AWSのデータセンターにあるベアメタルのインスタンスに搭載します。そのため、このサービスは他のユーザーと共有するのではなく専用のインフラとして活用できます。

 

また、ベアメタルのインスタンスに搭載することで、AWSのサービスをインターネット回線で利用するのではなく、データセンター内のネットワークを経由します。そのためレイテンシを気にする必要はありません。

 

さらに、従来、オンプレミスで稼働していたVMをEC2のインスタンスに移行する場合、仮想マシンやアプリケーションの変更作業などが発生することがありました。しかし、「VMware Cloud on AWS」では、「ハイブリッドクラウドエクステンション」というツールを活用し、そのまま、移行できます。もう、移行先のVMware vSphere®のバージョンなどを気にすることもありません。

 

n7.jpg(西頼)Dell EMCでは、データ保護ソリューションに関するクラウドへの対応につい て3つの点を重視して製品・サービスの開発を行ってきました。それは、「データ の効率的な階層化」「クラウド上にターゲットを作ったうえでのレプリケーショ ン先の確保」「災害対策を考慮した簡易的なDRの構築」の3つです。

 

今回、まもなく「VMware Cloud on AWS」が日本に上陸することで、Dell EMCで は、ファースト・サイト(オレゴンリージョン)立ち上げ当初からの戦略的パー トナーとして、展開済みの他リージョンと同様に、VMware Cloud on AWSをこれ から日本で利用するお客様にも最初から同サービスに最適化されたDell EMCの  データ保護を導入いただける準備を進めてきました。「VMware Cloud on AWS」 を利用するお客様が、データ保護を実行する際、オンプレミスでVMwareの環境を 利用していたのと同じようにバックアップが可能になるようにしていきます。

 

この目的を達成するため、Dell EMCでは、同クラウド内でデータ保護ソリューションを使う際、「VMware Cloud on AWS」と同じスタイル:ホスト課金によるサブスクリプションでサービスとして購入できる仕組みを準備しています。つまり、「VMware Cloud on AWS」をサービスとして購入した際、同様にデータ保護ソリューションもご購入いただく形にしていこうとしています。パブリッククラウドをバックアップに使っているお客様は、日本でもかなり増えてきました。そうした状況を踏まえ、当社では、お客様がよりシンプルに、高度なデータ保護を実現できるよう努力してまいります。

 

(参考情報)

■ヴイエムウェア、VMware Cloud on AWSの日本市場での提供を発表

 

Dell EMC、「VMware Cloud on AWS」向けのデータ保護ソリューションを提供開始

 

 

●着実に進化し続けるデータ保護ソリューション

 

5つのセッションを通じて感じられたのは、組織の規模を問わず、ITインフラはクラウドの活用も含めて「シンプル化」していっているということだ。あと10年もすれば、個々の企業が大規模なデータセンター事業者と契約し、人員とコストをかけて管理していたということは完全に過去のものとなってしまうのかもしれない。さらに言えば、ハイブリッドクラウドが当たり前となり、データの保護、管理もかなり自動化されていくように思う。そこで重視されるのは、確かな保護ソリューションを採用し、パブリッククラウドでのデータ保護を着実に実行できる、製品やサービスを活用することだろう。

 

 

 

 

 

【シリーズ:新時代のデータ保護】

1回:DellEMCDNAを融合させたData Domainシリーズの最新版「Data Domain DD3300」の魅力とは?

2回:最新のデータ保護アーキテクチャを適正なコストで構築するための秘訣

3回:今後、データ保護ルールの新デファクトスタンダードになる可能性もあるEU一般データ保護規則(GDPR)

4回:サイバー対策の最新トレンド「サイバー復旧」とは何か?

5回:Dell EMC、データ保護コンバージドアプライアンス「IDPA」のエントリーモデル「DP4400」を提供開始 シンプルでパワフルなデータ保護機能をより身近に

6回:今後拡大が見込まれる「パブリッククラウドを活用したデータ保護」ユーザーが留意すべきポイントとDell EMCデータ保護の戦略

第7回:【特別編】Dell Technologies Forum 2018 – Tokyo イベント特集 パート1:デジタルトランスフォーメーションを支えるデータ保護の重要性

第8回:【特別編】Dell Technologies Forum 2018 – Tokyo イベント特集 パート2: ビジネス貢献度の高い「次世代型データ保護戦略」とは?

Dell COO(最高執行責任者)兼APJスペシャリティ セールス担当バイスプレジデント

ドミトリ チェン(Dmitri Chen)

 

Gartner社が発表した2018年のCIOアジェンダ調査レポートによると、95%ものCIOが自分たちの仕事はデジタル化によって変化または「リミックス」されると考えています。CIOには変化をリードする存在になることがますます重要視されていますが、これは幅広い新たな責任を負うとともに、重点を置く分野を従来のITの提供から切り替えることによって実現されるでしょう。

 

今、CIOの役割は大きく変容しつつあります。

 

誰もが知っているように、今日のCIOにはシステムのユーザーおよび生成されるデータを含め、テクノロジー環境に対する包括的な視点を全社規模で周知する以上のことが求められています。CIOは社内のITエコシステム全体を通じて人、プロセス、アプリケーションを監督することで、エコシステム全体からの集合的なアウトプットがビジネス ゴールをサポートし、必要な情報を提供できるようにしなければなりません。IT部門が社内のどの部門からも独立してバックエンドのサポートを提供していた時代はもう終わりました。

 

ポリシーおよびプラクティスの策定、プランニング、予算、リソース調達、トレーニングを含むITインフラストラクチャーの管理に加え、CIOには収益の増加とビジネス変革に貢献することが期待されています。テクノロジーを中核に据えた現在の企業環境において、CIOの位置づけは自社および顧客により良い成果をもたらす活動を促進し、実現するというところにあります。

 

こうした状況の中で、今日のモダンなCIOには成功する上で身につけておくべき3つの基本的な属性があります。

 

1. 促進・円滑化

今日のCIOはコミュニケーター、コラボレーター、イネーブラー、仲介者、世話役などの役割を担っています。CIOにはテクノロジーの導入とリーダーシップにおいて一貫性、ガイダンス、先見的な思考が求められ、社内全体を通じてビジネスに根づいた正当性の説明をし、アドバイスすることが期待されています。会社の利害関係者への基本的なアカウンタビリティー(説明責任)はもとより、CIOは自社の最新製品とサービスの提供と範囲を常に向上させていくために、開発者、データサイエンティスト、他のITスペシャリスト間の対話を促進する必要があります。

 

以前のCIOはテクノロジーの提供を管理することに主に力を注いでいましたが、今日のCIOはイノベーションの導入と動機づけによって自社の能力の幅をさらに広げていくことにより大きな重点を置いています。

 

2. スキルの開発と人材の保持 

デジタル トランスフォーメーションの成功に必要なのは、テクノロジーだけではありません。これらのテクノロジーを利用する人材のスキルアップ、またこれと並行してプロセスの改革を進めることで、これらのトランスフォーメーションを完成させることができるとともに、製品やサービスの市場展開までに要する期間のスピードアップ、新たな収益を創出するビジネスモデル、組織全体の効率向上を実現することが可能になります。例えば、デジタル化がもたらすメリットへの理解が進むのに伴い、CIOチームはコンサルタントとイネーブルメントの両方に対するニーズの高まりに直面することになるでしょう。このような状況の中、CIOチームはシステムとアプリケーションだけではなく、自らが属しているチームの幅広いニーズとビジネス上の優先事項もよく理解していなければなりません。

 

他にも、企業は導入する最新のテクノロジーについて、すべての従業員にトレーニングを実施して生産性を発揮できるようにすることをCIOに期待しています。また、成功に必要なツールを利用できなければ、チームメンバーからはすぐに不満が出てくるでしょう。CIOは、周囲の声に耳を傾け、ユーザー エクスペリエンスに焦点を当てながら必要なエンパワメントに重点を置くことで、優秀な人材を獲得・保持しながら最大限の生産性を引き出すことができます。

 

3. 評価

デジタル トランスフォーメーションの進捗についてCIOが評価される中で、プロジェクトの成功を評価、ベンチマーク、再現する能力は欠かせません。当然、これには一連の明確なKPIを規定して、定期的に徹底的な評価を実行することが含まれます。このような評価によって、トランスフォーメーションのプロセスをリアルタイムに確認・把握しながら、タイムリーに軌道修正していくことができます。

 

CIOは、常に自社の「デジタルの健康状態」(デジタル チャネルでどれくらいの収益を創出できているか?社内の各部門がデジタル イニシアチブに貢献できているか?)に注意を払い、把握していなければなりません。新規顧客の関心を引きつけるとともに、幅広いタッチポイントを通じてカスタマー エクスペリエンスへの満足度を高めているか(また、満足度の向上に伴い購買行動が変化しているか)? 新製品を市場投入するまでの所要期間を短縮できているか? デジタル製品とサービスから新たな収益の流れが生まれているか?

 

このようなビジネス基準の評価は、現在の投資と今後の投資の正当性をCEOおよび役員会に説明する上で欠かせない要素です。また、より重点を置くべき領域に対して、必要なインサイトも提供しなければなりません。企業はCIOに、このような全体像を描き出すとともに、全社規模のデジタル トランスフォーメーション イニシアチブがもたらす価値をわかりやすく、明確に伝えることを期待しています。

 

そして、祝福されるべき、変革を実現するCIOが誕生します ―― 人材の育成、イノベーションの推進、新たな収益源の獲得、社内外の顧客の能力を高めるプラットフォームの構築などをミッションとする、企業にとって真の「MVP」となる存在です。このようなCIOは、私たちすべてにとっての要となります。

 

https://community.emc.com/community/connect/anz/blog/2018/12/05/three-key-skills-that-will-define-a-successful-modern-cio?author=2018/04 (英語オリジナル)

 Bob DeCrescenzo
VP & GM of the VMAX Business Unit, Dell EMC


2018年11月27日

去る115日~8日にスペイン、バルセロナで開催された「VMworld Europe」で、Dell EMCは、VMwareと一緒に、最新の「Dell EMC PowerMax」テクノロジー プレビューを行いました。業界初となるこのテクノロジー プレビューは、仮想環境向けストレージのイノベーションに対するDell EMCのコミットメント、またDell EMCVMwareの緊密なコラボレーションをあらためて示すものです。

 

PowerMax」は、比類ない回復性、一切の妥協がないデータ サービス、卓越したパフォーマンス レベルが求められるアプリケーション環境のデファクト スタンダードとして、すでに多くの企業に導入されています。「PowerMax」の優れた効率性と自動化能力の統合によって、IT部門はインフラストラクチャをモダナイズ(最新鋭化)し、膨大なワークロードの統合、ハードウェアの省スペース化、消費電力の削減を促進できます。これらすべてがお客様に高い価値をもたらしながら、コストを削減し、複雑さを軽減します。

 

私は、「PowerMax」が、仮想化環境で、どのようにストレージパフォーマンスを達成できるかというデモをお見せできて大変嬉しく思います。このデモでは、業界初のテクノロジーによって、お客様の現行のストレージへの投資を保護しながら、将来への移行を支援する方法を紹介しました。

 

Dell EMCは、今回のテクノロジー プレビューにおいて、「PowerMax」に搭載されたNVMeSCMを公開しました。SCM100マイクロ秒を大きく下回るレイテンシを実現する次世代の主力製品と目される最先端のストレージ メディアで、パフォーマンスを要する現在および将来のワークロードを完全にサポートします。ユースケースとして、データ集中型のリアルタイム アナリティクス アプリケーションのサポートや超高速のトランザクショナルOLTP、データベース ワークロードなどが挙げられます。

 

エンド ツー エンドのNVMe

Dell EMCはエンド ツー エンドのFC-NVMeネットワークとともに、NVMe接続SCMドライブのパフォーマンスを最大限に引き出す、業界初のストレージ アレイのデモを公開しました。将来にわたり活用可能なこの組み合わせによって、これまでのテクノロジー環境を根本から変革します。ESG社が、NVMeテクノロジーに精通したITマネージャーを対象に実施した調査では、最終的にNVMeが既存のSASSATA接続のソリッドステート フラッシュ ストレージに取って代わると回答した割合は79%*1に上ります。

 

NVMe over Fabricは、フラッシュ アレイのメリットをフル活用するために多くのことを実行します。拡張的な並列性、同時性、スケーラビリティによって今日のマルチコアCPUおよび高速メディアの力を最大限に活用できるように設計されるNVMe over Fabricは、NVMe HBA(ホストバス アダプタ)からPowerMax NVMeドライブへのエンド ツー エンドのI/O最適化、大きなQDQueue Depth)、低レイテンシを提供します。これらのすべての特性によって、より多くのユーザーにより多くのアプリケーション トランザクションをより短いレスポンス時間で提供することが可能になります。またSANネットワークを活用することもできるので、企業がこれまでにインフラストラクチャに行ってきた投資も保護できます。

 

SCM(ストレージ クラス メモリー)

SCMは、低レイテンシな永続ストレージ メディアの今後を代表する存在です。SCMのパフォーマンス計測単位は数十マイクロ秒という驚くべき速さでDRAMのパフォーマンスに近づくレベルですが、DRAMに比べて低コスト、高密度で実装できます。これが一貫して予測可能なI/Oのレイテンシとともに、「インメモリ」と同様のパフォーマンスを提供する能力として、ユーザーにメリットをもたらします。

 

NVMeおよびSCMのメリットを活かすためには、適切なストレージ アーキテクチャが欠かせません。「PowerMax」は、実績に裏打ちされた革新的なリアルタイム マシンラーニング(機械学習)エンジンを有する世界で唯一のフラッシュ アレイとして、インテリジェントなデータ配置を実現します。このインテリジェンスな特性が、管理の負荷を強いることなくNVMeSCMのパフォーマンスを最適化します。「PowerMax」では、最も優先度が高く超低レイテンシが求められるワークロードにはSCMテクノロジーを使い、より動きが少ないデータセットにはNVMeフラッシュ ドライブを使用するというように、両方を透過的に活用することができます。IT部門がアプリケーションのパフォーマンスを高め、ストレージ コストを削減し、管理の手間を最小化する上で、このような使い分けは欠かせない能力です。

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PowerMax」のデモでは、超低レイテンシのSCMドライブ テクノロジーに仮想マシン(VM)データストアを置き、FC-NVMeとの比較で従来のFCを通じてVMwareが「PowerMax」ストレージをどのように認識するのかを紹介するとともに、全体として同一のファブリック上で、異なる2つの伝送テクノロジーにより構築されている2つのデータストア間において、仮想マシンをどのように動かすことができるのかが紹介されました。「PowerMax」でFCFC-NVMeの両方を通じてI/Oを同時に実行できる能力は、既存のITインフラストラクチャからより強力なFC-NVMeネットワークへの容易な移行をサポートする上での鍵となります。

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VMwareの友人たちも、このデモはかなり特別だと感じており、またVMwareのストレージおよび可用性ビジネスユニット担当バイス プレジデントのLee Caswellは、「PowerMaxは、ストレージクラスのメモリーとFC-NVMeの組み合わせにより最大のメリットをもたらし、大規模でパフォーマンス重視のVMware環境に最適です」とコメントしていました。また「PowerMax」革新のためにVMwareが提供するディープ インテグレーションを大切にしているハイエンドのお客様から、「パフォーマンスに対するあくなき欲求が垣間見えます」とも述べていました。

 

PowerMax」のデモは、以下の構成で行われました。

  • Dell EMC PowerMax 2000
  • PowerMaxOS およびUnisphere for PowerMaxGA前ビルド)
  • 32Gb FC I/O モジュール(NVMe over Fabricを実行。GA前ビルド)
  • 32Gb FC I/O モジュール(Fibre Channelを実行。GA前ビルド)
  • 750GB NVMeストレージ クラス メモリー ドライブ(GA前ビルド)
  • 8TB NVMe フラッシュ ドライブ
  • VMware vSphere ESXi およびvCenterGA前ビルド)*

* VMwareは、将来のvSphereリリースにおける係る機能の提供は保証しません。

 

*1 出典: 「ESG Master Survey Results, 2017 General Storage Trends」(201711月)

取材・構成・文

ITジャーナリスト

大西高弘



昨今、「デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉がメディアを中心にさかんに使われるようになった。

 

これは何を指すのか。簡単に言ってしまえば、組織がさまざまなアプリケーションを開発、利用して、これまでの業務やサービスを飛躍的に効率化したり、新しいサービスを提供して大きな需要を生み出す、といったことになるだろう。この際、AIやそれに付随した深層学習、RPAなど先進的なテクノロジーが利用され、さらにAPIの活用によって、多くのユーザーが簡単にアプリケーションを開発したり、利用したりできるようになる。

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10月19日に開催された「Dell Technologies Forum 2018 Tokyo」では、このDXについて多くのスピーカーが言及したが、Dell EMC データ プロテクション部門 APJプリセールス 統括ディレクターのYeong Chee Wai氏は、「データ保護」の観点からDX時代に必要になることを語ってくれた。









まず前提となるのが、DXの時代というのは、本格的なアプリケーション活用の時代に入るということだ。これまで、手作業や簡易的なシステムで行ってきた業務をアプリケーションで実行することが増えてくる。1人の作業者がこれまで3つのアプリケーションで仕事をしていたとすれば、今後は、さらに多くのアプリケーションを活用して仕事をこなす時代になる。そうした時代になってどんな変化が起こるのかといえば、データ生産量のさらなる増大と、その管理の重要性が増す、ということだ。

実際、IDCでは、2025年までに生産される全世界の総量は163ゼタバイトにまで達するとしている。ちなみに2020年までの総量が44ゼタバイトなので、増加比率も2020年以降はかなり大きくなると予測されているわけだ。

 

Yeong氏は、「デジタル/IT革新を成し遂げる最後の重要ピース Dell EMCが提供する『データ保護革新』とは?」と題する講演の中で、DX時代にふさわしいデータ保護戦略について話を進めた。

 

●包括的なリスク管理ができるソリューションを選ぶ

 

Yeong氏は、これからのデータ保護について、データの量だけでなく保護方法の多様化について指摘する。


「まず、格納する場所です。各アプリケーションが生成するデータをどこに格納するかも方法は変わってきます。それは、オンプレミスのストレージとバックアップストレージだけに格納されるのではなく、アプリケーションが稼働している多様なプラットフォーム上に格納されることになるでしょう。それは、クラウド上かもしれないし、データセンターの中かもしれない。また、ハイパーコンバージドインフラなのかもしれないし、オンプレミスのアプライアンスなのかもしれない。さらにクラウドといっても、プライベートなのか、パブリックなのかということも選択されるようになります。また、新しいアプリケーションにどう対応するのか、ということも問題になります。例えば、NoSQLのデータベースに格納されたデータをどう保護するのでしょう。こうした課題に対しても、すぐに対応できるベンダーこそが、データ損失のリスクを低減できるのです」

 

さらにYeong氏は、データを格納しバックアップ作業を行う主体も多様化すると指摘する。


「データ保護に関しては、データベース、サーバなどの各担当者がそれぞれ行うケースが増えています。つまりデータセットのオーナーがIT部門の中枢から、各現場へと分岐していっている。さらに一般の業務部門のユーザーがオーナーになるケースもある。こうした状況では、例えばバックアップインフラの構築については、担当者がセルフで自由にできるようにすることが求められるようになります」

 

こうした状況の変化に伴い、データ保護は、包括的にリスクを監視しながら行えるようなものでなくてはならないと、Yeong氏は指摘する。つまり、ある分野のデータ保護だけに特化したベンダーのソリューションを複数使い分けることは、もはや時代にそぐわなくなっているという。

 

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「複数のベンダーの製品を使い分けていた場合、データ損失のリスクが高くなることは、もはやはっきりしています。どんなプラットフォームでも、アプリケーションにでも対応し、基幹システムからエンドポイントまで、さまざまな階層で生成されるデータを包括的に保護することができるベンダー1社を選ぶべきです。Dell EMCはDX時代にふさわしい、包括的なデータ保護ソリューションを目指しています」

 







●アプライアンスをクラウドサービスとして提供する


Yeong氏は「包括的なデータ保護」に必要な柔軟な対応力について解説する。


「当社の製品、サービスはアプライアンスとしてクラウド対応しているだけでなく、クラウド上でサービスとして活用することにも注力しています。ハードウェアを購入して自社で組み立てていくというお客様にも製品を提供する一方で、ハードウェアで提供している機能を、クラウド上のマーケットプレイスで購入し活用することもできるのです。例えば、当社のバックアップ用ストレージであるDell EMC Data Domainは、クラウド上でのサービスとして利用できます」

 

Data Domainは、高い重複排除機能を持つ、人気製品だが、Dell EMCでは早くから、クラウドでの利用を想定し、ハードだけの提供にこだわることなく、サービス化させている。ユーザーのニーズを先取りし、ユーザーにとってもっとも使いやすいスタイルでの提供を実現させている。

 

Data Domainは、「データ保護の最後の砦」となるよう開発された製品である。データを損失させてしまったユーザーが最後の最後に頼りとするストレージとして開発された。この製品では、複数ディスクの多重障害時に対する冗長性を確保しているだけでなく、常にデータが正確に書き込まれたかをチェックする独自の保全機能を持つ。また、ブロックごとのチェックも行うように設計されている。

 

こうした製品も「クラウド上で活用したい」というユーザーが現れることを先取りし、サービス化させている。Yeong氏がいう「包括的なデータ保護」を提供するベンダーとは、こうしたことを指すのだろう。

 

Yeong氏は「もう、多くのITユーザーは、事前にバックアップインフラに対してお金を払うということをよしとしない。優れた機能やサービスでも、使った分だけ対価を払い、不要になれは、それ以降はコストが発生しないというのが当たり前になっている」と話す。

 

つまり、こうしたユーザーの変化に即時に対応できるベンダーこそが、DX時代にふさわしい企業だといえるのだ。アプライアンスとしてバックアップストレージを購入したユーザーが、時間経過に伴って、クラウド活用を積極的になっていったとき、最適なソリューションを提供できるか、そこがポイントとなる。

 

●高機能の製品で、バックアップコストを最適化

 

また、この対応力は「人的にもITリソースの薄いユーザーが、的確なデータ保護を行える」という点でも生かされている。IDPA(Integrated Data Protection Appliance)は、その代表格だろう。

 

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この製品には、データ保護を実行する上で必要な機能をすべて格納したコンバージドインフラ製品だ。クラウドとの連携機能もあり、設定も数時間で完了できる。DXがさらに本格化すれば、小規模な組織やスタートアップ企業でも、管理しなくてはならない重要データが飛躍的に増大してくる。その際、こうしたコンバージド型の製品が大きな力を発揮してくれる。

 

  







「これまで、DR(災害対策)サイトは大きなコスト負担が課題でした。しかし、いまはクラウドにデータをコピーして簡易的なDRサイトを簡単に構築できるようになりました。しかし、その際、本当にいざという時にクラウドからデータを引っ張り出して、事業の継続性を維持できるのかが気になります。当社のIDPAなら、そのような心配をする必要はありません。これは多くの導入ユーザーも認めるところでしょう」とYeong氏は話す。

 

さらに、クラウドでのバックアップ活用のコストについてもYeong氏は次のように指摘する。

 

「パブリッククラウドでバックアップを行うことのみが、必ずしもコストを最適化できるとは限りません。バックアップデータをリストアする際や、スナップショット作成のコストはそれほど安価ではないのです。そこで当社では、クラウドのデータストアに、サーバを介することなくデータを送る仕組みを提供しています。また、付け加えると、バックアップデータの総量、あるいは一回のバックアップの大きさによっては、1台のData Domainでバックアップしている方が、コスト的には安い、というケースもあります。Data Domainの重複排除率は、平均で30分の1です。これだけ高効率の排除率であれば、ケースによってはクラウドを活用して、新たなコストを負担しないほうがいいという判断もできます」

 

VMwareとの高い親和性でさらに効率的にデータ保護

 

VMwareは、Dell EMCと一体化したベンダーである。そのため技術的な連携が常に図られており、バックアップソリューションにおいても同様の取り組みが継続されている。

 

VMwareの仮想環境でバックアップをする際、当社の製品を活用することで、重複排除率は72分の1となります。この驚異的な能力は、クラウドやその他の環境でバックアップデータを格納する際、大きなコスト低減を現実化させます」とYeong氏は話す。

 

また、まもなく「VMware Cloud on AWS」が日本でも提供される。このサービスは、AWSの仮想化基盤上にVMwareの仮想マシンを入れるのではなく、AWSのデータセンターにあるベアメタルのインスタンスに搭載するというものだ。とくにプライベートクラウドでVMware環境を利用していたユーザーにとっては、利便性を損なうことなく、パブリッククラウド上で低コストに多様なIT活用が可能になる。

 

パブリッククラウドの活用では、データ保護はユーザーの責任で行わなくてはならない。Dell EMCは、「VMware Cloud on AWS」の戦略的なパートナーとして世界で最初に指名され、データ保護ソリューションを順次提供し始めている。その中には、「as a service」として提供するものもあるという。「VMware Cloud on AWS」を利用すると同時に、サービスとしてデータ保護機能を購入し活用することになる。

 

   

 

ここまで、Yeong氏の解説を聞いていて感じたことは、「包括的なデータ保護サービス」とは、ソリューションの提供形態が多様に用意されていることが、必須の条件になるということだ。システムのあらゆる階層で保護が可能であることも重要だし、ギガバイト当たりのコストも着目すべきだが、それでも、ニーズに合わせた機能提供を、アプライアンス、SaaS、ソフトウェアなどあらゆる形態で実行できる企業であれば、ユーザーは自社の事情に合わせて、最適な方法を選ぶことができるだろう。

 

また、Yeong氏は、最適で自動化された保護ソリューションを活用することで、IT人材がバックアップやデータ保護にかかわる時間や手間を大幅に減少させることができると指摘する。IT予算はそれほど増えない中でも、データ保護コストを低減させ、IT人材の時間も確保することで、アプリケーション開発に注力することが可能になるということだ。これこそ、まさに「DX時代のデータ保護戦略」の根幹といえるものだろう。


 

 

Yeong氏が講演にて解説した様々な製品・ソリューションはSolution Expoにも展示され

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注目の最新コンバージドインフラ「DP4400」には多くの方が足を止め、説明を聞いていた。


 

 

 

 

 

 

 

 





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【シリーズ:新時代のデータ保護】

1回:DellEMCDNAを融合させたData Domainシリーズの最新版「Data Domain DD3300」の魅力とは?

2回:最新のデータ保護アーキテクチャを適正なコストで構築するための秘訣

3回:今後、データ保護ルールの新デファクトスタンダードになる可能性もあるEU一般データ保護規則(GDPR)

4回:サイバー対策の最新トレンド「サイバー復旧」とは何か?

5回:Dell EMC、データ保護コンバージドアプライアンス「IDPA」のエントリーモデル「DP4400」を提供開始 シンプルでパワフルなデータ保護機能をより身近に

6回:今後拡大が見込まれる「パブリッククラウドを活用したデータ保護」ユーザーが留意すべきポイントとDell EMCデータ保護の戦略

第7回:【特別編】Dell Technologies Forum 2018 – Tokyo イベント特集 パート1:デジタルトランスフォーメーションを支えるデータ保護の重要性



 





男子率の高いIT業界で、けなげに頑張る女子の本音。GeekGirls第5弾!

狂った暑さがやっと収まった夏の終わりに集まってもらいました。

 

 

gg5.JPG.jpg直球勝負

ayas:皆様お久しぶりです!いかがお過ごしでしたか。

人魚:忙しすぎて痩せました。問い合わせ多すぎで事象がごちゃ混ぜになる。

MDK:案件が増えるとね。挙句の果てにメールの取り違えとかになりそうになる。

人魚:だからメールは10回読め!なんだよね。

ayas:相変わらずお忙しいのですね。それではそんな仕事の中で女を使ったことがあるか?が最初の質問です。(本日はIT男子からいろいろ聞いてほしいという質問を17個ほど用意)

人魚:ない!(即答)ていうかできない。誰が困るわけでもないんだから、たぶらかせばいいじゃん!とか言われるけど。

MDK:私も言われる。けどそれって卑怯な気がする。

 

人魚:そうそう!仕事やるなら直球実力勝負。男女関係なし!そうじゃない人はここにはいない。

MDK:女を使わないで仕事するからGeekになる!それがGeek Girls!

 

 

gg3.JPG.jpg女と男

ayas:深く同意です。でも「女性だから」という場面もビジネスの上であったりすると思うけど。

人魚:確かに、解読不明なメールの確認のための電話をしたときに向こうが「お、女か!」っていう反応するのが面白い。

はるか:怒りまくってるお客様に女声で電話すると結構効果あったりします。ちょっとトーンダウンするというか・・・

MDK:IT業界は女っ気がないからびっくりするんだよね。きっと。どんな状況でも気分転換にはなるだろうな。

 

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ayas:じゃあそんな男社会に対してGeek Girlsがイラっとすることは?男性に対してでもいいけど。

人魚:「男対女」じゃないな。

MDK:性別問わず、「人」ですね。

人魚:性別問わず、業界問わず、年齢問わず、バイト系とはあわない。「時間さえ過ぎたら給料もらえる!」みたいな人達に対しては違和感感じる。

MDK:人の言ったことをそのままコピペしてメールする人、良く調べもせずに聞いてくる人、丸投げする人とかもそう。

人魚:つまり自分の仕事に主体性をもたない人とは合わないんだと思う。Geek Girlsってみんな自分が仕事のオーナーになってるじゃない?

MDK:そう。サポートとしての自分の発言が会社背負ってる、とか考えると無責任なことできない。

 

はるか:というか、給料もらっているならきっちり仕事するのは当たり前ですよね!

 


gg6.PNG.pngSymmを買う女

ayas:なるほど。やっぱりGeek Girlsは仕事に真摯!それではそんな貴方がぐっとくる男性っていますか?

人魚:プロトコルが合う人!

GG:意味わかんない・・・

人魚:つまり、冷蔵庫が二個並んでいたときにSRDFできるね!って言ってそうだそうだ!って言える人。感性が合う人!ってことです!

ayas:その延長でSymm買った??

人魚:買いたくてヤXオクで頑張ったけどダメだった・・でも夢は自宅のテレビの隣にDMXを置いて、好きな時に高画質高音質で映像を楽しむこと!

MDK:普通の家だと重すぎてSymmおけないし、電気代凄いし、絶対いらない!でもSymmの冷蔵庫(注1)はフリーザーを付けてくれたらほしい。

人魚:ええ!それってヤXオクにでてないの?私もほしい!Symmが好きすぎて自分のPCにSymmステッカー付けた私にぴったり。

「俺のSymm構築しよう」って言われたらすぐついてく。でもiSCSI使ってたら帰る。

はるか:私はやはりキーボードさばきが素晴らしい人!

MDK:私はIT詳しいのにマッチョな人!

 

はるか:さっきから人生で一度しか聞かないフレーズがたくさん出てくる・・・・ここ・・


溜めるから使う・・・へ

ayas:確かにちょっと個性的なGeek Girlsだけど、未来について思う事とかって?

MKD:IT業界の中で幾つかの分野を経験してきたけど、その一つ一つが楽しい!だからこれからも新しいテクノロジをちゃんとキャッチアップして自分のものにしていきたい。でも実際自分がそれをやっていけるのか、っていう不安がいつも付きまとう。

人魚:新しい技術情報、だけじゃなくこの業界自体も変わってきているから大きな流れにも乗れる対応力も必要だよね。

ayas:というと・・・

人魚:今まではシステム、仕組み中心にテクノロジーが発達してきたでしょ。例えばみんなが速いサーバー、大きいストレージ、柔軟なネットワーク構成を目指して製品や技術力を培ってきた。でも今はそういう外側の部分ではなく、何のためにそれらインフラを強化するのか、何のためのシステムなのか、本質は何なのかって考えてる。

MDK:すべてはDataのため、だよね。どこの会社でもData だけは死守する。

人魚:その通り!「溜めとくData」から「使うData 」へ業界がシフトしてる。ちょうど、データサイエンスとかの言葉が出てきた時期から。オンプレ、オフプレ、どこにでもDataは存在していて状況環境に関係なくDataへのアクセスできなきゃいけない。何のために?使うために!

はるか:まさしくビックデータとかの世界ですね。

人魚:そこで必要なのが、ありとあらゆるDataをいつでも、どこでも、システムに関係なく使えるもの。そしてそれは・・・

Ayas:おっと、話がどんどん深くなっていくのでこの続きは別のところでしませんか。もっと関係者を募って!

人魚:それはいいかも!この話になれば一晩いける!

 

gg2.JPG.jpg

こうしてGeekな夜は更けていくのでした・・・・

相変わらず元気いっぱいのGeek Girls!不安はあるけど立ち止まってられない!



☚取り分けておいたAyanoさん用のごはん。だけどたどりつけなかった。

今度は是非参加できますように!

 

 

 

 

 

 

 



Geek Girls プロフィール(アンケートをもとに作成2018年10月)*順不同

人魚:Geek Girlsの中ではぴか一のGeek。(変態・・・本人のコメントより)リモートワークに対する優雅な夢は、朝からたまったメールであっさり壊れ、予定していた夏休みは3回連続絶賛スルー中。資格試験と仕事が忙しすぎて体重も減り、それまでの現場仕事のおかげで軽く難聴。税金を納める為に働いているような気がする今日この頃。でもどうしようもない大きな力に立ち向かう「進撃の巨人」や「Uボート(TV版)」みたいなものにやっぱり惹かれる。

 

MDK:現場エンジニア、ストレージ、ネットワークサポートを経て今はVM関連に携わるという根っからのIT女子。どんな仕事場でも楽しいと感じる感性はプライベートでもPC2台所有(持ち運び用と家用)とIT三昧 だけれど、「おっさんずラブ」のようなドラマにもはまってしまう・・・ほんとはふつうの女子をめざしている?

 

はるか:今回初めてGeek Girlsに参加。フォーラムに書き込みをしたことでayasに目をつけられたのが運の尽き。

まだ借りてきた猫のように大人しいけれど、怒ったお客様にも普通に話しかけられるその根性は只者ではないことがうかがえる。

仕事を離れたら「聖おにいさん」で何も考えずに笑うのが好きな天真爛漫なGeek Girls の新星。

 

Ayano:穏やかな外見とはは裏腹に次から次へと鋭い技術的質問が飛び出る生粋のエンジニア。姉御肌でもあるから

今や子分は多数。裏番としてフォーラムに続々と子分を送り込む。しかし姉御であるが故、今回の集いにはたどりつけず・・・

 

Dell EMC Japan on Twitter: "EMCジャパン 内セミナールームに、Dell EMC #VMAX 冷蔵庫を発見!中身は…こんな感じです。ご来社の際にセミナールームをご利用の際は、ぜひチェックしてみてください(^^)……

2018年11月8日(木)にAzure Stackのセミナーを開催します。

 

Azure Stackがリリースされてから一年が経ち、そこから見えてきた「リアル」を共有しつつ、ビジネス面とテクノロジーの両側面からAzure Stackの魅力についてご紹介します。パネルディスカッションでは、企業から寄せられた質問や要望などを披露しながら、各社のエキスパートから本音でAzure Stackを語っていただきます。セミナーが終わった後は、ささやかならが軽食とドリンクをご用意していますので、気軽にエキスパートとお話しいただきながら情報収集や貴社ビジネスにお役立ていただければ幸いです。

 

申し込みはこちらです!!

https://eventregist.com/e/dellemc_20181108

 

 

日 時 

2018/11/8(木)
【セッション】14:00-17:00 (13:30受付開始)
【懇親会】17:00-18:00

会 場

EMCジャパン株式会社 東京本社セミナールーム(新宿マインズタワー20階)

主 催

DELL EMC

対 象

エンドユーザ企業及びその情報システム会社のITインフラ企画・運用ご担当者様
パートナー企業ご担当者様

*競合企業の方のご登録につきましては、原則参加はお断りさせていただきます。

費 用無料(事前登録制)
定 員60 

 

 

 

セッション

『マイクロソフトのハイブリッド クラウド戦略の最前線 “Azure Stack” が切り開く未来』

 

日本マイクロソフト株式会社

インテリジェントクラウド統括本部 グローバルブラックベルトセールス部

テクノロジーソリューションズプロフェッショナル

中村幸児様

 

 

パブリッククラウド市場の占有率が上昇しているMicrosoft Azure。本セッションでは、Azureが選ばれる理由とその最新動向を紹介するとともに、Azure Stackによるハイブリッドクラウドが企業にもたらす真の価値について、海外の導入事例を含めビジネスとテクノロジーの両面から解説します。ビジネス部門やクラウド戦略立案を担う方々にとって、今後の IT 戦略を検討する際の価値ある情報をお伝えします。

『実際にAzure Stackを検証、運用して分かったこと』


三井情報株式会社

ソリューション技術グループ チーフアーキテクト

養老利紀様

 

Microsoft Azureに関する多くの魅力的なサービスが発表され、ますます目が離せない状況になってきました。そんなAzureクラウドを自社のデータセンターで使えるようにするのがAzure Stackです。三井情報株式会社は、国内で最も早くからAzure Stackを導入し、様々な検証を経て運用しています。本セッションでは、そのリアルな経験から感じたことをお話しします。ハイブリッドクラウド化の動向調査やAzure Stackの導入を本気で考えている方々に最適なセッションです。


『最新ハイブリッドクラウドプラットフォームのリアルな価値と選び方』


EMCジャパン株式会社

アドバンスドテクノロジーソリューションズ事業部

クラウド プラットフォーム スペシャリスト

平原一雄

 

ハイブリッドクラウドと称するものが市場にひしめく状況で、Azure Stackというプラットフォームを選択すべき理由は何か?また、インフラを選定、設計する方々にとってAzure Stackを導入することの何が嬉しいのか?このセッションでは、ハイパーコンバージドインフラ市場でNo.1の実績を誇るDell EMCだからこそ実現できる最新プラットフォームの姿をご紹介します。クラウドインフラの設計やプラットフォームを選定する方々に有益なセッションです。


パネルディスカッションとQ&A 『ここでしか聞けない本音トーク!』


パネリスト

  日本マイクロソフト 中村幸児様

  三井情報 養老利紀様、芦田信太郎様

  EMCジャパン 平原一雄


ファシリテーター

  EMCジャパン 吉田尚壮


企業の皆様から寄せられたAzure Stackに関するリアルなご意見やご要望、懸念点などを披露しながらディスカッションを進めます。それぞれの企業で何が課題になっているのか?ハイブリッドやマルチクラウドに何を期待しているのか?ディスカッションを通じてビジネスとテクノロジーの両面からITのあるべき姿を模索します。


懇親会

 

軽食とドリンクをご用意しております。気軽にエキスパートと直接お話しください!!

 

 

みなさまのご来場をお待ちしております!!

 

吉田

実はこの日の座談会、ゲリラ豪雨で会場周辺はものすごい雨。ホスト役であるayasは遅れちゃいけないと、借り物の一眼レフを大事に抱いて豪雨の中では無意味な傘をさし、結局到着した時は靴はぐちょぐちょしかもレストランは靴を脱ぐスタイル。。床に濡れた足跡ついてる!

Geek Girls はきっと遅れるだろうななんて思っていたけれど、(こんな日に設定して申し訳ない・・・)3人とも5分のずれなく到着。さすが現場のプロは時間に正確!

 

男より電磁波!(第一話参照)なGeek Girls(技術にたけた女の子の意味)達は昼夜構わず発生する作業の中どんなプライベートをもっているのか、女を忘れないために何をしているのか。

 

Sigrid_NW_EMCさんはSayano さんはA 、 mdkさんはM で略します。)

 


「化粧よりネイル!

ayas   : ズバリ、ストレス解消法は?GG2.JPG.jpg

S          :Twitter ! 愚にもつかない事を延々とつぶやいてストレス解消!

A          :確かにストレスコントロールを如何にうまくやるか、

が仕事を続けるうえで大切!

M          :おいしいもの食べて飲んで文句吐き出して、女って吐き出すことでストレス解消になる!

S          :男はどっちかっていうとうちに込めちゃうよね。

だからぽきって折れたりする。

A          :そうそう、女は太くしなやかに!って。ネイルをするのもきれいな爪だと所作が美しくなるからだし、きれいな爪でコマンド発行って素敵。

S          :梱包開ける時とかも丁寧にやったりしてね。

M          :わたしは、化粧しても自分じゃ見えないけどネイルなら自分で見える!だからやってる!

化粧は誰かさんのため、になってしまう。

S          :確かに女を前面に出してできる仕事じゃないけど、たまの笑顔って個性としてはアリだよね。

A          :まさしくその通り、女としての魅力をある程度使うってのは個性だし才能だと思う。

S          :しかもITの男ってきちんと仕事してるかしてないか、そういう根っこはちゃんと見てる。だから色仕掛けってのは通用しない!

 

 

GG8.JPG.jpgGG5.JPG.jpg

GG3.JPG.jpg

仕事で大切なこと・・・

ayas   :では仕事をするうえで大切な事って?

S          :SEであれば『なぜなぜクン』であることが最も大切だと思う。障害でもシステム構築でも論理を組み立てていくことが好きな人がSEに向いてる・・誰得?じゃなく、私がやりたいから。っていう『いたずらっ子』要素もすごく必要。

A          :障害を乗り越えるほどに強くなる、それを楽しむ力と仲間を持っていること、だと思う。私が今まで本気でこの業界から足を洗いたいって思わなかったのは仲間がいたから!

M          :確かに、どんなにお客様にけちょんけちょんにされても慰め合える仲間って必要。贅沢言えば、直した後にそういうお客様からの『ありがとう』の一言で『こ れからもがんばっていこう』っていう気持ちにもなるんだけど・・・・。サポートはMっ気も必要かもなあ。

S          :そして相手が自分とは違う事、っていう前提で対応する、、これも大事!そうしないとコミュニケーションとかがおろそかになる。

Twitter でも自分と他人の区別ができないとすぐ喧嘩が始まる。

M          :そしてキラキラのジェルネイルでコマンド実行!

S          :案外ジェルネイルしてた方がラッキングの時に爪も守られるしね!ジェルネイルは実用も兼ねてる。

A          :女であることを思い出させてくれるのがネイルだな。

 

GG7.JPG.jpg

「休みの日は経費精算」

ayas   :でもいつでも仕事ってわけじゃないでしょ?

S          :もちろん作業が無い日とか、お休みの日はあるけど。

A          :そういう日は経費精算とかの雑務をやる日!

S          :そうそう!調べ切れてなかった事とかをゆっくりやったり、自分にアサインされてる仕事を方付けたり。。

M          :現場にいるとそういう仕事はすべて後回しになるもんね。

現場行っていたころは休日出勤してたまった雑務をこなしてたこともあったなあ。

S          :フォーラムに書き込みしてみたりね。

 

 

「ムシ君(バグ)との出会い・・・・

ayas   : なるほどそういう時に書き込みしてくれたり回答入れてくれたりもするんですね!嬉しいなあ!

A          :私はわからない事は障害じゃなければフォーラムに書き込みなさい! っていう。でもそればっかりやってたから今は

『これもフォーラムに書いてもいいですよね。』って。『これSRでエスカレーションしていいですよね』じゃなくて。

S          :私は後輩に『わからない事はちゃんとドキュメント見て調べなさい』っていったとき

『EMCのホワイトペッパーをちゃんと読んで確認しました!』って胸張られちゃったよ。White pepper→White Paper?って!

A          :白コショウじゃなくて白い紙でしょ、ホワイトペーパーは!でもよくあるそういう取り違い。かわいい後輩だねえ。

M          :確かにSR作成してサポートに問い合わせるのは『障害』=壊れたものを直すことがメインだから。わからない仕様とかはフォーラムかホワイトペーパーとかの資料を調べるしかないよね。

S          :逆に今じゃフォーラムがきっかけでムシ君発見とかもあるし!

A          :そうそう!この間もそんなことがあった!それにマルチプロダクトだったりするとフォーラムに書いたほうが便利なときもある!

 

GG6.JPG.jpg「ボルティングを知らない若い世代・・・・

ayas     :もう時代はシングルプロダクトではないってこと?

A          :うちの会社もストレージだけ、とかサーバーだけ、といった考えはもうないみたい。だからこそハイパーコンバージドとかの複合プロダクトを如何にうまくお客様の既 存環境に浸透させていくのか、同業者とうまく連携できるか、そんなところに力を入れてる。私自身シングルプロダクトだけを扱っていたらシステムインテ グレーターとしての未来はないと思っているし。

しかも物理から仮想化へ・・・ってのが主流なので今のSE1年2年生ってのはラッキングやボルティングとかもしたことが無かったりする。

S          :近い将来自分たちのシステムにデータを持つお客様ってのはどんどん少なくなっていくでしょうね。でもそれって安いようで実はロングスパンで考えると結構費用が掛かること、にまだまだ気が付いてないお客様ってのは多いと思うな。

A          :そういったところも含めてそのお客様に何がベストなのか。それぞれのお客様で求めているものは違うから。

あったものを提供するのが役目だろうなと。

S          :高価でハイスペックなものを使えばいい、ってわけじゃなく、要所でVNXeとかを取り入れてコスト削減、とかね!ドバイとか超バブル貿易国で物流システムはVNXe使ってたり。そういうところってすごく外国はシビアだし冷静だと思う。お金かけるところとかけないところをスパッときる。切り替えがうまい。

 

・・・・とここで店員さんから閉店のさりげないプッシュで座談会はお開きに・・・・・話したりなーい!

 

 

(聞き手、写真: ayas)

 

バックナンバー

【Geek Girls】 第1弾:IT - いつもテンパってる!

【Geek Girls】第3弾:ITと自衛隊

【Geek Girls】第4弾:女子力

忘年会たけなわの金曜に集まってくれたギークガールズ(以降GG)。みんな忙しいのにやはり集合はほとんどオンタイム。

さて、今回はGGへのリクエストの中で一番多かったテーマ、『女子とIT』について語ってもらいます。

 

まずは再会を祝して乾杯!そして山のような肉!肉!!肉!!!

 

 

 

GG6.JPG.jpgIMG_2983.jpg


女子力とストレス

ayas:さて12月も半ば、街はすっかりクリスマス、何かと女子力が重宝されるこのシーズンですがGGにとって女子力アップの為に何かやってることって?

人魚:そんーなに意識したことないですね。敢えて言うなら2時間お風呂に入って、その日の疲れはしっかり取る。翌日まで疲れをひきずらない!とかとか?

ayano&MDK:2時間って、長い!

人魚:だって人魚だし。今の会社定時で帰らなならんのだもん。そんな早くに帰ってもやる事ないし。

GG5.JPG.jpgayano:私は、このところかなり忙しくて自分がやったことも忘れちゃうくらいだから女子力なんて忘れてる。(と言いつつ皆にサラダ取り分けてくれてるあたりは流石!かなりの女子力!!!)

あ、でも月一回はネイルをするかな。それは譲れない!

忙しくなる前はパンとか作ってたけど。何気に生地をこねるときがストレス解消!そして焼きたてのパンを食べて幸せになる!

ayas:わかる!イーストでふわーっと膨らむのも面白い!しかし全部自分で食べるのってだんだんとノルマ的になって来る。。。(食べる自分の食欲も怖い)

人魚:私は大変になったらシレっとやめちゃうな。ストレス解消も大事だけどストレスを溜めないのも大事。私はITとは違う業界の人達とかかわってリフレッシュしたりもしてるよ。毎日同じだと飽きちゃうからね。

MDK:私はやっぱりネイル!これはやっぱり鉄板ですー!!!

人魚&ayano&ayas:いつも綺麗にしてるよね~。

 


化粧ポーチに入るもの

ayas:女子力をそれぞれキープしている皆さんですが現場で『女子』として困ったことは?

MDK:オンサイトでトイレ行くたびににお客様のアテンドが必要だったこと。

ayano:ずっとトイレの前でお客様が待っているという・・・おそらく待たされてるお客様(男性)も気まずいだろうけど。。。

MDK:それと持ち込み物のチェック!クリアバッグを用意してないサイトもあるからエコバッグを持ち歩くようにしたり。

ayano:裸で持ち歩けないものもバッグには入ってるしね、女は。私の場合はLe Sportsacのポーチにハブを入れて皆に

「それはやめようよ!」と言われているけど。

人魚:私もディズニーランドで買ったポーチにハブとかLANケーブルとかしまってるよ。ケーブルとか周辺機器を入れるのに化粧ポーチはサイズ的にもかなり使える~。アドミの子が初めてこの業界に来た時に受けた衝撃がウケる。

「ITの男子って皆お化粧ポーチ持ってる!何で?!」」別に化粧品とか入れてないしwww

 

女子力ゼロのバック

ayano:服装とかも困る。女子は男性と違ってシャツとパンツだけじゃないから。埃と寒さと乾燥の場であるデータセンタにおめかしなんてしてった日にはもう・・・私の後輩なんて現場いって、機器が埃だらけで変身前のシンデレラになって帰ってきたよ。

MDK:それと金属探知機!あれでベルト外さなきゃいけないから、すごい変な歩き方(ベルトがないのでパンツがずり落ちる。)

になって、挙句の果てに急いでベルト付け直すので必ず後ろのベルト通しをミスる。

人魚:確かに。データセンターって乾燥してるし埃は被るし、寒いし。それこそ肌荒れ手当欲しいですよ。w

ayano:そう!それに比べて会社の人事とか総務の女の子ってバッグとかも小さくてやっぱり女の子っぽい。それが‘‘高‘‘女子力かなのかなあ!

GG1.JPG.jpg

人魚:でもPCに、資料に、その他諸々持ってたらあんな小さいバッグじゃ入りきらんでしょー。私なんか毎日TUMIですよw

毎日こんなんでなーにが女子力www!(といって黒いおっさんバッグを掲げる)

ayano:かつてはかわいいバッグがほしいと思っていたけれど。PC、プロシージャ、ケーブル、などが入るバッグは小さくない。華奢なバッグはあきらめた。

MDK:メンズとレディース両方扱ってるブランドにバッグ買いに行ったら、店員さん、『お客様はメンズのほうがいいですね!』って勧めてくれたよ。GG2.JPG.jpg

人魚:もうね、TUMI最高!こんなに機能的なバッグは他にはありませんよ。マジIT業界御用達。ポケットいっぱいで、なんでも入るし!どこにでも行けるし!なーにが女子力!機能性命ですよ!

 

GG:IT女子のバッグはでかいのに限る!なんでも入れて、どこにでも行く!

 

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相変わらず元気いっぱいのGG。

余るかと思っていたローストも

きれいに平らげて、頑張る女は食欲も旺盛!

 

この調子で来年も突っ走ってくれることでしょう!

頑張ったすべての皆様、お疲れ様でした、そして来年もよろしくお願いします。

 

(皆さんの名前は敬称略させてもらいました。)

(文章写真:ayas 赤ペン:人魚)

 

 

 

 

バックナンバー

【Geek Girls】 第1弾:IT - いつもテンパってる!

【Geek Girls】第2弾:White pepper - 白コショウ?

【Geek Girls】第3弾:ITと自衛隊

まだまだ男子率の高いIT業界。確かに女子率は低いですがそんな中たくましく生きる人がいます。

今回は会社も違えばバックグラウンドも違う、けれども日本語サポートフォーラムで出合った彼女たちに本音トークをお願いしました。

 

参加者

end1.JPG.jpg

新卒以来今の会社でコツコツやってきた中堅SE。確実にスキルと経験を積んで『あのころの私は若かった』といえるくらい大人になりました。後輩がかわいいといえる落ちつきもあります・・・

あまり多くは語らないけれどいつも笑みを絶やさない、現場の修羅場もサポートの悲哀も経験してそれでも機械と共に歩み続ける理系女子。

テレビゲームの電源ケーブルを切断をした父親への復讐に、父親所有のPCのメモリーをひそかに半分没収し、遅いPCにイライラする父親を見てニヤニヤするという驚異のイタズラ小学生がSEになりました。

ayas (聞き手)

日本語サポートフォーラムの運営に携わり早3年。文系のためたまにとんでもない事をやらかす・・・・・爆弾女の異名もあり・・・




「ITとはいつもテンパってるの略?!」

ayas                         :あなたにとってのITってなんですか?

Sigrid_NW_EMC       :ズバリ、『いつもテンパってる』でしょう! これしかない。

ayano& mdk         :確かに!

ayano                       :わたしにとっては、なくてはならないものという気がします。新卒の時からこの会社でずっとやってきてるし・・・普段の生活にもないと困ることが多いし・・・・

 

(以後Sigrid_NW_EMCさんはSayano さんはA 、 mdkさんはM で略します。) 


ayas:どうしてIT業界に?

A     :わたしは企業説明会で今の会社があるなあと。。。

M     :わたしも学校を卒業してに今の会社に入ってそれからそのまま・・・

S     :もちろん、コンピューター関係も大好きでしたし、旦那からシンメの自慢をされてスゲー!ってなったから。

 

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「自分の周りには男も女も個性的な人が多い」med4.JPG.jpg

 

ayas:貴方にとってのIT男、女って?

S     :相対的に頭の良い男性が多いですが、ズバリ変態でしょう!

「俺10GのNIC、余ってんだけど誰か要る?」って発言で騒然となるとか、おかしいでしょうw

もちろん女も変態が多い。。。いや、それ私か。。。

A     :確かに変わった方が多いですね・・・女は基本主張しなきゃいけない場面が沢山あるので、そういう面も影響してるかも。

M     :確かに女ってことを武器にして仕事はできませんよね。。ITの現場って・・・ (3人とも深くうなずく・・・)

S     :だからどんどん鍛えられるし、というか、強くならなきゃ生きていけない、IT女子は。

あ!でもIT男子は変態であるが故に強さ抜きで生きてるかも・・・(何度言うんだ。。)

A     :それに変なおっさんも多い!

M     :結構ねちっこい人も多いよねえ・・・

S     :でもそういう男社会にうまく合わせて、使う!のが生きる術でもあるよねぇ ・・・ ふふふ

下手に女の身で男社会に打って出ようなどど考えてしまうと、悪目立ちしてしまうしね。

それらしく、しなやか~にしているのが良いです・・・ふふふ。

(3人とも)     :その通り!うふふふ (小悪魔だ。。)

 

「某携帯ゲーム機で発狂を防ぐ・・・・」

 

ayas:かなりITの内情を見てきた皆様のようですが、好みのデータセンターとかそれにまつわる思い出とかは?

S     :どこってわけじゃないけど●●●東京 はTheデータセンターって感じがする!基本どんなデータセンターでもマシンいっぱい&電磁波いっぱいだから大好き!

A     :わたしも●●●東京とかかなあ。。他はロココ調なデータセンターとかあるのでなかなか楽しめる。

M     :困るのは全部似たような作りなので迷子になること。。。エントリ場所が変わると方向感覚なくなってどこに行けばいいかわからなくなる!

S     :確かに・・・あと自販機のカップめんのためのお湯が無いデータセンターとかも、かなりイタイ・・・バリバリ食べたわ・・・

A     :データセンター人質ってのもつらいですね・・・出口のないトンネルだから。

S     :そうそう!さすがに72時間拘束された時は仕事辞めたい・・ってめげそうだった。

A     :障害対応とか、やることある時はまだいいけど、待機モードになると先がみえないから。あと1時間ここにいるのか、10時間なのかわからない・・・

S     :そうそう、私も待機のときにたまたま持ってた某携帯ゲーム機でお客様に「あの。。。○×お持ちです?みんなで対戦とかでもやりませんか?」とか言ってデー タセンターの片隅で超ボロボロの大人達が円になって座って、変なテンションで盛り上がっているという圧倒的に珍妙な地獄絵図の中でリアルに発狂するのを防 いだ!あとで上司に「ちょっと・・・話きかせてくれない?」とか呼び出されましたけど・・・


 

 

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「お客様に"ありがとう"と言ってもらえるとすごくうれしい」

 

ayas:一緒に拘束されるといってもお客様はお客様ですよね・・・・貴方にとってのお客様って?

S     :お客様は、『怖い』。でも仕事はお客様が満足してナンボだから、いつもお客様からのEMC製品のイメージを一番にって思ってる・・・たとえばアップグレードの話とかね。

M     :確かにアップグレードは最新版が一番、という立場と、安定稼働優先、という立場が永遠のテーマになりますよね。

A     :アップグレードだけじゃなくいろんな話を振ってくるお客様も怖い!こちらがわからない領域までわかってるものとして話をしてくるので、一瞬とまどう。

S     :でも知ったかぶりするとすぐばれる!素直にわからないって伝えたほうが後々困らない。

A     :確かにそう!初めてのお客様とかだとそこまでいっていいの?って思ったりもするけど。知ってるふりして(分からないと言わないで)後でいたい思いしたりすると自分も困るしお客様も困るし。怖いわ。

M     :お客様は確かに怖いけど、(ほんとにたまにだけど)ありがとう、って言ってくれる状況があるとすごくうれしい・・・

A&S:そうそう!(激しく同意)

S     :プロダクトを褒めてくれた時なんてほんとにうれしい!私自身、大好きなプロダクトを本当にいいモノだから!って

お客様におススメして、それがお客様の好みにがっつりはまって、ありがとう!ってな事になると本当にやっててよかった…って思う!

A     :でも構築やり始めてIP振ってるのに、“IP間違ってました”とかはやめてほしい・・・あれは泣きそう・・・

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「VNXのベゼルのビニールシートをはがす瞬間が快感!」

 

ayas:くぐり抜けた修羅場が多ければ多いほど楽しい思い出も増える?のでは?

S     :そうそう、72時間の拘束でも、突然のIP変更でも、やり遂げれば結構楽しい思い出になるんだよね・・・

そしてまたやっていたい!って気持ちになる。

手順書や予測通りにいかなかったりすると『うはwこれわがんねw面白っw』って気持ちになるもん。『さて、どう料理してくれようかな・・・。』と。

M     :確かに自分で解決して直すのは快感!気持ちがいい!そしてお客様が幸せになってくれる!

A     :わたしはお客様のありがとう、も嬉しいけど、VNXのベゼルのビニールシートをはがす瞬間が快感!

S     :わかる!すごいわかる! 『ほらほら見て見て!デザインだって、すっごくカッコイイでしょEMCのVNXって!!!』ってお客様にドヤ顔で!

A     :そうそう!何度でもやりたい!

3人   :お客様が幸せになるのが一番だよね。。お客様の幸せ=私達もHappy!

                          

まだまだ続くGeekGirls女子トーク・・・・もうちょっとDeepな話はまた次回・・・

 

 

(聞き手、写真: ayas)

 

バックナンバー

【Geek Girls】第2弾:White pepper - 白コショウ?

【Geek Girls】第3弾:ITと自衛隊

【Geek Girls】第4弾:女子力

【全6回シリーズ6/6 最終回! 新時代のデータ保護】

 

「クラウドネイティブ」という言葉は、クラウド中心のITインフラを利用していく場合に使われる。ただしその場合のクラウドとはこれまで、オンプレミスで構築したプライベートクラウドを指すことが多かった。しかし「マルチクラウド」という考え方が浸透してきているのも事実で、パブリッククラウドを含めたクラウド活用をどう確立していくかが話題となっている。今回は、バックアップも含めたデータ保護の観点から、新しいパブリッククラウドの利用法をDell EMCのPeter Marelas氏に聞いてみた。

 

 

Peter Marelas

Dell EMC

Principal Systems Engineer

最近、お客様のクラウドに関する懸念事項に変化を感じることが増えました。

Bain cloud computing surveyの調査でも、それがはっきり裏打ちされていますので、少し紹介しましょう。この調査では、2012年と2015年での、懸念事項に関する回答を比較しています。

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2012年の段階では、懸念事項の中心はデータセキュリティやコスト、そしてSLAが守られるかといったことでした。もちろん、こうした懸念は2015年においても消えてしまうことはないのですが、2015年時点での懸念事項の中心は、データの可搬性、サービス事業者からのロックイン、コンプライアンスや規制対応などになっています。

 

Dell EMCでも、パブリッククラウドを利用するお客様から、さまざまなご相談を受けています。プライベートクラウド、オンプレミスを含めたマルチクラウド、ハイブリッド環境を構築しているお客様も多く、安全かつ低コストでパブリッククラウドをどう利用していくかに腐心されているお客様がほとんどです。

 

簡単に言ってしまえば、こうしたお客様は、パブリッククラウドの中にある自社のデータおよびワークロードを、オンプレミスの環境と同様にコントロールしていきたいと考えています。

 

これが実現すれば、1つのパブリッククラウドから状況に応じて別のクラウドにデータを移行することができますし、セキュリティも保たれます。また、ある事業者のサービスにロックインされることもありませんし、常にコストを最適化することが可能です。

 

Dell EMCでは、こうしたご要望に対応するため、「LTR To Cloud(クラウドへのデータ長期保存)」「DR To Cloud(クラウドへのDR)」「In Cloud Protection(クラウド内での保護)」「SaaS Protection(SaaSデータの保護)」という4つの用途に分けてパブリッククラウド向けのソリューションを開発、提供しています。

 

●4つの用途に分けたDell EMCのパブリッククラウド向けソリューション

 

「LTR To Cloud」のLTRとは「Long Term Retention(長期保存)」という意味です。長期保存が必要なデータ保管場所を、安価なパブリッククラウドストレージに変えることで従来のデータ保護コストを大幅に節約することができます。

 

しかし、重要データをパブリッククラウドに保管するということに、セキュリティ上の懸念を抱いているユーザーも少なからずいるでしょう。

 

Dell EMCでは、長期保存するパブリッククラウドのストレージも、他のオンプレミスの環境と同様の1つの階層としてとらえ、管理、保護するという考え方を持っています。

 

当社が開発したData Domain Cloud Tierという機能では、AWS、Azure、Virtustreamといったクラウドサービスのストレージをオンプレミスから直接階層化して利用することが可能になります。一定のポリシーに従って、自動的に保存すべきデータが暗号化されたうえで転送され、しかもソース側で事前に重複排除するので、クラウド側に保存するデータ量を大幅に圧縮することが可能です。

 

これによって、従来テープで重要データをバックアップしていたお客様は、大幅なコスト削減ができるようになります。

 

「DR To Cloud」は、災害対策でのパブリッククラウドの活用です。

 

DRサイトでは、データだけでなく仮想マシンをコピーして、万が一の場合は、これらを保存したパブリッククラウド側でシステムを稼働させることになります。また、さらに重要になるのは、しばらくDRサイトでシステムを稼働させていて、のちに本番環境が復旧した場合は、従来のシステム環境に戻る、つまりフェールバックが正確にできるかどうかということです。

 

Dell EMCでは、こうしたフェールオーバー、フェールバックを1つの管理コンソールから簡単に実行できるData Domain Cloud Disaster Recovery機能を提供しています。

 

「In Cloud Protection」は、IaaSとして利用しているパブリッククラウド内のシステムデータを、オンプレミスと同様のレベルで保護するというものです。

 

AWS、Azure、Virtustreamなど代表的なパブリッククラウドは、機能も充実しており、安全性も向上していますが、それでも、ユーザーによる作業ミスやシステムデータの部分的な棄損、破壊の可能性はゼロではありません。

 

Dell EMCでは、こうした可能性に対応するために、「Cloud Snapshot Manager」というサービスを提供しています。現在、AWSに対応していますが、まもなくAzureにも対応することなります。

 

「Cloud Snapshot Manager」は、製品機能ではなくサービスとして提供するものです。パブリッククラウド内のスナップショットを外部からコントロールすることで、実装・管理の簡素化だけでなく、適切なデータ保護状況のモニタリングや、コストに直結するストレージ容量消費の適正化を可能にします。

 

また、このサービスを利用することで、IaaSとしてクラウドを活用している場合は、他のIaaSにシステムを移行させることも理論上可能です。昨今は、パブリッククラウドで稼働していたシステムを、マルチリージョン、マルチクラウドで戻すというニーズも出てきています。いずれにしても、こうしたスナップショットの管理をサービスとして利用できれば、新たな大がかりなソリューションを導入する必要もなくなり、リーズナブルだといえるでしょう。

 

「SaaS Protection」は、SaaS利用におけるバックアップです。Office 365、Salesforce、G Suiteなどのバックアップサービスを提供している、Spanning社と協力してお客様に提供しています。このSaaS向けバックアップサービス自体もSaaSなので、ソフトウェアやアプライアンスを導入する必要はありません。

 

●これからのクラウド活用における留意点とは?

 

今後は、多くの企業でパブリッククラウドの活用がもっと活発化すると、わたしは考えています。それは、データ保護の観点からもいえることで、低コストのパブリッククラウドをうまく利用することで、従来のストレージ関連コストが低減され、また、運用負荷も低くなるからです。

 

この方向性に抗う企業は、ほとんど存在しえないでしょう。実際、「Cloud Snapshot Manager」は、ある金融機関の「パブリッククラウドでも、オンプレミス並みのデータ保護をしたい」という要望に当社が応えることで完成したサービスなのです。

 

オンプレミスのプライベートクラウドよりも、パブリッククラウドをIT環境の中心にすえて考える企業は、次第に増えていっています。だからこそ、Dell EMCでは、4つの用途にわけたクラウドソリューションを提供しているわけです。

 

ただし、クラウドサービス事業者は、ユーザーデータの完全性を担保してくれるわけではありません。データ保護は、利用者自身が手を打つしかないのです。そして、どんなに優れたクラウドサービスも時には障害が起きることがあり、ユーザーはその事態に備え、データを含めたシステム全体を守り、事業の継続性を担保していかなくてはなりません。

 

こうした備えをしっかりとることで、パブリッククラウドの活用がさらに効率化、安全化され、それが、ユーザーの競争力の源泉ともなります。

 

日本のお客様にも、そうした本当の意味での「クラウドネイティブ」な企業が増えてきているのも事実です。Dell EMCは、こうしたお客様のニーズに応えるためにも、素早くニーズをキャッチして、先進的で利用しやすい、製品、サービスを提供していきます。

 

 

《まとめ》

パブリッククラウドは、一部のサービスのみか、長期保存する必要のあるデータの保管場所、ととらえるユーザー企業はまだ少なくない。しかし、グローバルのさまざまな有力ユーザーの動向を知るMarelas氏によると、パブリッククラウドの利用メリットを最大限に生かし、重要なシステムをそこに移行する動きが活発化しているようだ。おそらく、システム関連経費を大幅に絞ることで、新たな投資や事業拡大の余地を増大させるというのがその目的だろう。こうした動きは早晩国内にも波及してくるはずで、それに備える意味でも、Dell EMCのクラウド関連ソリューションは注目に値する。

 

聞き手・構成

ITジャーナリスト 大西高弘

 

【シリーズ:新時代のデータ保護】

1回:DellEMCDNAを融合させたData Domainシリーズの最新版「Data Domain DD3300」の魅力とは?

2回:最新のデータ保護アーキテクチャを適正なコストで構築するための秘訣

3回:今後、データ保護ルールの新デファクトスタンダードになる可能性もあるEU一般データ保護規則(GDPR)

4回:サイバー対策の最新トレンド「サイバー復旧」とは何か?

5回:Dell EMC、データ保護コンバージドアプライアンス「IDPA」のエントリーモデル「DP4400」を提供開始 シンプルでパワフルなデータ保護機能をより身近に

6回:今後拡大が見込まれる「パブリッククラウドを活用したデータ保護」ユーザーが留意すべきポイントとDell EMCデータ保護の戦略


【全6回シリーズ5/6 新時代のデータ保護】

 

Dell EMCは、2018年7月、統合データ保護アプライアンス「IDPA(Integrated Data Protection Appliance)」シリーズの最新モデル「DP4400」の提供を発表した。この製品は既存のIDPAシリーズの各製品の中では価格を抑えた「エントリーモデル」として位置づけられる。このことで、データ保護関連の全体コスト、特に運用コストに悩むユーザーも、より身近にハイレベルな重複排除機能やマルチクラウド環境でのシンプルな運用プロセスを利用できるようになる。そこで、今回はこの製品に深くかかわったDell EMCのTan Jit Chuan氏に話を聞いた。

Tan Jit Chuan

Dell EMC

Field CTO

APJ DPSチーフアーキテクト

 

今回市場投入した統合データ保護アプライアンス「IDPA(Integrated Data Protection Appliance)」シリーズの最新モデル「DP4400」は、「IDPA」シリーズの中で初のエントリーモデルとして位置づけられます。そのため、IDPAが提供するシンプルでパワフルなデータ保護機能を、より身近に利用できる製品といえるでしょう。

 

まず、DP4400のお話しを始める前に、なぜDell EMCがIDPAの提供を始めたかについて、お話しさせてください。

 

みなさんもご存じの通り、世界中で発生しているデジタルデータは、IDCの調査によると、2013年の4.4ゼタバイトから2020年には44ゼタバイトに増加するといわれています。

 

この爆発的な増加は、おそらくみなさん自身も実感していることではないでしょうか。組織で蓄積運用するデータ量は、毎年予想を上回る勢いで増え続け、それに対応するためのストレージコストはどんどん膨らんでいきます。それだけでなく、IT環境の変化から、データ保護の運用も複雑化し、思うようにデータ活用が進まないといった状況も出ているのではないでしょうか。

 

IT環境の変化、というものをもう少し具体的に考えてみましょう。

 

最大の変化はクラウドです。Dell EMCの調査でも、85%のエンタープライズ企業がマルチクラウド環境を目指しており、70%のCIOが、クラウドファーストの方針を掲げています。

 

これは、何を意味しているのか。データ保護の観点からいえば、従来の各部門、縦割りで行っていたデータ保護体制を切り替え、クラウドを活用しながら、あらゆる部門、部署、事業所などで発生するデータを統合的に管理するということになります。

 

このことで、ストレージなどのハードウェアから、管理ソフトウェア、そして運用担当者などの人的コストまで、可能な限り適正化することができます。また同時に、データ管理の壁を取り払うことで、より活発なデータ活用が実現するのです。

 

しかし、ここで新たな問題が発生するようになりました。

 

それは、クラウドも含めたITインフラの複雑化です。縦割りのデータ保護体制を低コストで変更するには、クラウドの利用が欠かせません。しかし、クラウドにはプライベートクラウド、パブリッククラウドの2種類があり、マルチクラウド体制ではこの両方をうまく活用していくことになります。そして、ITインフラには既存のオンプレミス環境もあり、これらを上手に組み合わせて、新しいデータ保護体制を構築していかなければなりません。

 

●マルチクラウド時代に求められるデータ保護体制のありかたとは?

 

たとえば、使わなくなったが廃棄することはできないデータを、利用料金がリーズナブルなパブリッククラウドのストレージサービスに移行する、ということが多くの企業で行われるようになりました。

 

しかし、一定のルールに基づいて自動的に古いデータをクラウドに移行できなければ運用プロセスが属人化してしまいます。さらにデータをパブリッククラウドに送信するコストや時間も考えなければなりません。そしてパブリッククラウドが安いといっても、データをそのまま保存しているのでは、やはり利用コストは次第に負荷となってきます。また、その古いデータを利用する必要が発生したときに、どれくらいの時間で社内システムに戻すことができるのか、ということも考える必要があります。

 

それからもう1つ、パブリッククラウドを災害対策(DR)用に利用するということも、昨今のトレンドになっています。この場合、データも含め、仮想マシンをコピーしてクラウド側に保存するわけですが、フェールオーバー、フェールバックを適正に実行できるか、ということも確認しておく必要があります。また、DRサイトの運用は別の管理製品で実行するしかない、というのでは、非常時の運用という意味で不安視されることになるでしょう。

 

「IDPA」がなぜ生まれたか、という背景には、こうした多様な環境でのデータ保護をできるだけシンプルに行いたいというニーズがあります。

 

将来のデータの増加量を予測したうえで、相当の期間対応でき、しかも予測外のIT環境の変化があっても追加のコスト負担は最小限。これこそ、当社のお客様が求めるデータ保護コンバージドアプライアンスなのです。

 

●2Uというコンパクトなアプライアンスが複雑な環境下でのデータ保護を実現

 

「DP4400」は、そのプラットフォームにDell EMC PowerEdgeサーバを採用し、さらに最新のNVMeフラッシュテクノロジーを活用しています。これにより、バックアップ、リストアのスピードも大幅に上がりました。ストレージ容量はオンプレミスで24テラバイト~96テラバイト、クラウドに追加で192テラバイトまで拡大できます。この容量は、2Uというサイズで提供可能な容量として、同クラスの他社製品よりも20%大きなものです。

 

最小構成の24テラバイトだけでなく、どの容量でスタートしても、それ以上の利用が必要なときは、追加のライセンスをお支払いいただくだけで、最大96テラバイトまで拡張でき、ハードウェアを買い足す必要はありません。

 

「DP4400」は、ほかの「IDPA」シリーズと同じくVMwareの仮想環境で55:1、それ以外でも高い重複排除率を誇ります。この能力は、他社製品を大きく上回るものです。この重複排除機能があるおかげで、ユニークなデータのみバックアップされるので、クラウドへの転送においても、暗号化された状態の重複排除後データを送ることができます。そのため、生のデータをそのまま転送するのに比べて98%帯域を少なくできます。

 

そして、「DP4400」は、こうした高い機能をわずか2Uの筐体で提供します。データの保存容量が増えても2Uのままなので、データセンターのコスト低減にも貢献できます。

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また「IDPA」ではシンプルな運用を可能にすることを目指しており、お客様からも高い評価をいただいています。「DP4400」でも、シンプルで直感的に理解できる管理コンソールを用意し、データの検索も素早く実行することが可能です。

 

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●企業規模にかかわらず適正なデータ保護環境を実現できる「DP4400」

 

クラウドへの対応についても、もちろん、「DP4400」は他社製品にはない機能があります。

 

パブリッククラウドをDRサイトに活用している場合、復旧後のフェールバック、つまり一度DRサイトで運用していた体制を従来の本番環境に戻すことが必要になりますが、「DP4400」が搭載するData Domain Cloud Disaster Recovery機能が、いつでも本番環境に戻すことを可能にします。

 

現在はオンプレミスのVMware仮想OSをAWSへフェールオーバー、およびフェールバックが可能で、近々にはAzureなど他のパブリッククラウドプラットフォームもサポートする予定です。

 

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また、この製品はご購入後、数時間で利用開始することが可能なように設計されており、何カ月もかけて改めてユーザー側で設定しなおすという必要はありません。

 

さらに、運用における自動化機能も充実させて、クラウド、オンプレミス間のデータ送信も簡単に設定できるようになっています。

 

また「DP4400」は、Dell EMCのストレージをご購入いただいたお客様に対するさまざまなお約束をさせていただく、「FUTURE-PROOF STORAGE LOYALTY PROGRAM注1」の対象製品にもなっています。重複排除率はもちろん、お客様満足度などもお約束させていただき、保守コストも明確にした上で保証し、この製品にまつわるすべてのコストを透明にしています。したがって、予測していなかったコストがご購入後に発生することはありません。

 

こうしたことができるのも、当社が「DP4400」の性能について高い自負をもっているからとご理解いただければと思います。マルチクラウドの時代はすでに到来しており、会社の規模にかかわらず、多くの企業にとって当たり前の環境となりつつあります。そうした環境で、適正にデジタルトランスフォーメーションを実現するためにも、「DP4400」の活用を検討していただければと思います。

 

《まとめ》

Jit Chuan氏は、「DP4400」は、EU一般データ保護規則(GDPR)などの厳しい規制なども念頭にいれて開発したと話す。エントリーモデルといっても、データ保護機能は従来の「IDPA」シリーズとほぼ同等の能力をもつこの製品は、データ保護にまつわる追加コストも含めた関連予算を圧縮したいユーザーから、大いに注目されるものとなるはずだ。

 

聞き手・構成

ITジャーナリスト 大西高弘

※注1:Dell EMC FUTURE-PROOF STORAGE LOYALTY PROGRAM

 

参考文献:Efficiently Protect Virtual Environments with Integrated Data Protection Appliances from Dell EMC(ESG Lab, February 2018)

 

 

【シリーズ:新時代のデータ保護】

1回:DellEMCDNAを融合させたData Domainシリーズの最新版「Data Domain DD3300」の魅力とは?

2回:最新のデータ保護アーキテクチャを適正なコストで構築するための秘訣

3回:今後、データ保護ルールの新デファクトスタンダードになる可能性もあるEU一般データ保護規則(GDPR)

4回:サイバー対策の最新トレンド「サイバー復旧」とは何か?

5回:Dell EMC、データ保護コンバージドアプライアンス「IDPA」のエントリーモデル「DP4400」を提供開始 シンプルでパワフルなデータ保護機能をより身近に

6回:近日公開予定

※本記事は元々"kawaman"の個人ブログスペースに投稿しておりましたが、DECNからDELLコミュニティへのコミュニティ統合に伴う移行影響で"日本語コミュニティ"ブログ側に付け替えさせていただきました。



VxRail 4.5.210が先日リリースされ、GW中にリリースされたばかりのvSphere6.5 Update 2が早速実装されました。

パッチリリースではないマイナーバージョンアップも即座に適用してくるところは、Vmware側と密に連携して開発している事の現れですね。

 

■VxRail 4.5.210 へのアップグレードに関して

早速弊社でもアップグレードと、ファクトリーリセットからの初期セットアップを試しました。


※アップグレードに関しては、過去の本ブログにもその手順を記していますが、適用手順は従来通りでSupport EMCサイトからアップグレード用のパッケージをDLして適用するか、VxRail Managerがインターネットに接続されている環境であればオンラインでのパッケージDLと適用が可能です。


アップグレードをDELLモデル(E460F)への適用を試したところ、4Node構成の内部vCenter構成の場合で約6時間と、今までより長いメンテナンス時間が必要でした。

これはBIOSやSAS HBAのファームウェア、iDRACなど、ハードウェア関連のソフトウェア更新時のESXiホスト再起動と、ESXi への6.5u2適用時の再起動で複数回再起動が走るため、従来より長めの時間を要しています。

 

■ vSphere 6.5 u2での不具合改善とその影響について


VxRailに限らず、vSphereでは長いこと「冗長電源の片系断をアラームで検知できない」不具合がありました。

これが6.5u2でようやく修正されました。

 

お客様先でシステム導入時の障害検証で正しく検知されない、といったこともなくなります。

 

-- リリースノートからの抜粋 --

vSphere Web Client で、一部のハードウェア健全性ステータス アラームが失われ、センサーが誤ったグループに表示される可能性がある

ハードウェア センサーからの問題、または接続されていない電源などのハードウェアの問題によって、vSphere Web Client の [ハードウェア ステータス] タブでアラームがトリガされない可能性があります。ハードウェア センサーが、誤ったカテゴリに表示される可能性があります。たとえば、ストレージからのセンサーが電圧グループに表示される可能性があります。

本リリースで、この問題は修正されました。

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ただ、検証環境やデモ環境などで設備の制限で片系しか給電できなかった環境では、

6.5u2適用と同時に一斉にホストにレッドアラームが表示されてしまい、非常に見た目が悪くなってしまいます。

 

実際に弊社環境でも、アップグレード前は正常だった(正常に見えていた)クラスタが、一気にレッドアラームが点きっぱなしになりました。

VxRail_4.5.210_20180512_016.png

 

この状態はVxRail Managerの健全性チェック(診断)でも引っかかります。※前のバージョンは引っかからなかった…

VxRail_4.5.210_20180512_014.png

 

VxRail 4.5.210 での初期セットアップやノード拡張時に片系電源だけでの構築、拡張は問題ありませんでしたが、

今後バージョンアップの時などクラスタの正常性確認が走る際に、このエラーがあると何か影響しそうな予感です。

 

もし、Web Clinet上の見栄えが気になるけれども、検証環境やデモ環境のファシリティの制限で片系電源しか用意できない場合は、

「ホストのハードウェアの電源状態」という、vCenterのトップ階層に設定されたデフォルトのシステムアラーム定義を無効化することでアラームは表示されなくなりますが、本来のアラームの目的とは真逆の設定なのでご注意ください。

※個別のホスト、クラスタでアラームを無効化したい場合は逆のカスタムアラームを作成すれば打ち消せるかもしれませんが、少し面倒そうなので時間ができたら試します。

VxRail_4.5.210_20180512_021.png

 

※アラームを無効化してもVxRail Managerでの診断には引っかかりました。アラームの無効化の分、若干エラーの検知個所は減っています。

VxRail_4.5.210_20180512_023.png

 

■ 気になる改善点


VxRail 4.5.210でのアップグレード周りの機能改善点として、VxRail 4.5.200以前では、最小3Nodeで構成された場合はアップグレード時の事前チェックを無効化する必要ありましたが、4.5.210からは3Node構成でも通常と同じようにアップグレードができるようになったようです。

※ 4.5.210から次のバージョンへの更新で確認できるはずなので、次期パッチリリース時に試してみます。

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